パンクラス主催
「PANCRASE 2007 RISING TOUR」
2007年2月4日(日)大阪・梅田ステラホール
開場15:00 開始16:30
▼第8試合 フェザー級戦 5分3R
○前田吉朗(パンクラス稲垣組)
TKO 1R4分36秒 ※レフェリーストップ(パウンド)
●井上 学(U.W.F.スネークピットジャパン)
昨年11月、PRIDE武士道でジョー・ピアソンに秒殺負けを喫した前田吉朗が、久々に大阪のリングに凱旋。メインでパンクラス6戦無敗の戦績を誇る井上学と対戦した。
開始早々、ミドルキックで井上をコーナーに詰めた前田は、そこから速攻でテイクダウンを奪取。まずは上体を固め、パウンド&鉄槌を振り下ろしていく。その後、スタンドからの再開となっても飛びヒザ蹴り、パンチなどで攻め手を緩めない前田。井上も片足タックルでテイクダウンを狙うが、倒しきるまでには至らない。
試合が動いたのは井上が再度、片足タックルを仕掛けた場面。がぶって井上の体勢を崩すと、前田が横倒しになった井上の顔面に踏みつけを一閃。これがドンピシャで決まり、すかさずパウンドで追い討ちをかける。ダメージの大きい井上は防御することができず、3発パウンドが入ったところでレフェリーが試合を止めた。
「相手が無敗男? こっちは全勝男だったんですよ。無敗と全勝は違いますから。今日は動きが硬かったんですけど、とりあえずは満足ですね。ここ1年くらい試合をしていないような感じだったんで、自分の中でやっと年越しできたような感じです。今年の目標は去年の延長ですね。去年の分を埋めて、年末までにチャラにできればいいなと思います。あとは海外でも試合をしてみたいですね。パンクラスが海外で動いているみたいなんで。それ以外では怖い稲垣組を見せていこうと思っています」(前田)
▼第7試合 フェザー級戦 5分2R
△藤本直治(パンクラス稲垣組)
ドロー 判定0-0 ※20-20、20-20、20-19
△砂辺光久(REAL)
藤本がアピールする形で実現したフェザー級サバイバルマッチは、予想通り実力拮抗の闘いとなった。1R、まずはタックルでテイクダウンを奪った藤本が、インサイドガードの状態から思い切りのいいパウンドを打ち込んでいく。下から砂辺も関節技をしかけていくが、藤本は隙をみてサイドを奪取。ここからバックマウントに移行するなど、1Rは藤本が優位に試合を進めた。
2R、またもテイクダウンを奪われた砂辺だが、スタンドに戻すと豪快な投げで初めて上になることに成功。そこからサイド、バックマウントと移行し、前半分のロスを取り返す。結果、両者ともに決定打を許さず、判定0-0のドローとなった。
「藤本選手はうまいですね。やりたいことを、やらせてもらえなかった。ランカーの壁を見せたかったんですけど、申し訳ないです。練習中に宮城のミドルでアバラにヒビが入っちゃいまして(苦笑)。まあ、でも首の皮一枚つながったと思うんで、4月8日の沖縄大会ではパンクラスの強さを見せたいと思います」(砂辺)
「僕的には勝ったかと思ったんですけど、自分を出し切っての結果なんで判定には納得しています。今日は噛み付いてでも反則をしてでも、勝ってやろうと思っていました。もちろん反則はしないですけど。今後は狂喜乱舞というか、アイツとは試合したくないと相手に思わせたいですね。」(藤本)
▼第6試合 ミドル級戦 5分2R
○鳥生将大(パンクラスism)
判定2-0 ※20-19、20-20、20-19
●国本起一(総合格闘技道場コブラ会)
ism第2戦となる鳥生は終始、タックルでテイクダウンを奪い上からパウンドを打ち下ろす。なんとか形勢を逆転させたい国本だが、鳥生のディフェンスも固く、なかなかペースを握ることができない。結果、ポジショニングで上回った鳥生が判定2-0ながら勝利。パンクラスゲートに続き、国本から勝利を奪った。
▼第5試合 ウェルター級戦 5分2R
○花澤大介13(総合格闘技道場コブラ会)
タップアウト 2R3分3秒 ※パウンド
●アニマル(PUREBRED大阪)
▼第4試合 ライト級戦 5分2R
○武重賢司(パンクラス稲垣組)
TKO 1R4分27秒 ※レフェリーストップ(肩固め)
●米澤迅三朗(グレイシーバッハ東京)
▼第3試合 ライト級戦 5分2R
○毛利昭彦(毛利道場)
一本 1R1分34秒 ※腕ひしぎ十字固め
●宮崎裕治(総合格闘技道場コブラ会)
▼第2試合 フェザー級戦 5分2R
○宮城友一(REAL)
判定3-0 ※20-19、20-19、20-19
●レッドスレイヤー・ガイ(総合格闘技夢想戦術)
▼第1試合 フェザー級戦 5分2R
○パンチィー山内(総合格闘技道場コブラ会)
判定3-0 ※20-19、20-19、20-19
●長谷川孝司(パンクラス稲垣組)
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