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【K-1】シュルト、逆転KO勝利でSヘビー級王者に! 武蔵、ホンマン、バンナが敗れる大波乱

2007/03/04

FEG/フジテレビ
「K-1 WORLD GP IN YOKOHAMA」

2007年3月4日(日)神奈川・横浜アリーナ
開場14:00 開始15:00 観衆=9.650人(主催者発表)



▼第9試合 K-1スーパーヘビー級初代王者決定戦 K-1ルール 3分3R延長2R
セーム・シュルト(オランダ/正道会館)
KO 2R0分24秒 ※左ストレート
レイ・セフォー(ニュージーランド/レイ・セフォーファイトアカデミー)
※シュルトが初代スーパーヘビー級王者に就く。

 微笑を浮かべながらリングに向うセフォー、シュルトは空手衣を着ての入場だ。タイトルマッチ宣言が行われ、両国の国歌吹奏の後、初代スーパーヘビー級王座決定戦がいよいよ始まる。

 1R、シュルトが右ローから圧力を掛けて前に出る。その直後、セフォーが左右のフックでラッシュ! シュルトをロープに追い詰めて大歓声が沸き起こる。冷静なシュルトは左の前蹴りで突き放し、左ハイキックへ繋げる。

 セフォーがパンチで入っていこうとすると、ジャブで迎え撃つシュルト。セフォーは両腕ぶらりのノーガードで場内を沸かせ、シュルトのパンチとヒザ蹴りを体を捻ってかわしていく。フックで対抗するセフォーをシュルトが捕まえてヒザ蹴り。

 その直後、ゴングと同時にセフォーの左フックがヒット! 続く足払い気味の右ローでシュルトの巨体が崩れ落ちてダウンになった! “まさか!”という表情で横倒しになったシュルトだったが、カウント以内に立ち上がりラウンド終了となった。

 2R、左前蹴りを多用するシュルト。近付くとヒザ蹴り、セフォーがフックで前に出たところで、シュルトが左ストレートをカウンターでアゴに突き刺す! 今度はセフォーが大の字にダウン! セフォーは立ち上がることが出来ず、シュルトの逆転KO勝ちとなった。

「この勝利で自分が真の王者だと証明されたと思います」シュルトは改めての“絶対王者”宣言。新設された白いスーパーヘビー級王座のベルトを腰に巻いた。

●シュルトのコメント
「ベルトがもう一本増えて嬉しい。実は練習中に左のつま先を痛めて得意の前蹴りをあまり出せなかった。そのためセフォーに思った以上に間合いを詰められたと思う。セフォーはかなり対策を練ってきただろうが、結果として俺はそんなに簡単じゃないよ。

 つま先の怪我があったから、運よくダウンを取れたというだけのこと。正直言うと、あれはパンチの衝撃で倒れたのではなく、押されて倒れただけ。

 防衛戦の相手は特に希望はないが、王座決定戦の相手がなんでセフォーなのかという疑問があった。セフォーだという理由が分からない。これからはランキングを作ってもらって、挑戦者を決めてもらった方が俺も楽しい」



▼第8試合 K-1ヘビー級(100kg以下)タイトルマッチ挑戦者決定戦
K-1ルール 3分3R延長2R
藤本祐介(日本/MONSTER FACTORY)
KO 延長1R1分23秒 ※左ハイキック
武蔵(日本/正道会館)

 ヘビー級ベルトへの挑戦権を賭けて、日本人二人が激突。日本人最強の座はどちらのものになるのか?

 1R、オーソドックスに構えた武蔵に藤本が右ローを放っていく。パンチを温存して左右のローを放っていく藤本、武蔵はジャブ。武蔵の左ミドルと藤本の右フックが交錯する。藤本も左ミドル、武蔵は右ロー。藤本の動きがいい。

 2R、武蔵のジャブに左ミドルを合わせる藤本。武蔵がワンツーを放って左ミドル。前に出る武蔵に藤本の左フックが空を切る。

 圧力を掛けていくのは武蔵だが、距離を詰めると藤本のパンチが飛んでくるため攻撃に繋がらない。藤本のワンツー、左アッパー。武蔵のパンチは空を切る。藤本の蹴りによる優勢が目立つ。

 3R、武蔵がサウスポーになって左ミドルを連発していく。藤本も右を伸ばす。武蔵のテンカオに藤本が左右のフックを返し、武蔵が右ストレートで突っ込むとやはり藤本が左右のフックで迎え撃つ。武蔵が前に出ると藤本は右インローでバランスを崩させ、パンチへ繋げていく。

 武蔵の左ハイ、すぐに左右フックを返す藤本。カウンターを警戒するためか、武蔵の攻撃が繋がらない。武蔵が右のストレートを出して前に出るも、藤本は左右のフックから組み付く。そして、ラスト数秒のところで藤本の右フックがヒット! 一気にパンチでラッシュを掛ける藤本! そこでゴングが鳴った。

 判定は30-30、30-29、30-30で藤本に1票入るもドロー。延長戦へ突入することになったが、角田競技統括プロデューサーがリングに上がり、「両選手、これはヘビー級挑戦者決定戦の大事な試合です。それなのに組み付きが多い! このような展開が続くなら両者失格にします!」と檄を飛ばした。

 延長戦、武蔵の左ハイに藤本が右フック。武蔵のジャブに藤本の飛び込み様の左がヒット! 武蔵が大きく仰け反る。武蔵も右ストレートで前に出るが、藤本が組み付く。ブレイクの後、一瞬間をおいて藤本まさかの左ハイキックがヒット! 前のめりに武蔵が崩れ落ちる! なんとノックアウト! 武蔵の牙城がついに崩れ落ちた!

 世代交代を成し遂げた藤本は「次、ヘビー級タイトルマッチ必ず勝ちます! 応援よろしくお願いします」とハリ戦へ向けて雄叫びを挙げた。

●藤本のコメント
「テクニック自体はそんなに変わってないですが、僕が経験を積んでスピードも上がってそれで勝てたと思います。相手のペースに乗らないように自分の中で気持ちを抑えました。3R残り15秒のラッシュで効いていると確信しましたね。それで延長でハイキックを出してみたら上手いこと当たったという感じ」

●武蔵のコメント
「正直言って、いつもサウスポーで行くんですが今回オーソドックスにしたのは右足を痛めていた部分があり、距離を作っていくことが出来ませんでした。オーソドックスで闘うのは慣れていないのでちょっと見合ってしまった。(怪我の原因は)体重を落とすのがしんどくて負担がかかったためです。悔しい気持ちはありますが、藤本にはタイトルを獲ってもらいたい」




▼第7試合 K-1ヘビー級(100kg以下)タイトルマッチ挑戦者決定戦
K-1ルール 3分3R延長2R
バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)
KO 2R2分46秒 ※右ストレート
ルスラン・カラエフ(ロシア/フリー)

 昨年のワールドGP開幕戦で生まれた因縁の決着戦。K-1史上に例を見ない遺恨マッチが始まる。カラエフが返り討ちにするのか、それともハリが前回の敗戦を払拭するのか?

 1R、ハリのローに左フックを合わせたカラエフ。それを合図にいきなり打ち合いが始まる! 両者のパンチとキックが激しく交錯。カラエフのバックキック、ヒザ蹴り。ハリのロー&ハイキック。

 カラエフは飛び込むような右フックからロー、ハリはカラエフの攻撃をかわしながら右ローを叩き込んでいく。カラエフの飛び込み様の右ストレート、ハリもすぐに右フックを返す。スピード感溢れる攻防に場内が沸く!

 2R、パンチで前に出るカラエフ、勢い余ってハリがトップロープから転落しそうになる。前に出るカラエフだが、ハリはうまくかわしながら左フック、ローを合わせる。鼻血が酷くなったカラエフにドクターチェック。

 前に出るのはカラエフだが、ハリがカウンターをとっていくのでカラエフはやりにくそう。フックで前に出るカラエフにハリがハイキック。カラエフの伸ばした左がヒットし、続く右アッパーからの左フックでハリがダウン! 

 ところが! 立ち上がったハリにカラエフがトドメを刺そうと突っ込んだ瞬間、カラエフの左フックにハリがインから右ストレートのカウンター! これがズバリと決まり、ハリが大逆転のKO勝ち! 瞬時の逆転劇に場内が騒然となる。最初から最後まで目が離せない、スピード感溢れる名勝負だった。

 ハリは「次、4月28日のタイトルマッチ。タイトルは俺のものだ!」と高らかにヘビー級王座奪取を宣言した。なお試合後、谷川イベントプロデューサーは「カラエフは熱があった」ことを明かしている。


▼第6試合 K-1ルール 3分3R延長2R
マイティ・モー(アメリカ/シャークタンク)
KO 2R0分50秒 ※右フック
チェ・ホンマン(韓国/フリー)

 ホンマンはいつものようにダンスを踊り、歌を歌いながらの入場。場内は総立ちで大いに盛り上がる。

 1R、ホンマンはジャブ&ローと前蹴りで距離を取る。モーはジャブを出しながら距離を詰め、大振りの右フック! これは空を切る。モーは再びジャブから入って右フック。空振りする度に場内から驚きの声が挙がる。突進するモーへホンマンが左右フックからヒザ蹴り。

 ホンマンの空振りを誘ってモーが左右のフックでホンマンを下がらせる。モーの右フックが炸裂! ホンマンは左のミドル、必死の形相で前蹴りを出しながら前へ出る。

 2R、ホンマンの左ジャブの引き際に合わせたモーの右フックがジャストミート! 仰向けに大の字となって倒れるホンマン! モーのKO勝ち! 

 ついにホンマンが倒れた! 横浜アリーナは二試合連続の番狂わせKOに沸きに沸く。試合後にも観客を総立ちにさせたのは、モーの方だった。




▼第5試合 K-1ルール 3分3R延長2R
澤屋敷純一(日本/チームドラゴン)
判定 3−0 ※30−26、29−27、29−26
ジェロム・レ・バンナ(フランス/レ・バンナエクストリームチーム)

 R.I.S.E.のヘビー級で活躍し、J-NETWORKのヘビー級チャンピオンでもあるホープ澤屋敷。K-1で2戦目にしてバンナと対戦するという大抜擢を受けた。“カウンタードラゴン”の異名を取る得意のカウンターで、大番狂わせを起こすことが出来るか?

 1R、ゴングが鳴ると澤屋敷はリングを大きく使ってサークルを描く。サウスポーのバンナに対して、左回りだ。圧力を掛けていくバンナはロープに詰めての右フックを放つが、澤屋敷が右フックのカウンターでなんとダウンを奪う! 

 倒し返そうと焦って迫るバンナに足を使う澤屋敷。右フックで襲い掛かるバンナ、ステップで距離をとる澤屋敷にバンナは立ち止まって疲れたような表情を見せる。

 2R、バンナがグッと前に出る。リングいっぱいにサークルを描く澤屋敷、それを追うバンナ。襲い掛かってくるバンナのフックを掻い潜り、カウンターのチャンスを狙う澤屋敷は決して打ち合いはせず足を使って距離をとる。

 迫るバンナに澤屋敷の右がヒット、バンナも右を打ち返す。右のジャブから左ストレート、右フックを振るうバンナ。澤屋敷は間一髪のところでかわし、足を使ってバンナから距離をとる。追いかけるバンナは疲れが見え始めた。

 3R、バンナが一気に距離を詰め、左右のフックを飛ばすが距離をとる澤屋敷。消極性の注意を受けると右インローを放ち、再び右のカウンターをヒットさせる。バンナは澤屋敷を追って左アッパー、そこへ澤屋敷が左右のフックをリターン。前に出て左右フックを放つバンナ。

 しかし、バンナの右ストレートをかわした澤屋敷が左フックをかぶせる! バンナのマウスピースが吹っ飛ぶ! 大きく腰を落とすバンナ! さらに追い討ちの左フックでバンナがダウン! 

 そしてラウンド終了のゴング! K-1で2戦目のR.I.S.E.出身ヘビー級ファイター澤屋敷が、日本人初のバンナ越えを達成する大番狂わせを演じた。




▼第4試合 K-1ルール 3分3R延長2R
ザビッド・サメドフ(ベラルーシ/チヌック)
判定 2−0 ※30−29、30−30、30−29
中迫 強(日本/ZEBRA244)

 14歳からK-1の舞台に憧れていたというサメドフ。初参戦でインパクトを残すことが出来るか? 中迫は短いドレッドヘアで登場。

 1R、ステップを踏みながら前に出るのはサメドフ。低く構えてハイキックを飛ばし、フックに繋げていく。中迫は前蹴り。サメドフがコーナーへ詰めてボディと顔面へフックを集める。中迫もミドルからストレートを狙うが、よく動くサメドフを捕らえきれない。

 頭を低く潜り込ませて左右フックを繰り出すサメドフ、中迫は右ロー。ジャンプしての右ストレートで中迫がロープへ下がり、一気にサメドフがラッシュをかける。

 2R、両者がハイキックを飛ばし合い、中迫はジャブを伸ばす。右ローを当て、サメドフが懐に入ると右のショートアッパーを合わせる。サメドフが入ってくると左ミドルを合わせる中迫だが、ジャンプするサメドフの左フックをもらってしまう。

 懐に入って左右のフックを放つサメドフを、ホールディングする中迫。今ひとつ噛み合わない展開が続く。

 3R、前に出る中迫はパンチを出すが、サメドフの左右フックのスピードに追いつかない。

 ならばと懐に入るサメドフへヒザ蹴りを突き刺す中迫。しかし、サメドフのバックブローに対してハイキックを空振りしたところでサメドフの左フックをもらってしまい、連打にさらされる。

 離れて闘いたい中迫と懐に入りたいサメドフ。距離が合わずに組み合ってしまい、クリンチが多い。中迫は接近して連打を繰り出すが、サメドフが首相撲に持ち込んで試合終了。




▼第3試合 K-1ルール 3分3R延長2R
アレキサンダー・ピチュクノフ(ロシア/極真会館)
KO 1R2分27秒 ※3ノックダウン
堀啓(日本/チームドラゴン)

 極真カラテの世界大会で第3位の実績を誇るピチュクノフと、かつては大道塾に所属していた堀の空手対決。ピチュクノフも長身(194cm)だが、上背では堀が4cm上回っている。

 1R、サウスポーから左のインローを放っていく堀。ピチュクノフは左右のストレートを出して前に出て行くが、堀はローを蹴り返してハイキックへ繋ぐ。順調に飛ばしていたかに見えた堀に、ピチュクノフは上段後ろ廻し蹴りでロープに詰まった堀へ、その回転を利用しての左フック! 

 堀がダウンする。ピチュクノフが一気に前へ出て、左ハイキックから左フック二発、これで堀が二度目のダウン! 

 堀は左ハイキックで応戦しながらステップで下がり、何とかこのラウンドを凌ごうとするが、ピチュクノフが打ち合いに来たところで打ち合ってしまい、左アッパーからの左フックをもらってKO負けを喫した。ピチュクノフは連勝記録を「4」に伸ばしている。




▼第2試合 K-1ルール 3分3R延長2R
グーカン・サキ(トルコ/ゴールデングローリー)
TKO 2R終了時 ※セコンドからタオル投入
天田ヒロミ(日本/コシ・トラスト)

 ハリッド・“ディ・ファウスト”が急病のため、急遽出場が決まったグーカン・サキ。オランダGPでイグナショフを破って準優勝を飾っているトルコ出身の蹴り主体ファイターだ。このチャンスをモノに出来るか? 一方の天田はタイ修行の成果を出したいからと試合を直訴、自ら臨んだ試合で成長を見せられるか。

 1R、サキが右ローで先制。天田はパンチで前に出ようとするが、前蹴りで跳ね返される。顔面をブロックしながら左右のローを蹴っていくサキ、天田がパンチで入っていこうとするとブロックしながら下がっていく。

 サキの左ハイが天田の頭部をかすめると、天田は左ローからパンチへ繋げていく。天田は押しての左ロー、サキは天田の前足(左)にインとアウトのローを集中。天田のパンチをよく見ながら、確実にローをヒットさせていくサキ。

 2R、前に出るのは天田だが、サキは下がりながらも確実にローをヒットさせていく。時折ハイキックも飛ばす。右ロー、左インローを天田の出足に合わせて面白いようにヒットさせるサキの上手さが光る。左インローで天田の動きが止まった! 

 前に出るサキが左インローを連打するが、深追いはしない。天田が左右フックで勝負をかけると前蹴りで突き放し、左インローを的確に当てるサキ。パンチで前に出る天田へ、左インローを同じ位置に正確に蹴りこんでいく。

 サキの右ストレートからの左インローでガクッと膝を折ってロープにもたれかかり、天田がスタンディングダウンを宣告される! 何とかファイティングポーズをとった天田だったが、もう一度インローをもらってゴングが鳴ると苦痛に顔を歪めてバッタリとその場に倒れてしまう!

 何とかコーナーへ戻った天田だったが、インターバル中にセコンドからタオルが投入され、サキが勝利で日本デビュー戦を飾った。




▼第1試合 K-1ルール 3分3R延長2R
野田 貢(日本/シルバーアックス)
判定 3−0 ※29−27、30−28、29−27
シリル・アビディ(フランス/ブーリーズ)

 学生相撲出身の“浪速のマイトガイ”野田が、K-1のベテラン戦士アビディを相手にK-1デビュー戦を飾る。セコンドには金泰泳。アビディは2年ぶりの日本のリングとなる。

 1R、野田が右ローから右フックで前に出る。アビディを押しながら右フック。左ローを蹴るアビディを突き飛ばし、突進するも左フックをモロにもらう。野田がパワーでプッシュしながら左右の連打、コーナーへ詰めてのヒザ蹴り。

 押しての左右フックで前に出る野田にアビディも下がりながら左右のパンチを出し続ける。疲れの見える野田は組みが目立つ。

 2R、野田の突進に下がりながらも右のハイキック、ミドル、左右のパンチを放つアビディ。しかし、ロープに詰めた野田が左右のフックでスタンディングダウンを奪う! アビディはハイキックで応戦、野田は構わず突進して左右フックの乱れ打ち。野田が右フック、左アッパー。アビディのパンチをもらっても怯まずにロープへ押し付けて連打する。

 コーナーで野田が左右フックとボディへのヒザ蹴り。野田がクリンチに行ったところで野田の額部から出血が見られ、ドクターチェックとなる。バッティングだ。アビディはようやく自分から前に出て右ロー、野田もパンチを出しながら突進だ。アビディは左ミドルと組んでのヒザ。アビディがかなり回復したように見える。

 3R、やはり突進する野田にアビディもロープを背負って左右フックを打ち返す。野田の出血が酷くなり再びドクターチェック。再開後、アビディのフックがヒット! 野田も前に出て打ち合うが、アビディの左右フックとハイキック。それでも野田は突進して距離を潰し、左右のフックとヒザ蹴り、そしてまた左右のフックと一歩も退かない。

 右の
アッパーを伸ばしたアビディだが、これは空振り。押しながらパンチを出し続ける野田、その圧力にアビディは下がらざるをえない。アビディが転倒し、ブレイクになって再開すると野田は猛突進! 3Rフルに前に出続け、手を出し続けた野田が金星を奪った。久しぶりに日本人のホープが誕生!

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