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【スマックガール・夜の部】女王しなしさとこが薄氷の王座初防衛!

2007/03/11


キルゴア/スマックガール実行委員会
「SMACKGIRL2007〜女王は新宿の夜を赤く染るか?〜」

2007年3月11日(日)東京・新宿FACE
開場17:30 開始18:00



▼メインイベント スマックガールフライ級女王タイトルマッチ SGS公式ルール5分3R
○しなしさとこ(初代女王/フリー)
判定2−1
●瀧本美咲(挑戦者/空手道禅道会)
※しなしが初防衛に成功。

 2002年3月と2003年8月に2度対戦している両者。いずれもしなしが勝っているが、2戦目は瀧本が追い込む場面も見られた。3度目の対戦で勝利するのはどちらか!?

 ブラジルでの武者修行を終えたばかりのしなしのセコンドには青木真也がつく。赤いサンボ衣でリングインすると、赤い紙テープがリングを染めるかのように投げ込まれた。

 1R、パンチを放つ瀧本に組み付いたしなしは必殺の首投げ。崩されたまま上を取ったが、寝技30秒ルールでスタンドに戻される。

 しなしは右フックから組み付きに行くも、瀧本が逆に上のポジションをとり、亀になるしなしに膝を落とした。立ち上がったしなしは執拗にタックルにいき、瀧本がグラウンドでコントロールする展開が続く。しなしは一本背負いを放つも潰されてしまい、いい場面はない。

 2R、打撃のプレッシャーをかける瀧本が投げを放つと、しなしの足がロープにひっかかってしまう。しなしが逆に投げ返し、腕十字の体勢へ。腕は完全に伸びきったのだが、瀧本は回転しながら30秒間耐え続けスタンドに戻される。瀧本の踏ん張りに場内は大盛り上がり!

 瀧本の足をキャッチしたしなしはドラゴンスクリューのような投げを仕掛ける。そして足関節を狙ったが、瀧本は極めさせない。スタンドから再開も、執拗に足を取りに来るしなしのバックを瀧本が制す展開に。その後も、しなしが仕掛けるタックルはがぶられる上に、投げは潰され、なかなか自分のペースは作れない。

 3R バックブローを放つしなし。そしてテイクダウンすると両者は足を取り合った。浴びせ倒しから上を取ったしなしだったが、攻めあぐねる。自分の思った通りにいけないもどかしさからか、しなしは「あー!」と大声。

 しなしは再び投げ。潰すようにバックを取った瀧本はスリーパーを仕掛けたが逃げられた。何度もテイクダウンするしなしだが、瀧本のディフェンスがうまくなかなか攻めきれない。逆に瀧本が腕十字を取りにいく場面も。残り時間僅かとなり、瀧本がヒザ蹴りを放ち、しなしが膝をついたところでゴング。

 2−1で判定は割れたが、しなしが勝利して初防衛に成功した。

●しなしのコメント
「みんなのおかげで勝ちました。瀧本選手は強く、勝てて嬉しかったです。2Rに腕十字を極めたのが勝利の分かれ目でしたね。何度も投げが潰されましたが、心の乱れはなかったです。ベルトは渡したくなかったので、戻ってきて良かったですね。こんなに泣いたのは初めてですよ。早くブラジルに帰りたいです(笑)。今年は色んなところで試合がしたいですね。世界進出が夢です」

●瀧本のコメント
「練習すればしなし選手には手が届く人だと感じたので、これから頑張ります。打撃でつめる作戦だったのですが、相手の威圧感で押されてしまいました。




▼第7試合 スマックガール ミドル級女王次期挑戦者決定戦 SGS公式ルール ミドル級5分2R
○端 貴代(和術慧舟會東京本部) 
一本 1R2分47秒 ※腕ひしぎ十字固め
●シビル・スター(米国/Dan Severn's Blood Thirsty Army)

 SGQTの無差別級&ミドル級優勝の端に対するは、総合格闘技で一時代を築いたダン・スバーンの弟子スター。

 1R、打撃の圧力をかける端は一気にコーナーにスターを追い込む。端のローが面白いようにヒットし、グラウンドへと引き込んだ。スタンドから再開後、端は右ストレートをヒットさせるとテイクダウン。上をとると冷静に腕をキャッチし、腕十字で勝利した。ミドル級次期挑戦者となった端は、女王・赤野仁美と闘うことになる。




▼第6試合 SMACKGIRL KILLER QUEEN TOURNAMENT SGS公式ルール フライ級5分2R
○舞(チーム品川)
判定2−1
●吉田正子(フリー)

 1R、ライト級から階級を落とした舞の顔面に、吉田の右ストレートが面白いようにヒットする。そのまま飛びつくように吉田は引き込んだが、舞が寝技で顔面へのパンチを打ち注意を受ける。

 再開後、舞の打撃に押された吉田は尻餅をついたが、腕十字で迎撃に。打撃を触り程度に出すと、吉田はスタイルを変えたかのように寝技に引き込む展開に。 

 2R、勢いよく舞はパンチ連打を仕掛けるが、吉田は引き込み、スタンドの展開を嫌がる。ガードポジションの吉田の牙城を崩すことが出来ない舞。逆に吉田はテイクダンし、上を取るが展開は作れないまま。僅差の判定で舞が勝利した。


▼第5試合 スーパーギャルズミックス杯無差別級トーナメント準決勝 SGS公式ルール 無差別級5分2R
○武田美智子(空手道禅道会)
判定3−0 
●たま☆ちゃん(巴組) 

 開始と同時に、たま☆ちゃんが胴廻し回転蹴り。そのまま上を取った武田だったがスタンドへと戻される。組み付いた武田はフロントチョーク。首を引っこ抜いて防御のたま☆ちゃん。

 左ハイをかわした武田は首投げを放ち、サイドポジションへ。そのまま絞め上げたがブレイク。たま☆ちゃんの打撃に付き合わない武田がロープに押し込む展開が続く。

 2R、突っ込んで来るたま☆ちゃんをキャッチした武田がグラウンドに持ち込むも、攻めあぐねた。突き放したいたま☆ちゃんはストレートを出すが、執拗に武田が組み付く。寝技に引き込んだたま☆ちゃんは三角絞めを出すが極めきれない。その後も武田が首投げで有利に試合を運んだまま終了した。




▼第4試合 フルコンタクト空手特別試合 2分2R延長2分
○小林由佳(西山道場)
判定3−0
●佐藤智恵(極真会館 田町道場)

 1R、小柄ながらも手数が多いのは小林。突きの連打でガンガン追い込む。一方の佐藤は自分の距離を取ろうと、後ろ廻し蹴りなどで突き放すが、小林は攻撃の手を緩めない。 

 2R、変わらず突きと下段蹴りで追い込むのは小林。佐藤も下段、中段を返していくが、終盤には押されるかたちとなり、手数の多かった小林が勝利した。






▼第3試合 スーパーギャルズミックス杯無差別級トーナメント準決勝 SGS公式ルール 無差別級5分2R
○HIROKO(巴組)
判定3−0
●唯我(演劇集団純情維震軍) 

 1R、開始後のHIROKOの前蹴りで尻餅をついた唯我。チャンスとばかりにHIROKOは打撃ラッシュで追い込むが、ひるむことなく唯我が上をとる。なおも打撃で攻め込むHIROKOに片足タックルの唯我。倒れないとみるや胴タックルでテイクダウンに成功した。

 そのままマウントポジションをとったが、攻めあぐねてしまう。リーチ差のあるHIROKOはパンチとヒザ蹴りで優位に。唯我が一本背負いを放つも、潰されてしまう。

 離れるとHIROKOの打撃が入る展開に。寝技に持ち込みたい唯我だが、HIROKOの打撃の前に押されてしまう。

 2R、打撃をもらいながらも唯我はテイクダウン。ガッチリとHIROKOはガードを固めるために展開は作れない。ローを打たれながらも前に出る唯我。HIROKOを浴びせ倒すが、上を取るだけに終わってしまう。HIROKOのジャブが入り、唯我のパンチは空をきる。残り時間僅かのところ、HIROKOは腕十字で伸ばしにかかったが終了のゴング。HIROKOが決勝に駒を進めた。


▼第2試合 SMACKGIRL KILLER QUEEN TOURNAMENT SGS公式ルール フライ級5分2R
○兼谷絵里(和術慧舟會A3)
判定3−0
●関由紀子(巴組)

 1R、打撃でプレッシャーをかける関はタックルを仕掛けるが、兼谷に上をとられてしまう。再開後、首相撲からヒザ蹴りの兼谷を関がコーナーに押し込む。しかし兼谷が上を取る形でテイクダウンするも、寝技制限ルール内に仕留めれず。打撃に一切付き合わない関は変わらず組み付きに行くが、兼谷に必ず上を取られる展開が続く。

 2R フック連打でくる関を首相撲で振り回した兼谷が腕十字狙い。なおも打撃戦が続くが、必ず上になるのは兼谷。防御に阻まれて攻めれない。残り時間僅かのところでも兼谷が極めにかかるが無駄足に。終始主導権を握り続けた兼谷が勝利した。


▼第1試合 55kg契約 5分2R
○藤野恵実(和術慧舟會GODS)
1R2分34秒 ※ストレートアームバー
●岡田 円(西山道場)

 空手衣で登場の岡田。突進してきた藤野に対し、岡田はかかと落とし。そのまま組み付いた藤野は押し込むように上を取り腕十字へ。しかし30秒以内に決めきれない。

 なおも突っ込んでくる藤野に左ミドルを放つ岡田。藤野はそのままコーナーに押し込むとフロントチョークへ。そしてヒザ蹴りを叩き込む。

 距離を取った岡田は打撃ラッシュで行くが、藤野のパンチがヒット。倒れこんだ岡田のバックを取った藤野はそのままストレートアームバー。きっちり入っていたためにレフェリーが試合を止めた。

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