KGS
「KAMINARIMON階級別トーナメント大会」
2007年3月25日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックス
試合開始13:00
全109試合、実に8時間にも及ぶ大会となったストライキングスポーツ(打撃格闘技)のアマチュア大会『KAMINARIMON』は、女子の総当り戦を含む7階級でAクラストーナメントが行われ、Cクラスのワンマッチも20試合が実施された。
R.I.S.E.のアマチュア大会から、ストライキングスポーツ全体のアマチュア大会にするべくR.I.S.E.から独立した形をとっているKAMINARIMON。責任者の山口元気氏は、「R.I.S.E.だけでなく全ての打撃系格闘技団体に貢献したい」との考えを持ち、所属やジャンルなどの垣根を一切取り払ったアマチュア格闘技の祭典にしたいとの考えを持つ。
そのため、実に多彩なジムやチームが参加している。特に90年代前半に活躍したレジェンド的キックボクサーたちが、ジムを立ち上げて自ら育てた弟子を出場させている光景は感涙ものだ。
TARGET(伊藤隆=MA日本ウェルター級王者)、スクランブル渋谷(内田康弘=全日本ライト&ウェルター級王者)、クロスポイント吉祥寺(山口元気=MA日本フライ&フェザー級王者)らR.I.S.E.首脳陣を始め、龍道場(前田憲作=全日本フェザー級王者)、STRUGGLE(鈴木秀明=全日本&NJKFフェザー級王者)、インスパイヤード・モーション(山本アキラ=MA日本フライ&バンタム級トップランカー)、新妻格闘塾(新妻聡=MA日本ライト級王者)、キング・ムエ(佐藤孝也=全日本フェザー級&NJKFライト級王者)などが集結。
他にもバンゲリングベイ(新田明臣)、PHOENIX(加藤督朗)、ドージョー・チャクリキ・ジャパン(ノブ・ハヤシ)、ザ・スピリットジム(ニコラス・ペタス)、シルバーウルフ(魔裟斗、大宮司進)、ファイティングマスター(我龍真吾)など有名選手のジム、U-FILE
CAMP(田村潔司)やグレイシーバッハ東京、総合格闘技津田沼道場などの総合系ジムから、日本大学キックボクシング部、ドージョー・シャカリキ、クラーク記念国際高等学校などの変り種も。
「レベルは上がっているが、逆に平均化しすぎていて突出した選手がいなかった」と山口責任者が総評したように、あまりにもレベルの低い選手はいない代わりに“これは”と印象に残る選手がいなかったのも事実。第二のTATSUJIや尾崎圭司が見当たらなかったのは残念だ。
60kg以下級トーナメントで優勝した大嶋茂樹(スクランブル渋谷)は、6月17日(日)東京・ディファ有明で開催される『R.I.S.E.
FLASH to CRUSH TOURNAMENT'07』への出場が確約された。内田康弘R.I.S.E.プロデューサーが手塩にかけた選手で、まだ18歳という若さ。決勝ではプロで1戦している布施将人(TARGET)を降している。
山口責任者は「体も出来てきたし、成長している。FtCでどれだけやれるかは分からないが、まだ若いしノビシロがありますね。8時間という長時間のトーナメントで最後まで集中力を切らさずに闘えたのは、精神力が強い証拠でもある。期待できます」と、大嶋を評した。
■RESULT
▼女子52kg以下級 総当り戦
優 勝 安部基江(バンゲリングベイ)
準優勝 山口貴子(TARGET)
▼KAMINARIMONトーナメント 55kg以下級
優 勝 長田康助(スクランブル渋谷)
準優勝 桐生良昭(龍道場)
▼KAMINARIMONトーナメント 60kg以下級
優 勝 大嶋茂樹(スクランブル渋谷)
準優勝 布施将人(TARGET)
▼KAMINARIMONトーナメント 65kg以下級
優 勝 広川敏律(チームゼロス)
準優勝 並木祐二(クロスポイント吉祥寺)
▼KAMINARIMONトーナメント 70kg以下級
優 勝 嶽下純一(センチャイムエタイ)
準優勝 甲斐直樹(シルバーアックス)
▼KAMINARIMONトーナメント 75kg以下級
優 勝 佐藤洋一郎(グレイシーバッハ東京)
準優勝 菅原崇史(バンゲリングベイモンスター軍)
▼KAMINARIMONトーナメント 重量級
優 勝 坂間 豊(バンゲリングベイ)
準優勝 青柳 剛(フリー)
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