J-NETWORK
「2007年 女祭り 2nd round・夜の部」
2007年3月31日(土)東京・新宿FACE
開場17:00 開始17:30
▼メインイベント J-GIRLS認定初代フライ級王座決定トーナメント準決勝 サバイバルマッチ
○グレイシャア亜紀(J-NETWORK・ソーチタラダ渋谷)
判定 2−0 ※30−29、30−30、30−29
●林田昌子(全日本キック・藤原ジム)
昨年10月にWMCインターコンチネンタル王座に就いたグレイシャアだったが、ケガにより戦線離脱。約半年ぶりにリングに戻る。一方の林田は、名門・藤原ジム所属。1回戦では気迫のこもったファイトで接線を勝ち上がってきた。
1R、軽いステップを踏む林田はローからパンチにつなぐ。蹴り足を掴んだグレイシャアはまとめてパンチの連打。グレイシャアがコーナーにつめると、負けじと林田はパンチ連打で応戦に出る。
2R、ロー連打を利かせる林田に対し、グレイシャアがロープ際に追い込む。林田はローの距離を保つが、グレイシャアは接近戦でパンチからヒザ蹴りの連打を見舞う。そしてジャンピングキックからパンチをまとめたところでゴング。
3Rゴング後、「闘っていて楽しかった」という両者は笑顔で拳を合わせる。余裕が出てきたのか、グレイシャアはバックスピンキック。
しかし、その後にミドルの蹴り足を掴まれ、スリップダウン気味に尻餅をついたグレイシャア。さらには、再度バックスピンキックを放ちからぶった時に、足を滑らせ尻餅をついてしまう。林田がフックを浴びせた直後だったためにダウンかと思われたが、そのまま続行。
そのイメージを払拭するようにグレイシャアがコーナーに詰め、パンチを浴びせたところでゴング。思わぬ伏兵の前に苦戦したグレイシャアだったが、僅差の判定で決勝に進出した。
▼セミファイナル J-GIRLS認定初代フライ級王座決定トーナメント準決勝 サバイバルマッチ
○田中佑季(全日本キック・BOOCH BEAT)
判定 2−1 ※29−28、30−29、29−30
●MIKU(クラブ・バーバリアン)
キックデビュー戦となった一回戦で大浜芳美を秒殺で破り、一躍優勝候補の一角に躍り出た総合格闘家のMIKU。対する田中は新空手王者の肩書きを持つハードパンチャー。女子キックの黒船襲来を田中が食い止めるか!?
1R、ローの打ち合いからスタート。距離が縮まればお互いに回転の早いパンチを交錯させる。MIKUの連打で田中が後退する場面も。ブンブンフックを振り回しながら田中がプレッシャーをかけると、MIKUは慌てずに前蹴りで突き放す。
2R、ワンツーからローでつなぐMIKU。田中は接近戦に持ち込み、パンチ連打をあてに行く。
MIKUのプレッシャーに押されるかたちで田中は尻餅。田中のパンチが徐々に当たり始めると、MIKUはクリンチを仕掛け有効打を決めさせない。
3R、田中の左フックがヒットするのだが、MIKUは負けじと前進しパンチを見舞っていく。回転力で上回るようになった田中のパンチがヒットし始めた。
MIKUは後ろ回しなどで奇襲攻撃。お互いに意地を張り合うようにフックをガンガン交錯させ、一歩も譲らない展開に。僅差の判定で田中が勝利し、デビュー戦で敗れた因縁の相手・グレイシャアと決勝戦でベルトをかけて闘う。
▼第7試合 J-GIRLS認定初代バンタム級王座決定トーナメント準決勝戦第2試合 サバイバルマッチ
○成沢紀予(J-NETWORK・ソーチタラダ渋谷)
判定 2−0 ※30−30、30−29、30−29
●佐竹のぞみ(全日本キック・鷹虎ジム)
13cm上背の成沢は打ち下ろすパンチと、首相撲からのヒザ蹴りで優位に試合を組み立てる。対する佐竹は距離を取ってローを蹴る作戦。
2R、下がりながらローの佐竹は、距離が縮まると一歩も引かないパンチの打ち合いに臨む。3Rにはロープを背負って闘うことになる佐竹を追い込んだ成沢が決勝進出を果たした。
▼第6試合 J-GIRLS認定初代バンタム級王座決定トーナメント準決勝戦第1試合 サバイバルマッチ1
○せり(巴組)
判定 2−0 ※30−29、30−30、30−29
●AZUMA(y-park)
一回戦ではカウンターの右フックで失神秒殺勝利を挙げたAZUMAだったが、今回は序盤から動きが堅い。セコンドの指示通りに動くせりが、終始試合を組み立てるかたちとなった。
首相撲からのヒザ蹴りをせりが連打で決める。「ヒザを出せ! 馬鹿やろう!」という罵声がセコンドからセコンド飛ぶも、AZUMAはやられっ放し。判定で勝利したせりは、マイクを握り、ベルト奪取宣言をした。
▼第5試合 ミニフライ級 2分3R
○Mai(NJKF・健心塾)
判定 3−0 ※30−29、30−28、30−28
●ダイヤモンド酒井理絵(クレイジーフォックス)
戦前、“女子校生最強決定戦”と謳われた一戦であるが、酒井は高校を辞めていたことが発覚している。緊張の面持ちの酒井はいつものケンカファイトは序盤から見せられず、Maiのパワフルなパンチの前に押されてしまう場面も。
3R、軸足を蹴ってスリップさせた酒井は、ヒザを上から落とすなど本来の自分を取り戻したかに見えた。しかしMaiの追撃の前に及ばす、判定負けを喫した。
▼第4試合 フェザー級 2分3回戦
○柳川 舞(フォルティス渋谷)
判定 3−0 ※30−27、30−28、30−28
●加賀有美子(名古屋JKF)
この日デビュー戦となった加賀は緊張からか、自分から攻撃出来ず。スピードで上回る柳川がパンチの手数で圧倒する。
何とかクリンチで凌ぐ加賀だったが、パンチをもらっている印象は明らか。柳川が主導権を握るかたちで終了した。
▼第3試合 ミニフライ級 2分3R
○紅絹(フォルティス渋谷)
KO 1R0分22秒
●城戸道子(RANGER品川)
開始早々、紅絹がパンチの猛ラッシュ! これをモロに顔面に受けた城戸は膝をついて立ち上がれず。そのまま10カウントが数えられ、紅絹が秒殺勝利した。
▼第2試合 ミニフライ級 2分3R
○田島はる(アクティブJ)
判定 3−0 ※30−28、30−28、30−28
●彩(NJKF・インスパイヤード・モーション)
八島プロデューサーも高評価するほどの綺麗なストレートで田島が序盤から圧倒する。
2Rには、ローで反撃に出る彩だったが、田島の手数が上回り判定勝利を収めた。
▼第1試合 47kg契約 90秒2回戦 セミプロ・ルール
○神村江里加(山木)
判定 3−0 ※20−18、20−19、20−19
●陣内まどか(新日本・トーエル)
|