| DEEP事務局主催
 「All In One Solution INC. Presents DEEP 29 IMPACT」
 2007年4月13日(金)東京・後楽園ホール
 開場17:30 開始18:30
 
 ▼メインイベント 83kg級○ムリーロ・ブスタマンチ(ブラジリアン・トップチーム)
 KO 1R3分50秒
 ●桜井隆多(R-BLOOD)
 
 
  1R、ブスタマンチは桜井のパンチに合わせて両足タックル。そのまま桜井をコーナーまで押し込んでいく。それを突き放そうとする桜井だったが、ブスタマンチは離れ際にヒザ蹴りとアッパー。 
 ここでブスタマンチのヒザ蹴りが桜井の下腹部に入り、ローブローとなる。桜井はかなりダメージが大きく、その場にうずくまったまま、なかなか立ち上がることができない。桜井にはダメージ回復のために1分間のインターバルが与えられた。
 
 再開後、桜井のパンチに合わせてタックルに入ったブスタマンチだったが、桜井は上手く体をロープに預けてテイクダウンを許さない。桜井をコーナーに詰めるブスタマンチ。ここで四つ組みの攻防になると、ブスタマンチがテクニシャンぶりを発揮する。
 
 
  左脇を差された状態のブスタマンチは、そのまま桜井の右腕を固定し、桜井の左手首を持ってコントロール。がら空きになった桜井の左サイドから、顔面に右アッパーを何発も突き上げたのだ。 
 ここで動きが膠着し、ブレイクとなったものの、ブスタマンチのアッパーで桜井は鼻から出血。さらにブスタマンチのパンチで熱くなってしまったのか、再開後、桜井は頭を下げて大振りのフックを振り回す。時折、鋭いローキックを飛ばした桜井だったが、大振りのパンチは当たらない。
 
 
  逆にブスタマンチは冷静に桜井のパンチを見て、コンパクトな左ジャブと右ストレート。桜井の動きが止まったところで、右アッパーや左フックを当てて、完全に試合をコントロールする。そして最後は桜井がローを蹴ったところに、ブスタマンチが左フックを一閃! これで桜井がロープにもたれかかるように崩れ落ち、ブスタマンチのKO勝利が宣告された。 
 リベンジに燃えて気迫十分だった桜井。しかしブスタマンチの技の引き出しと、冷静さが光った試合となった。
 
  
 ▼セミファイナル PRIDEライト級GP出場者決定戦
 ○北岡 悟(パンクラスism)
 一本 2R2分37秒 ※肩固め
 ●ファブリシオ“ピットブル”モンテイロ(グレイシーバッハ・コンバットチーム)
 
 
  1R、サウスポーの北岡は左ミドルからタックルでテイクダウンを奪う。ピットブルはクローズガードで北岡の体に抱きついて、パウンドを阻止する。ブレイクによる再開後、北岡は再び左ミドル。ピットブルは北岡のタックルを切って、粘る北岡からテイクダウンを奪う。 
 下からオモプラッタを狙う北岡。ピットブルもすぐに反応して、立ち上がる。残り10秒、足関節を狙う北岡に対し、ピットブルが強烈なパンチを落とす。
 
 2R、パンチから組み付く北岡に、ピットブルは首相撲から強烈なヒザ蹴り。しかし北岡はタックルのフェイントから右アッパーを突き上げて、ピットブルをぐらつかせると、さらに右フック!
 
 
  グラップラーの北岡が打撃でピットブルを押し込んでいく。そしてタックルでテイクダウンを奪った北岡は、ハーフガードから鉄槌を落として、マウントポジションへ。 
 さらにそこから肩固めに移行すると、ピットブルがタップ! 北岡が強豪ピットブルから文句なしの一本勝ちを収め、PRIDEライト級GPへの切符をもぎとった。
 
 試合後、リング上でマイクを握った北岡は関係者に感謝の弁を述べると、実況席に座っていた青木真也に向かって「青木、待ってろよ!」と、改めてGPでの青木戦実現をアピールした。
 
 
   
  
 ▼第9試合 72kg級
 ○雷暗 暴(雷道場)
 一本 3R3分1秒 ※チョークスリーパー
 ●Barbaro44(クラブバーバリアン)
 
 
  1R、Babaro44のステップインに対して、左フックを合わせる雷暗。Barbaro44は右ローを返していくが、逆に雷暗のパンチを受けてしまう。右ストレートを放っていくBarbaro44。 
 さらにジャブで追いかけて左フックを打つ。左フックと首相撲を多用する雷暗だったが、徐々にBarbaro44が雷暗の攻撃パターンを読み、右ストレート、左アッパーとパンチを打ち分けていく。
 
 2R、これまでの打撃戦から一転、雷暗が両足タックルでテイクダウン。雷暗がパスガードを狙いながら、パンチを落としていく。しかしBarbaro44も担ぎパスに対して、すぐに反応して立ち上がる。
 
 Barbaro44が右フックを二発、雷暗のパンチを空振りさせて、雷暗のスタミナを奪っていく。そして雷暗が両腕ブロックでガードを上げたところに、右ボディ! ショートの打ち合いでは右ストレートを当てる。雷暴も果敢にパンチを返していくが、ビッグヒットはない。
 
 
  3R、いきなり両足タックルでテイクダウンを奪った雷暗。Barbaro44はすぐにフットチョークを狙う。雷暗はそれをしのぐと、パンチを落としながらパスガード。Barbaro44は体を横に逃がして立ち上がると右フック! 
 しかし雷暗はすぐに両足タックルでテイクダウンを奪い、Barbaro44が蹴り離して立ち上がろうとしたところで、バックからチョーク!
 
 何とか逃げようとするBarbaro44だったが、雷暗の腕がガッチリ入っており、Barbaro44がタップ! 一本勝ちを収めた雷暗はリング上でマイクを持つと、横田一則への挑戦を宣言した。
 
 
 
  
 
  ▼第8試合 48kg級 DEEP女子ルール ○渡辺久江(フリー)
 一本 2R2分19秒 ※腕ひしぎ十字固め
 ●吉田正子(フリー)
 
 1R、ローの蹴り合いでバランスを崩した吉田に対し、渡辺はスタンドを要求。立ち際に右ストレートを当てる。さらに渡辺は強烈なローとミドル。引き込む吉田の寝技に、すぐには付き合わない。
 
 
  ブレイクによる再開後、渡辺はパンチで吉田を下がらせて、ハイキックやヒザ蹴り。クローズガードで引き込んだ吉田に対し、渡辺は中腰でガードを割ると足関節を仕掛けた。 
 2R、左ミドルと右ローを蹴っていく渡辺。しかし吉田が左ミドルをキャッチしてテイクダウンを奪う。ガードポジションになった渡辺はすぐに三角絞め。最後は腕十字に移行して、鮮やかな一本勝ちを収めた。
 
 
 
  
 
  ▼第7試合 90kg級 ○滑川康仁(TeamM.A.D)
 一本 1R2分10秒 ※ヒールホールド
 ●桜木裕司(掣圏会館)
 
 1R、蹴り足を取ってテイクダウンした滑川。一度は立たれたものの、足元に滑り込んで電光石火のヒールホールド! 何とか逃げようとする桜木だったが、滑川は一気に桜木の足首を絞り上げ、見事にタップを奪った。
 
 
 
  
 ▼第6試合 無差別級
 ○クリスチアーノ上西(AXIS柔術アカデミー・NOGUCHI 
                          MMA TEAM)
 KO 1R4分00秒
 ●戦闘竜(ファイティングドラゴン)
 
 
  1R、戦闘竜はパワフルな左右のフックで突進、クリスチアーノの蹴り足をとってテイクダウンを奪う。しかしクリスチアーノは下から戦闘竜に鉄槌の連打。戦闘竜はこれを嫌って立ち上がる。 
 スタンドに戻ると前蹴りやミドルで距離を測るクリスチアーノ。そしてコツコツと左ジャブを当てると、狙い済ました飛びヒザ蹴り! さらにクリスチアーノは首相撲からヒザ蹴りを叩き込むと、離れ際に左ハイキック! これで戦闘流が真後ろに倒れ、レフェリーが試合を止めた。
 
 
 
 ▼第5試合 73kg以下
  ○小見川道大(吉田道場) TKO 2R1分17秒 ※レフェリーストップ
 ●松下直輝(MB3z)
 
 1R、リズミカルな動きでプレッシャーをかける小見川。松下がタックルにいくとがぶられ、スタンドの展開が続く。小見川がパンチの早いコンビネーションで詰めるが、決定打はない。
  2R 松下をテイクダウンした小見川は、バックマウントを取るとスリーパー狙いへ。そして、うつぶせとなった松下にゴツンゴツンと上からパウンドを落とし続けるとレフェリーがストップした。 
 ▼第4試合 76kg以下
 
  ○岩瀬茂俊(T-BLOOD) 一本 1R3分25秒 ※チョークスリーパー
 ●中台 戦(PRB)
 
 強烈な中台の中台の打撃を耐える岩瀬はテイクダウン。すると中台がレッグロックを仕掛けた。立ち上がって逃げる岩瀬は組みつくと再びグラウンドの状態へ。
 
 バックについた岩瀬がチョークスリーパーできっちり一本勝ちした。岩瀬のセコンドについていた川尻と石田は大喜びし、リング上でチームメンバーの勝利の味に浸っていた。
 
 
 
 
 ▼第3試合 73kg以下
  ○菊野克紀(A-スクエア) 判定 2−0
 ●上小園琢大(木口道場レスリング教室)
 
 1R、打撃の菊野に対し、上小園はタックルを積極的に仕掛けグラウンド狙いへ。しかしすぐに立ち上がる菊野は蹴りを使いわけて追い込んでいく。
 
 2Rには、菊野のローが効いたのか、上小園は倒れこむ場面も。劣勢の上小園だったが、ラウンド終盤にはコーナーでマウントを奪いポジションを固めながらこつこつとパンチを落としていく。しかし、追い上げを許さなかった菊野が判定で勝利した。
 
 ▼第2試合 85kg以下
 
  ○ジョー・ダークソン(モンテコックス・エクストリームチーム) 一本 1R3分35秒 ※三角絞め
 ●キム・デウォン(CMA KOREA)
 
 1R キムの打撃をかいくぐり、ジョーがタックルでテイクダウン。そのままバックを取りスリーパー、腕十字を仕掛けていく。難を逃れたキムは立ち上がり、スタンドの展開に戻す。
 
 再びグラウンドの展開になると、今度はキムが上を取るも、下からジョーが瞬時に三角絞めを極め勝利につなげた。
 
 
 
 ▼第1試合 無差別級
  ○川口雄介(BLUE 
                            DOG GYM) 判定 2−0
 ●フジヤマ(フリー)
 
 1R お互いに肉弾戦となるようなパンチの打ち合い。圧力の勝る川口がテイクダウンすると、パウンドを連打する。耐えるフジヤマは鼻血を出しながら立ち上がるも、テイクダウンされてパンチを浴びてしまう。
 
 2Rになると、スタミナ切れ感のある両者。パンチを出し合うも1Rのような勢いはなく、差し合いが続く場面も。僅差の判定で川口が勝利を収めた。
 
 ▼フューチャーファイト第3試合 76kg契約 5分2R
 △渡辺良知(AACC)
 時間切れ
 △ヤン・ギョンイル(韓国/CMA KOREA)
 
 ▼第2試合 65kg契約 5分2R
 ○宮下トモヤ(パワーオブドリーム)
 一本 1R1分00秒 ※フロントチョークスリーパー
 ●三上智司(マルワ格闘技)
 
 ▼第1試合 82kg契約 5分2R
 ○増淵 博(AACC)
 一本 1R3分51秒 ※腕ひしぎ十字固め
 ●ハン・ドンホ(韓国/CMA KOREA)
 
 
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