日本レスリング協会
「ジャパンビバレッジクイーンズカップ2007」
2007年4月14日(土)東京・駒沢体育館
▲敢闘賞・伊調千春、優秀選手賞・吉田沙保里、クイーンズカップ(最優秀選手賞)・伊調馨、一人おいて、ジャパンビバレッジ杯・浜口京子(左から)
72kg級優勝:浜口京子(ジャパンビバレッジ)
準優勝 佐野明日香(自衛隊体育学校)
3位 金澤春花(環太平洋大学)
3位 田中希枝(中京女子大学)
浜口の決勝の相手は、昨年の全日本選手権決勝で闘った佐野明日香。佐野は柔道をベースにする選手であるが、浜口が貫禄のある試合運びでポイントを奪い、勝利した。
これで浜口は自らの最多優勝記録を更新する9年連続11度目の優勝となる。1月に行われた全日本選手権との連覇のために、浜口は世界選手権代表の座を獲得している。
67kg級優勝:新海真美(中京女大)
準優勝 鈴木博恵(京都・立命館宇治高)
3位 井上佳子(中京女子大学)
3位 坂本 襟(ワァークスジャパン)
優勝戦線を争う井上、坂本、新海の3人は大きな実力差はなし。その中、優勝したのは新海だった。
1月の全日本選手権では井上が優勝しているために、6月に代表決定プレーオフが行われることになる。
また、ハッスル代表として注目を集めた石井千恵は新海と1回戦で対戦し、2−1で惜しくも敗れている。
63kg級優勝:伊調 馨(ALSOK綜合警備保障)
準優勝 正田絢子(ジャパンビバレッジ)
3位 渡部沙織(田島高校)
3位 松川絵里香(日本大学)
伊調は決勝で、昨年の世界選手権優勝者の正田と対戦。2人はアテネ五輪の代表権を争った宿命のライバルでもある。
接線の中、伊調が勝利し7連覇を果たした。これでアテネ五輪覇者の伊調は9月に行われる世界選手権の代表入りを決めている。
59kg級優勝:山名彗(中京女子大学)
準優勝 島田佳代子(日本大学)
3位 齋藤貴子(自衛隊体育学校)
3位 梶田端華(中京女子大学)
59キロ級を制したのは、2005年世界ジュニア選手権優勝で全日本選手権2位の山名だった。決勝では、全日本3位の島田と対戦し、退けた。
世界代表選考は、全日本選抜選手権と同時に行われるプレーオフに持ち越される。
55kg級優勝:吉田沙保里(ALSOK総合警備保障)
準優勝 松川知華子(日大)
3位 車屋綾香(日本大学)
3位 坂本日登美(自衛隊体育学校)
吉田が3試合すべて無失点の圧勝のまま6連覇を果たした。その勢いは、決勝で対戦した昨年のアジア選手権優勝の松川でも止めることが出来ず。
これで吉田は連勝を106に伸ばし、世界代表選手権の座も獲得した。
51kg級優勝:柴田端穂(中京女子大)
準優勝 甲斐友梨(K-POWERS)
3位 関根ゆう(自衛隊体育学校)
3位 栄友菜(中京女子大学)
昨年の全日本選手権2位の甲斐、同選手権3位の栄を下し、優勝したのはノーマークだった柴田。
59kg級、67kg級と同様に、世界代表選考は、全日本選手権と優勝者が異なるために6月のプレーオフに持ち越される。
48kg級優勝:伊調千春(ALSOK総合警備保障)
準優勝 坂本真喜子(自衛隊体育学校)
3位 赤坂幸子(三井クラブ)
3位 三村冬子(網野高校)
昨年の世界王者で全日本選手権を制した伊調は、決勝で2005年世界3位の坂本と対戦。通算の対戦成績が5勝1敗で精神的にも優位な伊調が、4度目の優勝を果たした。1月の全日本選手権優勝も果たしているために、これで世界選手権の代表の座を射止めている。
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