↑(右から)勢和会代表アデミール・ダ・コスタ、優勝したエリンコ、準優勝のマルセロ
NPO法人 空手道POINT&KOルール協会
「POINT&KO第2回国際空手道選手権大会
POINT&KO第22回空手道選手権大会」
2007年4月15日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館
予選開始10:30 開会式13:00
2005年の第1回大会ではベスト3を日本人が占めたPOINT&KO国際大会だが、第2回大会では日本勢が苦戦を強いられ、ブラジル人同士の決勝戦となった。
17カ国、50名によって争われた今大会。上段蹴りによる華麗な組手をさらに追及するため、下段廻し蹴りは1試合につき3本までという規制が加えられた(3本以上蹴ると減点、ただし下段から中段・上段へと繋げればカウントされない)。
そのため下段を得意とする日本人は体格差もあり、突き主体の組手となって全体的に苦戦を強いられることとなったのだ。
極真館(盧山初雄館長)から出場した市川典英、極真連合会から出場した喜久山泰道は2回戦で敗れ、第1回国際大会王者である大西健太郎も準々決勝で姿を消している。
強さを発揮したのはやはり足技に秀でているブラジル勢だった。ロシア、UAEの選手も活躍したが、回転系の技を繰り出す際に足を捻ったりしていずれも自爆。
準決勝は坂田VSエリンコ、山田VSマルセロといずれも日本VSブラジルの闘いとなり、エリンコは右上段廻し蹴りで、マルセロは胴廻し回転蹴りと右上段廻し蹴りでそれぞれポイントを奪い、日本の牙城を崩した。
決勝戦は延長3回にまで及び、エリンコが中段廻し蹴りから上段廻し蹴りのコンビネーション、さらに横蹴りで疲れの見えるマルセロを場外へ追いやり、判定勝利を収めた。
二人はいずれも極真カラテで活躍した強豪ブラジル人空手家アデミール・ダ・コスタの弟子。決勝戦が終わると、アデミールを囲んで三人で抱き合い、勝利を喜んだ。
■RESULT
優勝 エリンコ・マガルハス(ブラジル/183cm/88kg/25歳)
2位 マルセロ・フランシス・ブエノ(ブラジル/173cm/75kg/24歳)
3位 坂田好総(日本/180cm/80kg/24歳)
4位 山田哲也(日本/173cm/75kg/22歳)
技能賞 大西健太郎(日本/170cm/84kg/28歳)
敢闘賞 川北雅一(日本/160cm/80kg/34歳)
ウィリアム・オリバー杯 喜久山泰道(日本/162cm/68kg/22歳)
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