ZST事務局「SWAT!11」
2007年5月20日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックス
開場16:00 開始16:30
▼メインイベント ジェネシストーナメント2007 フライ級決勝戦
○矢島雄一郎(禅道会総本部)
一本 1R3分36秒 ※アームロック
●田丸慶輔(宇留野道場)
1R、掌底の田丸はノーガードからミドルを放つと、矢島の体に絡みつくようにグラウンドに持ち込む。パスガードを許しても、下から矢島の首を横三角にとらえてポジションを入れ替え、足関節や腕十字で攻め込む田丸。しかし試合が進むに連れて、的確にポジションを奪う矢島がペースを掴み、上四方の状態からアームロックへ! 必死に耐える田村だったが、最後は無念のタップ。矢島がトーナメントを制した。
▼セミファイナル ジェネシストーナメント2007 バンタム級決勝戦
○藤原敬典(秋本道場ジャングルジャンクション)
KO 1R0分29秒 ※顔面への前蹴り
●杉田一朗(心温塾)
1R、パンチで勝負に出る杉田だったが、藤原が鮮やかな右クロス! この一発で杉田は足元がふらつき、藤原が顔面に前え蹴りを突き刺すと、杉田は後方に倒れこむ。ここでレフェリーが試合続行不可能と判断し、藤原が豪快なKO勝利を収めた。
▼第15試合 ジェネシストーナメント2007 フェザー級準決勝
○吾妻エメルソン(秋本道場ジャングルジャンクション)
一本 1R3分52秒 ※三角絞め
●蔵本一平(ZFC大井町)
1R開始直後、いきなりエメルソンが必殺のフロントチョーク! しかし蔵本も必死に腕のクラッチを外して、ここから脱出する。ここから蔵本は一気に攻勢に転じ、エメルソンをパスガードしマウントポジションも奪う。最初のフロントチョークで力を使い果たしたかに見えたエメルソンだったが、サイドポジションを取られた状態から蔵本の体を跳ね上げるようにして腕十字、そして三角絞めへと移行すると、蔵本からしっかりタップを奪い、極めの強さを見せた。
▼第14試合 フェザー級シングルマッチ
○清水俊一(宇留野道場)
一本 1R2分26秒 ※横センタクバサミ
●谷川 啓(骨法烏合会矢野卓見道場)
1R、谷川のガードポジションをなかなか崩せなかった清水だが、スタンドに戻ると豪快な投げで谷川をテイクダウン! 上四方からアームロックを狙いつつ、谷川の首をセンタクバサミのような形で絞り上げ、そのままタップを奪った。
▼第13試合 ミドル級シングルマッチ
○吉田智彦(U-FILE CAMP.com)
一本 2R3分58秒 ※腕ひしぎ十字固め
●高橋“BILLY”雄介(AACC)
1R、右ハイキックを当てて有利に試合を進める吉田だったが、高橋の左フックをもらって膝を突いてしまう。さらに高橋の足関節で攻め込まれる吉田。しかしこれを凌ぐと高橋をパスガードし、腕十字を仕掛ける。2Rに入ると吉田は高橋のテイクダウンを潰して、グラウンドで常に有利なポジションを取り、最後はバックからの腕十字を極めた。
▼第12試合 バンタム級シングルマッチ
○中村 浩(ロデオスタイル)
一本 1R2分12秒 ※腕ひしぎ十字固め
●石井拓麻(ALLIANCE-SQUARE)
1R、ヒザ蹴りを当てて一気に攻め込む石井。やや面食らった感のある中村だったが、落ち着いて潜りスイープでポジションを返すなど、徐々に冷静さを取り戻す。バックポジションを狙おうとする石井の動きに合わせて、中村は上手く体をずらして一瞬の隙をついた腕十字で一本勝ち! 石井は先手を取っていただけに、試合後はマットを叩いて悔しがった。
▼第11試合 フェザー級シングルマッチ
△小林悟郎(U-FILE CAMP.com)
時間切れドロー
△片山 伸(T-Pleasure)
1R、片足タックルでテイクダウンを奪った小林が、サイドポジションからの変形のネックロック、フックガードから片山の体を浮かせてバックに回るなど、有利に試合を進める。対する片山は小林の攻撃を凌いで、足関節狙い。2Rに入ると片山がスタンドの状態からネックロック&ヒザ蹴り、足を利かせて下から関節技を仕掛けていく。小林もパスガードし、果敢に関節技にトライするなど、ドローに終わったものの動きのある試合となった。
▼第10試合 ウェルター級シングルマッチ
○小島一朗(ZFC)
一本 1R2分31秒 ※裸絞め
●松田真吾(総合格闘技DOBUITA)
1R、片足タックルでテイクダウンを奪った小島が松田をコントロール。マウントからバックに移行すると、松田の動きを制して、ガッチリと裸絞めを極めた。
▼第9試合 フェザー級シングルマッチ
○馬場勇気(ロデオスタイル)
一本 2R4分24秒 ※腕ひしぎ十字固め
●清水俊裕(宇留野道場)
フェザー級とは思えないほどビルドアップされた肉体を誇る馬場。清水は1Rから馬場のパワフルな打撃に臆することなく、テイクダウンを仕掛けて関節技を仕掛けていくが極めることができない。2Rに入ると豪腕パンチを当てた馬場が試合のペースを掴み、最後はマウントからの腕十字を極めた。
▼第8試合 フェザー級シングルマッチ
○岸 貴之(クロスワンジム湘南)
一本 1R2分4秒 ※裸絞め
●大村 朗(パラエストラ福島)
黒いショートパンツにレガース姿という“一人リングス”もしくは“小さな美濃輪”こと岸。この日も1Rからアグレッシブにパンチで前に出て、テイクダウンを奪うと、パスガード→バックからのチョークという流れで一本勝ちを収めた。なお岸はプロレスラー魂爆発の試合コスチュームとは180℃違う、白のジャケットに細身のパンツ姿で会場を後にした。
▼第6試合 ライト級シングルマッチ
○斉藤利之(RIKI GYM)
一本 1R0分43秒 ※膝十字固め
●二ツ森 敬浩(パラエストラ柏)
かつて“ZSTのハルウララ”というニックネームをつけられていた斉藤だったが、この日は右ストレートで二ツ森をぐらつかせると、膝十字で秒殺。これで3連続一本勝ちと絶好調だ。
▼第5試合 バンタム級シングルマッチ
○松本義彦(パラエストラ川越)
一本 1R0分47秒 ※肩固め
●菅野隆行(リバーサルジム)
1R、フックガードで引き込む菅野をパスガードした松本が、そのまま肩固めに移行。ロープ際だったものの、ジリジリと菅野の首を締めあげて、タップを奪った。
▼第4試合 ライト級シングルマッチ
○佐藤 恵(骨法烏合会矢野卓見道場)
KO 2R1分33秒 ※バックブロー
●空閑俊生(バトラーツジム「B-CLUB」)
リングに上がるやいなやロープにもたれかかり、疲れた表情を見せる佐藤。師匠ヤノタク譲り(?)のパフォーマンスを見せると、試合が始まっても半身からのカニバサミなどヤノタクムーブを披露する。2Rに入り空閑のヒザ蹴りとアッパーを受けてKO寸前にまで追い込まれたものの、起死回生のバックブローが炸裂! この一発で空閑をマットに沈める大逆転勝利を収めた。
▼第3試合 ライト級グラップリングマッチ
○山田哲也(しんわフィットネストータルコンバット)
一本 2R2分51秒 ※腕ひしぎ十字固め
●西 哲也(バトラーツジム「B-CLUB」)
引き込みから足関節を狙う西に対し、常に上から攻め続けた山田。1Rは攻め切れなかったものの、2Rに入るとパスガードを奪い、腕十字で一本勝ち。第2試合で一本勝ちした横山と山田は共にまだ10代、“脅威の10代コンビ”が揃って一本勝ちという結果を残した。
▼第3試合 バンタム級グラップリングマッチ
○横山大輔(クロスワンジム湘南)
一本 2R1分50秒 ※アンクルホールド
●高橋“Benny”正典(フリー)
1R、自ら引き込んで果敢に攻める横山は、フックガードで高橋のバランスを崩して腕十字やアームロックを仕掛ける。そして2R、フックガードで高橋の体を浮かしてアンクルホールドを極めた。
▼第1試合 ライトヘビー級シングルマッチ
○西坂タツヒコ(ノヴァウニオン・ジャパン)
TKO 1R3分58秒 ※レフェリーストップ
●長井憲治(U-FILE CAMP 赤羽)
1R、キックボクサーの長井相手に打撃勝負を挑んだ西坂だったが、これがズバリ的中! 左フックを当てると、そこを突破口に長井をパンチの連打で追い込み、レフェリーストップを呼び込んだ。
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