シュートボクシング協会
「SHOOT BOXING2007 無双〜MU-SO〜其の二」
2007年5月25日(金)東京・後楽園ホール
開場17:30 本戦開始18:00
スターティングファイト開始17:45
▼ダブルメインイベント 第10試合 エキスパートクラス特別ルール3分3R
日本シュートボクシングVS中国散打対抗戦・大将戦 71kg級
○緒形健一(シーザー/S−cup2006王者)
KO 3R0分58秒
●徐ヤン(2006年中米散打争覇大会70kg級王者)
アンディ・サワーとの決勝戦を制し、2006年のS-cup王者になった緒形だったが、2月のムエタイとの対抗戦でビッグベンと対戦しKO負け。2連敗を許されない緒形は、背水の陣でこの試合に挑むことになる。
1R、緒形が距離を詰めると、散打選手にしては珍しく徐は打ち合いに応じる。サイドキックを放つことなくロー、前蹴りの徐に対し、緒形は重いローを何発も当てる。プレッシャーに押されながらも徐は右ストレートを返していき、緒形の顔面をかすめた。
2R、「1Rの右ストレートをもらって視界が塞がってしまった」という緒形は、防御を固めながら前に出てロー。突き放す前蹴りの徐は、打点の高いヒザ蹴りを当てていき、緒形は追い込まれた。
ラッシュを仕掛ける徐はヒジを当てたために、口頭注意を受ける。再開後、ボディーを連発させた緒形が詰めていったがローブロー。再開後、緒形のボディーが有効打となり、徐は体をくの字に曲げながら防戦一方となってしまう。
3R、距離を詰めながらパンチの緒形。さらにヒザ蹴りを繰り出すと、徐のボディにクリーンヒット! 徐はそのままダウンし、緒形がKO勝利で見事な復活を遂げた。徐はそのまましばらく立ち上がれないほどのダメージを負ったまま、控え室へと戻っていった。
最後にマイクを握った緒形は「S−cupで優勝したんですけど、2月に負けてしまいました。もう一度初心に戻って、かならずリベンジしますので、待っててください。自分に残された時間は限られていますが、1戦1戦最後のつもりで頑張ります。このシュートボクシングに骨を埋めますので、みなさんよろしくお願いします」とあいさつした。
なお、緒形の勝利を受けて、SB対散打の対抗戦は4勝1敗でSBに凱歌が上がった。
▼ダブルメインイベント 第9試合 エキスパートクラス特別ルール3分3R
日本シュートボクシングVS中国散打対抗戦・副将戦 71kg級
○アンディ・サワー(TEAM SOUWER/S−cup2002・2004王者)
判定3-0 ※30-27、30-27、29-28
●魏 守雷(2006年全国武術散打大会70kg級王者)
1R 激しい左右のハイを飛ばす魏。そしてサイドキックを繰り出し、距離を取ってくる。ローから入るサワーはじっくりパンチを放っていくが、魏に組み付かれ攻め込めない。打ち合いにきた魏に対し、首相撲で捕らえたサワーが、ヒザ蹴り連打を放ったところでゴング。
2R、ガードを固めながらサワーが前に出ると、魏はロー、サイドキックで突き放す。サワーの対角線のコンビネーションがさえるも、魏は臆することなく組み付きながら投げへ。残り30秒でサワーのコンビネーションが当たるも、タフな魏は負けじと打ち返し反撃してくる。追い込むも、蹴り足を掴まれたサワーは決定打を生み出せず。
3R サワーは左ミドルを蹴るが、キャッチされ投げられる。クリンチからのヒザ蹴り、左右のローで勝負に出たサワー。さらに飛びヒザ蹴りがクリーンヒットすると、魏は後ろを向いて逃げ出した。そして自ら倒れたところで、魏にダウンが宣告された。完全に疲れの見える魏に対し、サワーは上下に打ち分けるパンチのラッシュから首相撲の連打で追い込み。しかし捕らえきれずに判定へ。
30−27、30−27、29−28の3−0でサワーが見事に副将戦を制した。この勝利を受けてシュートボクシング勢が勝ち越しを決めている。
▼第8試合 エキスパートクラス特別ルール3分3R
日本シュートボクシングVS中国散打対抗戦・中堅戦 71kg契約
○鮑 輝(2006年全国散打選手権大会65kg級王者)
判定3-0 ※30-27、30-27、28-27
●大野 崇(Unit−K/ISKA世界ミドル級王者)
1R 軽やかにステップする鮑は強烈な蹴りを放つと、さらに右ストレートを放ち大野をぐらつかせる。ローを放ちながら距離を保つ大野は、入り際にヒザ蹴り。勢いで上回る鮑は跳びヒザ蹴りから右ストレートでダウンを奪った。
立ち上がった大野は反撃に出るも、鮑の前蹴りで自分の距離に持ち込めない。大野は必殺の右ハイを出すが、防御される。
2R 鮑は変則的なかかと落とし。大野のローブローで、鮑は悶絶し試合は一時中断。再開後、大野は得意のヒザ蹴りを狙うが、鮑に投げられる。右ハイも掴まれ、投げ飛ばされてしまう。
攻め疲れの鮑の対し、首相撲からヒザ蹴りで反撃する大野。鮑は散打特有の投げで逃げる。スタミナで上回る大野が徐々にペースを上げていった。
3R 鮑の投げが綺麗に決まり、シュートポイントが入る。バックブローも入り、完全に鮑のペースだ。ガードの下がってきた鮑に、大野はパンチのラッシュで攻め込むが捕らえきれず。30−27、30−27、28−27で鮑に軍配が上がった。
▼第7試合 エキスパートクラス特別ルール3分3R
日本シュートボクシングVS中国散打対抗戦・次鋒戦 70kg契約
○菊地浩一(寝屋川/SB日本ウェルター級2位)
判定3-0 ※30-28、30-28、29-28
●姜 春鵬(2006年中泰国際散打対抗試合75kg級王者)
1R 距離を詰めてく姜はパンチの連打から左ハイ。菊地のいきなりのローブローで試合は一時中断する。
ペースを乱されることなく、激しいミドルで前に出る姜。ヒザ蹴りを連打で食らった菊地はパンチではね返す。姜の蹴り終わりを見て、菊地はパンチの連打を見舞うがヒットせず。
2R 細かいパンチ連打をまとめた菊地は、再びローブローを入れてしまう。連打を見舞う菊地だったが、姜に組み付かれてしまい自分のペースをなかなか掴めない。終盤にコーナーに詰めた菊地は攻めきれず。
3R スタミナ切れで手数の減った姜に、菊地は何発も有効打を当てる。しかし、姜はタフであるためになかなか倒れない。30−28、29−28、30−28の判定3−0で菊地が勝利し、シュートボクシングに2勝目が加わった。
▼第6試合 エキスパートクラス特別ルール3分3R
日本シュートボクシングVS中国散打対抗戦・先鋒戦 60kg契約
○石川剛司(シーザー/SB日本フェザー級1位)
判定3-0 ※30-28、30-29、30-29
●段 寒松(2007年中泰国際散打対抗試合60kg級王者)
1R スピードあるバックスピンキックを放つ段。コーナーに一気に詰めた石川が組み付くと突き放されてしまう。
石川がパンチのコンビネーションで前に詰めたところ、段は散打特有のサイドキックや前蹴りで距離を取る。石川はカウンター狙いにいくが、すぐに組み合いとなり目立った展開はない。
2R サイドキックで距離を取る段。石川がワンツーでコーナーに詰めると、段は巧みに避ける。
組み付いた石川は投げ狙いに行くが、段の腰の方が強く、逆に石川は転ばされてしまう。石川は立った状態でフロントチョークを決めにいくも逃げられた。
3R KO狙いの強烈なストレートを放つ石川は、組まれてしまい思うような攻撃が出来ない。ミドルを放つと、段はキャッチし投げに転じる。
残り時間10秒のところで、石川はパンチラッシュを仕掛けるも、まっすぐに下がる段に逃げられてしまった。判定3−0で石川が勝利し、SB勢は幸先よいスタートを切った。
▼第5試合 61kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R
○ナグランチューン・マーサM16(及川道場/SBフェザー級1位)
判定2-0 ※30-28、30-28、29-29
●三原日出男(シーザー/SB日本スーパーフェザー級4位)
▼第4試合 70kg契約 スターティングクラスルール 2分3R
○鳥居 剛(U-FILE CAMP)
判定3-0 ※30-26、30-26、30-26
●関戸一智(湘南)
▼第3試合 57kg契約 スターティングクラスルール 2分3R
○山本秀峰(マッハ道場)
KO 1R2分0秒
●岩崎晃久(大村)
▼第2試合 69kg契約 スターティングクラスルール 2分3R
○山崎貴文(シュートボクセ・アカデミー・ジャパン)
判定3-0 ※30-29、30-28、30-29
●時田佳幸(シーザージム佐倉)
▼第1試合 55kg契約 スターティングクラスルール 2分3R
○山下武延(TARGET-Z)
判定3-0 ※30-28、30-27、30-27
●鈴木友則(湘南)
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