世界アブソリュート協議会
『WAFC(World Absolute Fighting Council)』世界パンクラチオン大会
2007年5月26日(土・現地時間)ロシア・ハバロフスクプラチナアリーナ
観衆=20,000人(満員札止め)
5月26日(土・現地時間)ロシア・ハバロフスクプラチナアリーナで、世界アブソリュート協議会『WAFC(World
Absolute Fighting Council)』世界パンクラチオン大会が開催され、掣圏真陰流(掣圏会館)師範であり、初代タイガーマスク・佐山サトルの一番弟子の桜木裕司が参戦し、無念の準決勝敗退も、3位入賞を果たした。
素手・ヒジ打ち・頭突きアリという初期のUFCを彷彿とさせる、世界一過激なルールで行われる「WAFC世界パンクラチオン大会」に、初代修斗ライト級王者・田中健一塾長(格闘結社田中塾/掣圏真陰流評議会会長)率いる日本代表として桜木裕司(掣圏会館)が初参戦。
これまでも4度、日本人が参戦してきたが、ことごとく初戦敗退している。背水の陣で挑む田中・桜木チームは、無差別級トーナメント(8人)にエントリー。初戦で、前年度準優勝者(ロシア)に1R攻め込まれるも、2Rに得意の逆転劇でグラウンドパンチによるTKO勝利を収めた。
続く準決勝は、ボクシング・極真空手の猛者と対戦。お互いにスタンドでの打撃を得意とする者同士、静かに始まった戦いの中で、インローからのハイキックで口火を切ったのは桜木だった。しかし、ここでアクシデント発生。初戦でのダメージで腫れ上がっていた桜木の頭部の打撲箇所が、対戦相手の素手によるカウンターパンチの一撃で破裂したのだ。大量出血によりレフリーストップ。これにより、田中・桜木チームの「地上最強への挑戦」は、思わぬ形で幕を閉じた。
なお、無差別級の優勝者は、プライド無差別級王者のエメーリヤエンコ・ヒョードルの同門で、元掣圏道
、M−1ヘビー級王者でもあるイブラギム・マゴメドフに。桜木は、準決勝敗退も3位入賞となった。また、同時開催された84kg以下級のトーナメントでは、パンクラスに参戦中のガジエフ・アワウディン(SKアブソリュート・ロシア)が優勝した。
レポート&写真:掣圏真陰流(リアルジャパンプロレス)
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