GCMコミュニケーション
「CAGE FORCE-EX EASTERN BOUND」
2007年5月27日(日)東京・ディファ有明
開場13:30 開始14:00
▼第9試合 CAGE
FORCEウェルター級王座決定トーナメント準々決勝 5分3R
○ダン・ハーディー(イギリス/ラフハウスジム/ケージウォーリアーズ推薦)
判定 3-0
●石毛大蔵(日本/SKアブソリュート/パンクラスウェルター級王者)
“野生児”石毛はサンボ着姿でパンクラスのベルトを肩にかけての入場。戦前の言葉通り、猿になることはできるか?
1R、ピョンピョンと飛び跳ねるようにステップを踏む石毛に、ハーディはインローを飛ばす。ハーディを金網に押し込んでテイクダウンを狙う石毛。バックブローから前に出て再びハーディを金網に押し込む。
ハーディは石毛のテイクダウンをディフェンスしながら、ボディにヒザ蹴り、離れ際にパンチをまとめ、石毛の顔面を左フックで打ち抜く! バランスを崩した石毛は、必死にハーディに組み付いてダメージの回復。しかし再開後もハーディのローをまともに受けてしまう。
2R、ローと前蹴りで距離を取るハーディ。石毛は顔面のガードを固めてハーディを金網に押し込む。そして四つ組の状態からテイクダウンを奪う。しかしハーディはすかさず下から三角絞め! かなりガッチリ入っていたものの、石毛は体を起こして、何とか頭を引っこ抜く。
この三角絞めを凌いだ石毛はハーディの足を振ってパスガード、亀になるハーディのパンチとヒジ打ちを落とす。ここからチョークスリーパーを狙う石毛だったが、ハーディも極めの形を作らせない。
逆に残り1分、ハーディが反転してインサイドガードに戻し、パンチを落とす。石毛も果敢に下から三角絞めやアームバーを仕掛けるが極まらない。
3R、左ローとミドルを飛ばすハーディ。石毛の胴タックルを突き放すと、左ハイキックを打つ。鼻血の影響からか口で息をする石毛。
動きの止まった石毛にハーディはコツコツとジャブと右ストレートを当てる。さらにハーディはフラフラの石毛を両足タックルでテイクダウン、こつこつパンチを落としていく。
残り50秒、スタンドに戻るとハーディがタックル。必死にそれを切ろうとする石毛だったが、結局グラウンドで下になってしまう。そしてハーディがインサイドガードのまま、試合終了のブザー。現役パンクラス王者の石毛がトーナメント準々決勝で姿を消す波乱が起こった。
▼第8試合 CAGE
FORCEウェルター級王座決定トーナメント準々決勝 5分3R
○吉田善行(日本/東京イエローマンズ)
TKO 1R2分59秒 ※レフェリーストップ
●マット・ケイン(豪州/ウォリアーズ・レルム代表)
1R、パンチの間合いから一気に組み付いた吉田は、投げでケインをテイクダウンするとハーフガードで抑え込む。脇をくぐろうとするケインに対し、吉田はヒジ打ち。
インサイドガードに戻された吉田だったが、ケインの体に飛び込むように左右のヒジ! ケインの腕十字を引っこ抜くと、強烈なパンチを叩き込み、レフェリーが試合をストップ。1回戦の井上克也戦に引き続き、完勝を収めた吉田が熱望する菊地昭戦の切符を手に入れた。
▼第7試合 フェザー級 5分2R
○中原太陽(和術慧舟會GODS)
一本 1R1分56秒 ※フロントチョークスリーパー
●キム・インソク(韓国/CMA KOREA
KPW)
ここ最近は勝ち星に見放されている太陽は、コスチュームを一新! これまで着ていた青とは180℃違う、真っ赤なパンツでケージに上がった。
1R、太陽はインソクのパンチにタックルを合わせてテイクダウンを奪う。インソクを頭を金網に向けて、パスガードする太陽。インソクがブリッジで起きようとする動きに合わせてフロントチョーク! 中原はバックから極めるチョークスリーパーのように両腕をクラッチし、自分の腹でインソクの頭にプレッシャーをかける、変則的な形でタップを奪った。
▼第6試合 ライト級 5分2R
○ISE(日本/PUREBRED大宮)
TKO 1R4分32秒 ※レフェリーストップ
●池田祥規(日本/極真会館)
1R開始直後、いきなりバックブローを見せたISE。そのまま池田を金網まで押し込んで、池田の体を引っこ抜くようにしてテイクダウンを奪う。インサイドガードからパンチを落とすISEだったが、ここで池田が反則となるグラウンド状態での顔面への蹴り上げを放ってしまい、試合が中断される。
これで左目を負傷したISEには長時間のドクターチェック。池田には反則1が提示される。さらに試合再開後、ISEの体を蹴り離そうとした池田の蹴りが再びISEの顔面に当たってしまい、池田には反則2が与えられる。
立て続けに2度の反則を受けたISEだったが、再開後、ボディとのコンビネーションで、強烈な右フックを池田の顔面に叩き込む。さらに池田のガードがオープンになると、間髪入れずにアキレス腱固め。ここは池田に立ち上がれるものの、ISEはパンチで前に出てくる池田にカウンターのバックブロー! これが池田の顔面を打ち抜いて、ISEが劇的なKO勝利を収めた。
▼第5試合 ウェルター級 5分2R
○瀬戸哲男(日本/極真会館)
判定 3-0
●宮谷英樹(日本/MPN MMA TEAM)
1R、宮谷のパンチをもらう場面があった瀬戸だが、宮谷を金網に押し込んでテイクダウンを奪うと、肩固めを狙いつつ、パンチを落としていく。2Rに入ると右ローのフェイントから右ストレートを当てた瀬戸。その後も、テイクダウンを軸に試合を組み立て、ポジショニングで宮谷を圧倒した。
▼第4試合 ライトヘビー級 5分2R
○御子柴直司(日本/極真会館)
判定 3-0
●圭太郎(日本/フリー)
1R、オーソドックスの圭太郎に対し、御子柴はサウスポー。しかし御子柴はサウスポーに不利とされる、左回りに動くため、圭太郎の右ストレートを受けてしまう。
そのため1Rは圭太郎のアグレッシブさが目立つ展開となった。しかし2Rに入ると、御子柴が圭太郎の前進に合わせて左ミドルやインロー、左フックを当てる。
さらに御子柴は左のヒザ蹴りをボディに突き刺して圭太郎の動きを止め、コンパクトにパンチを当てて形勢逆転。終盤には顔面への右前蹴りで圭太郎の体を吹っ飛ばし、勝利をもぎとった。
▼第3試合 ライトヘビー級 5分2R
○内藤征弥(日本/和術慧舟會A-3)
一本 1R1分58秒 ※チョークスリーパー
●マコ・ドラゴン(日本/綱島柔術)
1R、内藤がすぐに組み付いてテイクダウン。マコの頭を金網に押し付けると、そこからパンチを落として、マコが背中を見せたところですかさずバックへ。
バックとマウントを入れ替えつつ、パンチで嫌がらせして最後はチョークを極めるというお手本通りのパターンで、内藤が貫禄の一本勝ちをを収めた。
そして試合後、マイクを握った内藤はHERO'Sで活躍する柴田勝頼(ARMS)に対戦要求。今後の動向に注目が集まる。
▼第2試合 ライト級 5分2R
△吉田幸治(日本/フリー)
判定1-1
△西野 聡(日本/和術慧舟會TLIVE)
▼第1試合 フェザー級 5分2R
○清水隼人(日本/アンプラグド国分寺)
TKO 1R0分23秒 ※レフェリーストップ
●西村広和(日本/和術慧舟會A-3)
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