ガッツマン・プロモーション
「プロフェッショナル修斗公式戦 SHOOTING DISCO 1 〜サタデーナイトヒーロー〜」
2007年6月2日(土)東京・新宿FACE
開場17:00 開始18:00
▼第7試合 メインイベント バンタム級 5分3R
○マモル(シューティングジム横浜/世界4位・前王者)
判定 3−0 ※30−24、30−24、30−26
●下川雄生(K’z FACTORY/世界5位)
1R、一気に突っ込んだ下川は、マモルをコーナーに追い込む。マモルは体勢をうまく入れ替え、こつこつヒザ蹴り。それを嫌がる下川はマモルの体にぶら下がる体勢へ。目だった動きはないままブレイク。
距離を詰めたマモルは下川のボディにヒザ蹴りをお見舞いし、ダウン奪取! 立ち上がった下川はタックルするも、上からがぶったマモルがガッチリ押さえ込みながら鋭利なヒザ蹴りを入れていく。
サイドポジションを取ったマモルは肩固めへ。耐える下川のバックをとると、マモルはこつこつパンチを落としたところで、1R終了のゴング。
2R、タックルにきた下川に対し、マモルは上から押さえつけながら後頭部にパンチを落としていく。完全に試合はマモルペース。
バックマウントをとったマモルは、チョークを狙いながらこつこつとパウンド。防戦一方となった下川は全く手が出ない。マモルが腕十字にいったところ、うまく回避し立ち上がった下川はフロントチョークへ。ここで2Rが終了した。
3R、テイクダウン狙いの下川は執拗に両足タックルにいく。コーナー際で上になった下川はパスガード狙い。うまく上を取り返したマモルはサイドポジションからパウンド。そして下川のボディにヒザ蹴りを入れていく。
そこから展開を作れないマモルは立ち上がるが、ボディが効かされている下川は、すぐにタックルにいきグラウンドへ。変わらず上を取ったマモルが鉄槌を落とし続けたところで試合終了。下川は相当なダメージを負っており、自分の力では起き上がれず。
大差をつけて勝利したマモルはマイクを握ると、「ただ今戻りました。今日の出来はボチボチですけど、もっと力ふが出せるように頑張ります。徐々にランキングを上げて3度目のベルト奪還を目指します」と7カ月ぶりのリング復帰に笑顔を見せた。
▼第6試合 バンタム級 5分2R
○菅原雅顕(和術慧舟會Duro/世界9位)
TKO 1R4分27秒
●赤木敏倫(総合格闘技道場コブラ会)
1R、赤木の右ハイに合わせて、菅原がフックを合わせる。赤木は尻餅をつき大ピンチ! そのまま菅原はパンチ連打を赤木の後頭部にお見舞い。立ち上がった赤木はすぐに低空タックルへ。がぶる菅原はスリーパー狙いも逃げられた。
スタンドでは、菅原が有効打を出していき、赤木は顔がみるみるうちに真っ赤に染まる。打ち合いの中、菅原の右フックで赤木はダウン! 立ち上がった赤木めがけて、菅原がたこ殴りしたところでレフェリーが試合を止めた。
クラスBの赤木に対し、世界ランカーの強さを見せ付けた菅原はマイクを握り、「しっかり練習してもっともっと上を目指していきたいと思います」と勝利の余韻に浸っていた。
▼第5試合 ウェルター級 5分2R
○岡田孔明(PUREBRED大宮)
判定 2−0 ※20−18、20−19、19−19
●三浦 忍(和術慧舟會タイガープレイス)
1R、お互いに様子を探りあいながら、パンチを繰り出す。ボクシングのテクニックに終始する三浦に対し、岡田はロー、ハイを出す。左ハイをヒットさせた岡田は、一瞬ひるんだ三浦に組み付くとロープ際に押し込んだ。膠着したためにブレイク。再開後、岡田の左ストレートがヒットし、三浦は大きくのけぞる。しかし詰めきれずに1R終了。
2R、左ジャブを放ちながら三浦が圧力をかけていく。岡田はスタンドに付き合わずに、胴タックルからテイクダウン。トップポジションをキープする岡田は、パスを狙いながらパウンド。下の三浦は足をキャッチし、たぐり寄せるように立ち上がった。岡田の左ハイに合わせて、三浦はフック。そのまま両者は拳を交わしたが、決定打のないまま試合は終了。判定で岡田が勝利した。
▼第4試合 ライト級 5分2R
○小林正俊(秋本道場ジャングルジャンクション)
判定 2−0 ※19−19、20−19、20−19
●井上雄史(GUTSMAN・修斗道場)
開始早々、小林の強烈な右ミドルが炸裂。それをキャッチした井上はテイクダウン。下になった井上は三角絞め狙いも外されてしまう。膠着したためにブレイク。スタンドの展開で激しく拳を交錯させる両者。テイクダウンした小林は足関節へ。耐えた井上はスタンドの展開に戻す。
2R、ボクシングの展開の中、小林がタックル。グラウンドに持ち込むと、小林は上からこつこつとパンチ。下から井上が腕十字に捕らえたが、逃げられる。スタンドの展開で、井上がクリーンヒットのパンチを放つも、耐える小林はグラウンドへ引き込みパウンドを落としたところで試合終了。小林が僅差の判定を制した。
▼第3試合 フェザー級 5分2R
○細井鷹飛呂(パラエストラ松戸)
判定 3−0 ※19−17、18−17、19−17
●矢作尚紀(PUREBRED大宮)
1R、けん制のパンチから一気に突っ込んだ矢作はテイクダウンしたが、細井がすぐに立ち上がる。そして、組んだまま細井は押し込んでいく。しっかり密着した細井はテイクダウンしたが、矢作がスタンドの展開に戻す。細井のヒザ蹴りが入り、矢作は片膝をつきダウン。そこを細井がパウンド連打で追い込むも、矢作はダメージを感じさせずに猛反撃。
そのままの勢いでテイクダウンした矢作は上から押さえ込みパウンド連打。しかし、ここで反則となる寝技での蹴りをやったために、矢作に減点2が言い渡された。細井にダメージがあるために、試合は一時中断する。再開後、矢作の打撃をかわし、細井がタックル。立ち上がった矢作がパンチしたところでゴング。
2R、寝技にいきたい細井がタックル。がぶってそれを許さない細井に対し、矢作が逆にテイクダウンに成功した。サイドをしっかり取った矢作はパウンドを連発。そしてマウントポジションからこつこつとパンチを落とす。耐える細井のバックを制したが、攻めきれず。残り時間僅かのところで、矢作がパウンドにいくと終了のゴング。終始攻め続けたのは矢作だったが1Rの反則の減点が響き、判定で細井が勝利した。
▼第2試合 ライト級 5分2R
○石渡伸太郎(GUTSMAN・修斗道場)
TKO 1R2分45秒 ※パウンド連打
●YOKOSAI(ピロクテテス新潟)
1R、右ストレートを放ちながら組み付いた石渡。身長で上回るYOKOSAIが差しあいを制し、ヒザ蹴り。ブレイク後、パンチを放ちながら突っ込んだYOKOSAI。テイクダウンした石渡は、ガードポジションのYOKOSAIに対しパウンド。強烈なものをもらったYOKOSAIの意識がぶっ飛び、レフェリーがストップをかけた。
▼第1試合 ウェルター級(新人王決定トーナメント2回戦)
5分2R
○柴 博(PUREBRED京都)
一本 1R1分58秒 ※三角絞め
●ガイ・デルモ(アメリカ/フリー)
※柴が新人王決定トーナメント準決勝に進出
1R、両者激しく殴りあい。組み付いたガイはフロントスープレックスを披露し、柴は綺麗に宙に舞う。叩き落された柴はとっさに反応し、下から三角絞めで反撃に出る。振りほどいたガイはパウンドを放ちながら、パスガード狙いへ。下の柴は必死に耐えながら、三角絞めを極め一本勝ち。次回、柴は新人王決定トーナメント準決勝で阿仁鬼(北海道/パラエストラ札幌)と対戦する。
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