パンクラス
「第5回プロ・アマオープン キャッチレスリングトーナメント」
2007年6月24日(日)東京・P’sLAB東京
開始12:00
▲(前列左から)100kg未満級優勝の竹内出、80kg未満級優勝の山田崇太郎、70kg未満級優勝の八隅孝平、60kg未満級優勝の嶋田錠二、(後列左から)100kg未満級準優勝の鳥生将大、80kg未満級準優勝の富山浩宇、70kg未満級準優勝の荒牧拓、60kg未満級準優勝の渡邊将広
▼100kg未満級 決勝
○竹内出(SKアブソリュート)
判定 3−0
●鳥生将大(パンクラスism)
コンバットレスリング7連覇と、もはや国内では敵なし状態の寝技王・竹内が決勝に進出。反対からはパンクラスの若手・鳥生。初戦の谷澤亮輔(GRABAKAジム)で判定勝ち、第4回大会準優勝の秋元駿一(和術慧舟會岩手支部)をドクターストップで下している。
序盤、お互いに額をつけながらがっちり組み合い、力比べ。一気にコーナーに追い込んだ竹内は力任せに鳥生をテイクダウンさせると、マウントポジションを奪った。そのままじりじりと腕十字の体勢へ。鳥生の腕が伸びかかったところでタイムアップ。竹内が優勝を決めた。
▼80kg未満級 決勝
○山田崇太郎(パラエストラ松戸)
判定 3−0
●富山浩宇(P’sLAB横浜)
初戦、準決勝の芹澤健市(和術慧舟會駿河道場)戦の2試合をフロントチョークで勝ち上がってきたのは優勝候補の山田。逆ブロックからは、ZSTや修斗のリングに上がっている富山だ。
引き込んだ山田は下からストレートアームバーを決める。それを逃げられると、オモプラッタでひっくり返し、山田は上のポジションを奪う。しかし、オープンガードの富山の防御が固く、山田は攻めあぐねてしまった。終盤に富山はバックを取られ、チョークが入りかかったところで終了。優位に試合を進めた山田が判定で勝利し、優勝した。
▼70kg未満級 決勝
○八隅孝平(パラエストラ東京)
一本 3分22秒 ※ワールド
●荒牧拓(パンクラスP’sLAB横浜)
全29名の選手が出場し、プロ選手も9名と一番激戦区となった70kg未満級。準決勝で田中康友(SKアブソリュート)を判定で下し、準決勝で藤原大地(パンクラス稲垣組)からアナコンダ・チョークで一本勝ちしてきた八隅が決勝に進出。八隅は修斗で15戦6勝7敗2分、5月の全日本修斗グラップリング優勝の戦績を持つ。反対からは、第1回大会で全4試合オール一本勝ちで優勝の荒牧。あのウマハノフと互角に渡り合った美木航(和術慧舟會RJW)を準々決勝で下した柳澤雅樹(パラエストラ東京)と準決勝で対戦し、腕十字で勝利している。
八隅のセコンドには青木真也がつく。探り合いから引き込んだ荒牧だったが、そこから八隅のペースになる。縦四方からのチョークやスピニングチョークを立て続けに決め、荒牧は逃げるのに精一杯。最後にワールド(変形チョークスリーパー ※宮田和幸が3・12HERO'Sのブラック・マンバ戦で極めた技)ががっちり決まり、八隅が優勝を決めた。
▼60kg未満級 決勝
○嶋田錠二(パラエストラ八王子)
判定 3−0
●渡邊将広(マルワ格闘技)
今年1月のADCC
JAPAN 関東大会優勝、5月の全日本修斗グラップリング優勝の実績を持ち、プロ修斗で活躍する嶋田が決勝に進出。準決勝では、第3回優勝の戸澤真澄美(GRABAKAジム)を判定で下しており、勢いがある。反対ブロックからは、パンクラスが主戦場の渡邊が上がってきた。
序盤から両者共に額をつけて探り合いで目立った展開はない。がぶるように嶋田がフロントチョークの体勢に捕らえると、ロープ際に押し込みながら絞り込む。決めきれないまま試合は終了し、アグレッシブに攻めた嶋田が60kg級優勝を果たした。
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