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▲伊藤のアキレス腱固め、まさにリングス魂爆発だ! |
7月15日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックスにて、ZST事務局『SWAT!
12』が開催された。
今大会もZSTらしいアグレッシブで一本決着の試合が続く中、清水俊裕(宇留野道場)にアキレス腱固めで一本勝ちした伊藤健一(ALLIANCE-SQUARE)が、9月からスタートする旧リングスルールの大会『SWAT-RX』シリーズのエース獲りを宣言した。
伊藤は六本木ヒルズにオフィスを構える"闘うIT社長"として格闘技専門誌『Fight&Life』に取り上げられた選手。ところが2週間前に「試合欠場を考えた」ほどの怪我を負うというピンチに立たされていた。試合開始直後、清水に組み付かれた伊藤。しかし逆にテイクダウンを奪うと、電光石火のアキレス腱固め! 「試合が長引くとキツいと思っていたので、短期決戦を狙っていた」という作戦がずばり的中し、わずか1R0分52秒での鮮やかな一本勝ちを収めた。
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▲エメルソンは三角絞めからの腕十字で一本勝ち |
試合後、リング上でマイクを握った伊藤は「今日の勝利はむちゃくちゃうれしいです。9月から始まるリングスルールの大会は、自分が勝手にエース宣言させてもらいます(笑)」と、旧リングスルールが中心となるSWAT-RXシリーズのエース獲りを宣言。
さらに「そして奥出さん、僕と戦ってもらえないですか? よろしくお願いします」と、掌底&トリッキーなファイトスタイルで活躍する奥出雅之(ゴールドジムサウス東京)へ対戦を要求した。
この日もショートパンツにレガース姿で試合に挑んだ伊藤。「僕はUWFやリングスマニアなんで、RXシリーズは僕が引っ張らないといけないと思っています。UWFに関してはジョシュ・バーネットよりも詳しいと思ってますから。奥出さんは面白い試合をするし、リングス魂を分かっていると思う。僕も(リングス魂を)分かっている選手と闘いたい」とUWF&リングスLOVEを語った。
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▲「ジェネシストーナメント2007」フェザー級優勝は“ZSTの超竜”エメルソン |
伊藤からの対戦要求を受けた奥出は「(伊藤選手との試合は)みんなが見たいと思うのであればやります。伊藤選手は攻める気持ちがあって、ファイターとして好きなタイプ。もし試合が組まれれば噛み合う試合ができると思います」とコメント。
ZST上原広報も「SWATの中で『誰々と闘いたい』というアピールがあること自体、新しい流れが生まれていることでしょう。(奥出VS伊藤戦は)やってもいいと思いますよ。今すぐにでもやればいいじゃないですか(笑)」と前向きな発言を残している。
またメインイベントでは吾妻エメルソン(秋本道場
Revo龍tion)が、清水俊一(宇留野道場)に2R2分33秒、腕ひしぎ三角固めで一本勝ち。「ジェネシストーナメント2007」フェザー級優勝の栄光を手にした。
ZST事務局「SWAT!
12」
2007年7月15日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックス
開場15:30 開始16:00
<全試合結果>
▼メインイベント 「ジェネシストーナメント2007」フェザー級
決勝戦
○吾妻エメルソン(秋本道場 Revo龍tion)
一本 2R2分33秒 ※腕ひしぎ三角固め
●清水俊一(宇留野道場)
▼セミファイナル フライ級シングルマッチ
○矢島雄一郎 (禅道会総本部)
一本 1R2分5秒 ※腕ひしぎ十字固め
●鈴木 忍 (パラエストラ柏)
▼第12試合 フェザー級シングルマッチ
○伊藤健一(ALLIANCE-SQUARE)
一本 1R0分52秒 ※アキレス腱固め
●清水俊裕 (宇留野道場)
▼第11試合 バンタム級シングルマッチ
○中村 浩(ロデオスタイル)
一本 1R3分38秒 ※横センタクバサミ
●福原桂太(総合格闘技move)
▼第10試合 フェザー級シングルマッチ
△西 哲也 (バトラーツジム『B-CLUB』)
時間切れドロー
△平田真徳(U-FILE CAMP 町田)
▼第9試合 ウェルター級シングルマッチ
△小島一朗 (ZFC)
時間切れドロー
△吉田智彦(U-FILE CAMP.com)
▼第8試合 フェザー級シングルマッチ
○稲葉 聡(秋本道場 Revo龍tion)
一本 2R4分35秒 ※裸絞め
●片山 伸 (T-Pleasure)
▼第7試合 ヘビー級シングルマッチ
○津谷健一(フリー)
一本 2R0分39秒 ※アームバー
●西村健吾 (秋本道場 Revo龍tion)
▼第6試合 フェザー級シングルマッチ
○倉岡幸平(蒼天塾)
TKO 2R2分54秒 ※セコンドからのタオル投入
●蔵本一平 (ZFC 大井町)
▼第5試合 ライト級シングルマッチ
○赤広洋介 (U-FILE CAMP 調布)
TKO 1R3分22秒 ※ドクターストップ
●阿部裕文 (チームPOD)
▼第4試合 バンタム級シングルマッチ
○榛葉善也(ZFC 大井町)
一本 1R0分29秒 ※飛び付き腕十字固め
●石井拓麻 (ALLIANCE-SQUARE)
▼第3試合 フェザー級シングルマッチ
○竹内宏典(バトラーツジム『B-CLUB』)
一本 1R0分39秒 ※膝十字固め
●小森祐史(ストライプル ノーズ東京)
▼第2試合 ライトヘビー級シングルマッチ GT-Fルール
○西坂タツヒコ(ノヴァウニオン・ジャパン)
一本 1R5分00秒 ※腕ひしぎ十字固め
●焙煎TAGAI(西口プロレス)
▼第1試合 フェザー級シングルマッチ GT-Fルール
○山田哲也(しんわフィットネストータルコンバット)
一本 2R1分19秒 ※腕ひしぎ十字固め
●荒井真人(フリー)
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