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【修斗】ムエタイ強豪ランバー遂に修斗のリングへ、左ミドルで圧勝!

2007/07/20



G-STYLE/パラエストラ東京

『BATTLE MIX TOKYO 04』
2007年7月20日(金)東京・東京キネマ倶楽部
開始18:30

▼メインイベント フライ級(52kg) 5分3R
ランバー・ソムデートM16(タイ/M16ムエタイスタイル)
判定 3−0 ※30−27、30−27、30−27
春崎武裕(直心会修斗GYMS)

 
ルンピニースタジアムでフライ級2位にランクインされたこともあるムエタイの強豪ランバー。90年代には日本のキック界を席巻し、国内のトップ選手を相手に8戦全勝4KOという戦績を残している。

 01年にDEEPのリングで総合デビューし、5年間の夢叶って遂に修斗のリングでデビュー! 一方の春崎は03年フライ級新人王。

 1Rからランバーが主導権を握る。素早い左ミドルを何発も当てていき、ガードし切れない春崎の胴は見る見るうちに真っ赤。カウンターを得意とする春崎は距離が詰まるとパンチを繰り出すが、紙一重で交わされてしまう。

 スタンドでは不利なために春崎は片足タックルを試みるも、反射神経のあるランバーは簡単に上からがぶりテイクダウンを許さない。「何回もタックルに来ていたらどうなっていたかわかならい」と試合後に語っていたランバーであるが、グラウンドの対処法は万全の様子。

 2Rも左ミドルを面白いようにヒットさせていくランバー。組み付いた春崎はテイクダウンしたものの、ランバーに上を取られてしまう。

 スタンドの展開に戻るとカウンター待ちでなかなか仕掛けてこない春崎を前に、ランバーはひたすら左ミドルだ。春崎がプレッシャーをかけロープに詰めたところ、ランバーはいきなり春崎の後ろに飛び乗りバックチョーク狙いへ。

「あれは総合のビデオを見ていたら佐藤ルミナがやっていたので真似してみました」(ランバー)。完全にバックを制したランバーだったが、春崎の巧みなガードの前に阻まれてしまう。

 3Rもランバーペースは変わらず。完全に動きの止まった春崎に対し左ミドルのみ。攻撃してこないとみるや、顔を突き出しながら挑発しするランバーは誘いのパンチを出す。決定打がないまま試合終了。ランバーの圧勝に終わった。

●ランバーのコメント
「寝技になっていたら苦戦していたと思います。タックルに来られたら、どう対処していたか? よくわかりません(苦笑)。実は10日前に両足をケガしてしまって、ミドルを連打することで相手に入らせないようにしていました。防御のためにひたすら蹴り続けたんです。ケガがなかったらKO出来たとは思いません。私は時間があるので今後も修斗でやっていきたいと思います。修斗でフライ級のランキングができても、チャンピオンにはこだわりません。今後は用意された相手と闘うだけです」





▼セミファイナル ウェルター級(70kg) 5分2R
佐々木信治(総合格闘技道場BURST)
一本 2R2分03秒 ※三角絞め
岡田孔明(PUREBRED大宮)

 中国地区期待の超新星・佐々木は修斗戦績4勝中3勝が一本勝ちという極めの強さを持っている。それはあの青木真也をして「強い」と言わしめたほどだ。

 1R、激しい蹴り合いからスタート。組み付いた岡田はテイクダウンするとパウンド連打を見舞っていく。佐々木は下からアームロックやオモプラッタを仕掛けるも逃げられてしまった。

 立ち上がる岡田の足をキャッチした佐々木は下からアキレス腱固め。うまく引っこ抜いた岡田は再びパウンド連打で追い込んでいく。

 2R、岡田のパンチを食らいながらも組み付いた佐々木はバックを取るがグラウンドの展開になると、岡田は上をとりパウンド連打。クロスガードの佐々木を抱えたまま、岡田は立ち上がりコーナーに突っ込んでいく。

 頭部を強打した佐々木だったが、一瞬の隙をついて三角絞めの体勢へ。岡田はタップし、佐々木が逆転勝利を収めた。





▼第4試合 ウェルター級(70kg) 5分2R
パオロ・ミラノ(イタリア/パラエストラ東京)
一本 0分16秒 ※フロントスリーパーホールド
大河内貴之(総合格闘技道場ACIU)

 海外での試合が続いた大河内は3年2カ月ぶりの国内戦となる。ゴングと同時に大河内が両足タックルにいき、パオロを担ぎあげる。するとパウロはフロントチョークの体勢でがぶり、秒殺勝利した。





▼第3試合 ウェルター級 5分2R
KODO(シューティングジム神戸)
ドロー 判定 1−0 ※20−19、19−19、19−19
OZ(格闘サークルOZ)※小塚誠司から改名

 1R序盤から激しい乱打戦となる。OZは組み付くとコーナーに押し込みテイクダウン。そして上から鉄槌を落としていく。上を取り返したKODOだったが、攻めあぐねてしまう。

 2Rになると、今度はKODOが組み付きテイクダウン。パウンドをもらいながらもOZは耐えながらリバース。スタンドの展開になると打ち合った両者だったが、決定打はなくドローに終わった。



▼第2試合 フェザー級 5分2R
根津優太(和術慧舟會東京本部)
判定 3−0 ※19−18、19−18、20−18
浅野篤司(KILLER BEE)

▼第1試合 クラスC+ ストロー級 5分2R
SACHI(禅道会愛知)
判定 3−0 ※20−19、20−19、20−18
関友紀子(巴組)

※本来、第5試合に予定していた岡田剛史(TKエスペランサ)VS森卓也(パラエストラ札幌)の一戦であるが、岡田が規定の時間までに契約体重の58kgまでに減量できず失格。

【関連リンク】
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