ガッツマン・プロモーション主催
「プロフェッショナル修斗公式戦
“SHOOTING DISCO 2〜今夜はヒートアップ〜”
Supported by Crymson」
2007年8月5日(日)東京・後楽園ホール
開場16:30 開始17:00
▼メインイベント ウェルター級 5分3R
○天突頑丈(PUREBRED大宮/同級世界7位)
判定 3-0 ※29-26、29-27、29-27
●廣田瑞人(GUTSMAN修斗道場/同級世界8位)
試合前から額を合わせんばかりの睨み合いを見せた両者。試合も二人の気迫がぶつかり合う激闘となった。
1R、いきなりパンチで突進して行ったのは天突。ワンツーから距離を詰めてパンチをまとめていく。どんどんプレッシャーをかけて前に出てくる天突に対して、廣田も下がりながら左フックや右ローを返していくが、天突の勢いは止まらない。天突のパンチを嫌ってか、廣田は両差しに組んでサバ折りからテイクダウン。一気にマウントポジションを奪う。
しかし天突が廣田の体を跳ね上げて立ち上がると、再びパンチで前に出て行く。そしてラウンド終盤、天突の右ストレートが廣田の顔面を打ち抜いて廣田がダウン! 何とか立ち上がるものの、明らかにダメージが残る廣田。一気にパンチでラッシュをかける天突。ここは廣田がラウンド終了のゴングにすくわれる形となった。
2Rに入ると廣田がタックルを多用。天突をグラウンドに持ち込もうと作戦をシフトチェンジするのだが…廣田のタックルは天突のパンチに下がりながらのため、天突が廣田の脇を差すようにしてタックルを切り続ける。さらに天突は自分から右ストレートで飛び込むだけでなく、廣田のジャブに右のパンチをかぶせたり、左ボディから右を返す。ダウンこそ奪えなかったものの、このラウンドも天突のパンチが廣田の顔面を何度も捉えた。
3R、廣田はまず足を使って距離を取りながら細かくジャブ。これでやや手数が減った天突だったが、前に出る圧力は止まらない。廣田もカウンターの一発を狙うタイミングを伺うが、なかなか手を出せない。
終盤、廣田がようやく右ストレートを当てて、そこから怒涛のラッシュ! 左フックや飛びヒザ蹴りを見せるが天突は倒れない。逆に天突もパンチを返し、最後は激しい殴り合いのまま試合終了となった。判定は1Rのダウンも影響し3-0で天突! 廣田との若手ランカー対決を制した。
試合後「本能で戦った。自分は頭で考えるとダメなんで」という天突だが、試合中にはパンチのコンビネーションやカウンターを見せるなど技巧派ぶりを発揮。今後の戦いに期待を感じさせる内容だったと言える。
また今後の目標については「今までは上のことばかり考えすぎていた。まずは決められた目の前の相手を倒すだけ」とする一方で「いつかは遠藤選手(雄介=2月の代々木大会で判定負け、ここまで1勝1敗)に復讐したい」と語った。
▼セミファイナル フェザー級 5分3R
△田澤 聡(GUTSMAN・修斗道場)
判定 1-1 ※29-28、28-29、29-29
△徹 肌ィ郎(和術慧舟會岩手支部)
今日は「犬神家の人々」の佐清コスプレの徹、セコンドの大沢も金田一耕介に扮しての登場だ。
1Rから右フックで飛び込んでいく徹に対して、サウスポーの田澤も右フックを返す。早くも乱打戦の様相を見せるが、徹が片足タックルから田澤をコーナーに押し込んで足をかけてテイクダウン、ハーフからマウント、そしてバックとポジションをかえて、チョークスリーパーを狙っていく。
しかし田澤はこれを凌いで2Rに持ち込むと、頭を下げて突っ込んでくる徹にカウンターの左ヒザ蹴り! さらにそこから右フックを当てて、一気にラッシュを仕掛ける。何とかタックルで組み付く徹だったが、田澤がそれを押しつぶしてハーフで上。コツコツとパンチを落としていく。このラウンドは防戦一方の徹だったが、終了間際、フルガードに戻すと三角絞めの形から田澤の顔面に鉄槌を落とした。
3Rに入っても試合を有利に進めるのは田澤。パンチを振り回す徹に対して左ストレートやヒザ蹴りを当て、徹が組み付いてくると豪快な投げでテイクダウンを奪う。このまま田澤が試合を決めるかに思われたが、田澤の押さえ込みから逃げた徹が起死回生のバックブロー! 何とこれが田澤の顔面をきれいに打ち抜き、田澤が膝を付く!
かなり微妙なタイミングだったが、レフェリーはダウンを宣告せずに試合は続行。田澤の投げをブリッジで返してサイドポジションで押さえ込む徹。この状態のまま試合終了のゴングとなった。判定は3者3様のドローとなったものの、攻防が目まぐるしく展開に場内からは両者に大きな拍手が送られた。
▼第6試合 ライトヘビー級 5分2R
○村山暁洋(GUTSMAN・修斗道場)
一本 2R2分29秒 ※腕ひしぎ十字固め
●安達明彦(パラエストラ松戸)
1R、村山がパンチから組み付いてテイクダウンを奪うと、マウントからバックマウントに移行してパンチを落とす。安達は腰を上げて立ち上がるものの、すぐに村山が組み付いてテイクダウンを奪う。一時はマウントポジションを奪われた安達。しかし足を使って村山をガードに戻すと、しっかりとホールドして有効打を許さない。
そして2Rに入ると今度は安達が村山をテイクダウン。安達がパスガードを狙いながらパンチを落としていくが、村山はガードからオモプラッタ。さらにそこから立ち上がってタックルを仕掛ける。
安達は村山のタックルをアームロックに切り返し、村山を後方に投げる。しかしこの投げは場所が悪く、村山がロープに跳ね返る形で安達のサイドポジションへ。そしてそのまま村山がカウンターの腕十字を極めて一本勝ちを収めた。
▼第5試合 バンタム級 5分2R
○塩田“GOZO”歩(パラエストラ八王子)
一本 2R1分36秒 ※スリーパーホールド
●海老原 洋輔(パラエストラ松戸)
▼第4試合 ライト級 5分2R
△石渡伸太郎(GUTSMAN・修斗道場)
判定 1-0 ※19-19、20-19、19-19
△中村浩士(東京イエローマンズ)
▼第3試合 バンタム級 5分2R
△神酒龍一(GUTSMAN・修斗道場)
判定 1-0 ※19-19、19-18、19-19
△ヒートたけし(和術慧舟會RJW)
▼第2試合 フェザー級 5分2R
○マイク・ハヤカワ(シューティングジム大阪)
一本 2R0分32秒 ※スリーパーホールド
●蜉蝣(和術慧舟會東京本部)
▼第1試合 ライト級 5分2R
○太田拓己(SHOOTO JAM WATER)
一本 2R3分37秒 ※スリーパーホールド
●西野英紀(GUTSMAN・修斗道場)
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