日タイ修好120周年記念認可事業
「ムエタイ 日ータイ交流戦〜伝承〜INHERIT」
2007年9月1日(土・現地時間)タイ・バンコク国立競技場内チャンタナインヨン体育館
開場15:00 開始16:00
▼WPMFスーパーフライ級王座決定戦 3分5R
○ダーウサミン・イングラムジム(タイ/イングラム)
判定3-0 ※三者とも49-48
●TOMONORI(日本/OGUNI)
ムエタイで最も層が厚い激戦区、外国人未踏の軽量級に挑んだ日本のTOMONORIが、ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級10位のダーウサミンに惜敗した。
「この選手はラッタナデェをKOしている」と場内アナウンスで紹介されたTOMONORIは、ダーウサミンのミドルキックをしゃがんで避けたり、急角度のスウェーでかわしたりと現役ムエタイランカーの強豪を相手にテクニック合戦を展開。ラウンド間には場内アナウンスで「この選手は普通の日本人じゃない!」と驚きのコメントが流れるほどだった。
TOMONORIのパンチを警戒したダーウサミンに蹴りで突き放されてしまい、4Rまでに2ポイントを失ったTOMONORIだったが、5Rにパンチを打った後に後ろ廻し蹴りを放ち、これがダーウサミンにクリーンヒット! ダーウサミンがグラッときて場内は逆転勝利の予感に興奮の坩堝と化したが、結局、追いきれずに終わった。
この試合を現地で観戦した大江慎氏は、次のようなコメントを寄せている。
「すっごくいい試合だった。TOMONORIはムエタイをやっても素晴らしい選手。蹴りのテクニックもあるし、相手の蹴りを見切るテクニックも高かった。途中でパンチが当たり出し、ダーウサミンはガードを上げてビビッていたように見えました。
ギャンブルならどんな試合でも沸くんですが、この大会はギャンブラーが入れなかったのに場内が沸くほど高い技術の応酬でしたね。技術の攻防でタイ人と日本人のお客さんを喜ばせたのは凄いです。しかも、軽量級ですから。タイでも高く評価される一戦だったんじゃないですか」
▼58Kg契約 3分5R
○HIROYA(日本/フリー)
KO 2R
●サクダー・ルークロムクラーオ(タイ)
HIROYAはゲオサムリットジム仕込みの前傾姿勢でパンチを当てていき、蹴りに繋げていくスタイルで初回から飛ばす。1Rからいいローキックを当ててプレッシャーをかけていき、2Rには蹴りにカウンターのパンチを合わせてロープ際まで追い詰め、パンチでダウンを奪う。
再開後もHIROYAはパンチでラッシュをかけ、ダウンを奪ってのKO勝ち。見事、タイで勝利を収めた。
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