ニュージャパンキックボクシング連盟
「FIGHTING EVOLUTION [〜進化する戦い10th〜
THE NEXT GENERATION、WHO GET THE CHAMP!?」
2007年9月2日(日)東京・後楽園ホール
開場16:45 開始17:00
▼メインイベント NJKFウェルター級タイトルマッチ 3分5R
△笛吹丈太郎(大和/同級王者)
ドロー 判定1-1 ※49-48、48-49、49-49
△健太(E.S.G/同級1位/挑戦者)
※笛吹が2度目の王座防衛に成功。
笛吹37歳、健太20歳。年の差は実に17歳というタイトルマッチ。老獪なテクニックと左フックの強打を誇る笛吹か、三連勝で勢いに乗っている手数の健太か?
1R、“褐色王子”健太がジャブを突いて右ロー、笛吹もジャブを突く。左フックの相打ちが何度か見られたが、健太のパンチの回転力が上回る。両者ともジャブの突き合い。
2R、左フックが何度も交錯する危険な打ち合いが続く。笛吹の右ボディストレートが健太のボディにめり込み、笛吹の左フックで健太がグラつく!
笛吹は左フックを中心にパンチで詰めて行くが、健太も果敢に打ち合ってフックで真正面から笛吹と打ち合う。激しい攻めと攻めの闘いに場内はヒートアップ!
3R、笛吹は無理して打ち合わずに左ジャブを確実に当てていく。真っ直ぐ攻め入ってくる健太を左ジャブで仰け反らし、右アッパーをヒットさせる。それでも健太は下がることなく、フックで打ち合いにもっていく。
どっちが倒れてもおかしくないようなフックのド突き合い! 笛吹は右ストレートとレバーブローで健太のボディを狙い撃ち。終盤、笛吹の右アッパーからの前蹴りで健太がやや怯んだか。笛吹のボディが効いているが、健太も右ローを効かせている。
4R、健太が足を止めての打ち合いにもっていく! 笛吹のアッパーに健太が左フックを合わせてぐらつかせ、もう一度左フック! さらにヒジで笛吹を流血させる。
矢のようなジャブで突き放す笛吹。健太は前へ出てパンチから右ロー、そして激しく打ち合う。
5R、ガンガンと前へ出て攻める健太に笛吹も応じ、激しいパンチの応酬が繰り広げられる中、笛吹の左フックからの右ストレートがヒット! 笛吹は得意の左フックを次から次へと繰り出し、健太を追い込んでいくが、健太は守りに入ることなく勇敢に打ち合っていく。
両者とも攻めに攻めた大熱闘の末、判定は三者三様のドロー。笛吹が若い挑戦者を退け、2度目の防衛を果たした。
▼セミファイナル 59kg契約 3分5R
○久保優太(立川キックボクシングアカデミー/NJKFフェザー級王者)
KO 3R2分55秒 ※左テンカオ
●イー・スンウク(韓国/小龍/國際格闘技連盟フェザー級王者)
1R、久保はサウスポーに構えて左ミドルオンリーで攻めていく。イーは左ハイキックを飛ばしつつ、180cmの長身と長いリーチから伸びるパンチとキック。途中、左ミドルに右ストレートのカウンターを合わされ、久保が大きくバランスを崩す! あわや…と思われた場面だが、久保は首相撲に持ち込んで体勢を立て直し、この難を逃れた。
2R、やはり左ミドルだけで闘う久保。イーは左フック&右アッパーを強振してくる。パンチで入ってこられると首相撲に持ち込んでヒザ蹴りを連打した久保だが、あくまでも左ミドル一本で勝負。
3R、あやうくイーの左ハイをもらってしまうところだった久保だが、手とヒザを使ってブロック。その蹴り足を捕まえ、リングに叩きつける! 鋭い左ミドルをバンバンと決め、組み付いてはヒザを突き刺す久保。コーナーに詰めたイーに左ミドルをヒットさせ、ダウンを奪う。
悶絶しながらも立ち上がったイーに、久保はセコンドの指示通り左テンカオをグサリ! レバーを集中的に攻められたイーはしゃがみこむようにダウン! ダメージは誰の眼から見ても明らかで、久保がKO勝利。デビュー以来の無敗記録を「16」に伸ばした。
▼第9試合 NJKFフライ級王座認定試合 3分5R
○久保賢司(立川キックボクシングアカデミー/NJKFフライ級1位)
TKO 1R2分38秒 ※タオル投入
●イー・ヒード(韓国/雪峰/大韓MUAYTHAI連盟フェザー級王者)
※久保がNJKFフライ級新王者に認定される。
王座決定戦の代表者が欠場したため、この試合に勝てばTOMONORIが返上したフライ級王座に認定されるという認定試合に挑んだ“無敗兄弟”の弟・久保賢司。
1R、イーは伸びのある蹴りとパンチで勢いよく攻めて行ったが、久保は冷静にそれを捌きながら強烈な右ローを蹴りこんでいく。首相撲になってもねじ伏せる力強さをみせ、右ローを確実にヒットさせていった。
ジャブからの右ロー二連発で早くもダウンを奪った久保は、続けて右ローで2度目のダウンも獲得。左足を押さえたまま悶絶するイーを見て、セコンドがタオルを投入した。
これで久保はデビュー以来の無敗&連続KO記録を「7」に伸ばし、兄・優太と同じく無敗のままチャンピオンの座についた。この兄弟が揃ってどこまで連勝記録を伸ばすのか? 注目が集まる。
▼第8試合 62.5kg契約 3分5R
○ヨーユット・センチャイジム(センチャイムエタイ/元ルンピニーフェザー級4位)
判定3-0 ※50-49、50-48、50-46
●山本雅美(北流会君津/NJKFライト級1位)
▼第7試合 ライト級 3分5R
○ソンクラー・センチャイジム(センチャイムエタイ/元BBTVトーナメントフェザー級王者&元WPKFフェザー級王者)
TKO 2R1分24秒 ※ヒジによるカット
●砂田将祈(誠至会/NJKFライト級2位)
▼第6試合 ライト級 3分5R
○大和哲也(大和/同級3位)
KO 5R2分59秒 ※右ストレート
●一輝(OGUNI/同級8位)
▼第5試合 52kg契約 3分5R
○三好 純(Y-PARK/J-NETWORKフライ級6位)
判定2-0 ※49-49、50-49、50-49
●大槻直輝(OGUNI/NJKFフライ級10位)
▼第4試合 フェザー級 3分5R
○上山浩一(PIT/同級10位)
判定3-0 ※三者とも50-48
●小泉智史(ブリザード/同級12位)
▼第3試合 ライト級 3分3R
○松葉賢治 (インスパイヤード・モーション)
KO 3R0分21秒 ※右ストレート
●大村タカ(東京北星)
▼第2試合 ライト級 3分3R
○畠山隼人(E.S.G)
KO 2R1分29秒 ※左フック
●渡邉大輔(OGUNI)
▼第1試合 バンタム級 3分3R
○幸二郎 (OGUNI)
KO 3R1分48秒 ※右フック
●斎藤知彦(E.S.G)
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