
シュートボクシング協会より、9月8日、ブラジル・サンパウロにて行われた「ブラジル・アマチュアシュートボクシング選手権サンパウロ大会』のレポートが届いた。詳細は以下の通り。
シュートボクシング設立以来初となるブラジルでのアマチュア大会には、ムエタイ、MMAなど様々な競技から100名近い選手が出場し、軽中量級から無差別級、そして少年部でそれぞれチャンピオンが誕生した。
海外におけるプロイベントは過去に数大会行なわれていたものの、選手育成の為にアマチュアから手掛けた国は今回のブラジルが初。主催したのは、かねてからシリーズ戦やS-cupといったビックイベントにも参戦しているブラジル王者マルフィオ・カノレッティが所属する「拳エンターテインメント」。 第1回大会ながら出場選手の打撃や投げ技のレベルは高く、中でも多く見られたのはブラジリアンファイターが得意とするボディースラムのような豪快な抱え落とし。投げ技に対する反応の速さは国民性か、勝ち進むほどにその攻防はハイレベルになり、決勝戦は全てプロと遜色のない試合ばかりとなった。日本から、現地入りした森谷吉博・協会広報と大村勝巳・競技審判部長も、選手達の技術レベルの高さに驚いた様子。
中でも目を見張ったのは軽中量級の決勝戦。日本人的なパンチ&キックのトータルテクニックで勝ち上がったCaina
Bentoと、完璧なムエタイスタイルでアマチュアとは思えない圧倒的な強さを見せるIgor Pegote Cabritaの対決。 バランスも良く巧みに自分の攻撃をヒットさせるIgorに分があるかと思われた瞬間、低いタックルから諸手狩りのようにIgorを抱え上げてマットに叩きつけたCainaがシュートポイントを奪って優勝。会場はこの逆転劇に大いに盛り上がった。
その他、カノレッティもレフリーを務めるなど、大盛況のうちにイベントを終了した『拳エンターテインメント』は、シュートボクシング協会に正式加盟しアマ大会を定期的に行ない、来年にはシュートボクシングのプロ興行を開催する予定となっている。
 拳エンターテイメント主催 「アマチュアシュートボクシング選手権サンパウロ大会」 2007年9月8日(土)ブラジル・サンパウロ <大会結果> 【少年の部/65kg級】 1位Guilherme
Faria de Souza (Cla da Luta) 2位Colocado: Caie Golmia Masseran (UK Thai) 【少年の部/75kg級】 1位Alex
Oliveira(Sit Master Roney) 2位Guilherme “carcaca”(Andre Gomes Team) 3位Leandro
Lima de Oliveira(Werdini Team) 【軽中量級/65kg】 1位Caina Bento(Sit
Master Roney) 2位Igor Pegote Cabrita(Thai Center) 2位Felipe Roque Karvat(Junior
Aguiar Team) 【中量級/70kg】 1位Everton Lopes dos Santos(Toshinkaikan) 2位Thiago
Teixeira Machado(Still Power) 3位Christopher Seve(Formula Academia) 【中重量級/76kg】 1位Thiago
Pereira Barbosa(Edu Chaves Team) 2位Michel Barbosa(Chok Dee Team / Sao Carlos) 3位Roberto
de Oliveira(Andre Gomes Team) 【重量級/85kg】 1位Rodrigo da Silva
Ferreira(Andre Gomes Team) 2位Cesar Almeida de Oliveira(Edu Chaves Team) 3位
Paulo Henrique S. Aiello(Werdini Team) 【無差別級】 1位Fernando
Souza Junior(Marcio Costa) 2位Wagner Ramos(Andre Gomes Team) 3位Claudio Moreno
Fonseca(Werdini Team)
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