9月23日(日)宝塚スポーツセンターメインアリーナにて、宮野道場主催の全関西ジュニア空手道選手権大会が開催された。
第6回となる今大会は、参加者は幼年〜中学生まで総勢407名。参加空手団体は35団体にものぼった。この大会ではこれまでで最高の参加人数であり、レベルの高い試合が繰り広げられた。
空手の少年大会の参加人数は、どの団体も年々増えている傾向にある。大手の空手団体の全日本少年大会では1000人規模にもなるほどだ。これは近年、空手を習う子供たちが増えているためである。様々な企業が行なう子供たちの習い事ランキング(アンケート)でも、空手は必ず上位にランクインしている。
空手に入門させる理由は何だろうか? 「8割方、子供に礼儀を習わせたいという親御さんですね」と言うのは、今回の大会を主催した宮野道場代表の宮野孝裕氏。その背景には、今の学校教育では厳しく礼儀を教えてくれないという、親御さんの認識があるのだろう。
「大会に出場しはじめると、うちの子をチャンピオンにしたいという意識になる方が多いですね。しかし、チャンピオンになることよりも、まずは出場すること。大会は空手道の中でも大きな精神修養の場です。試合の恐怖心、緊張もするし、周りからの目、それを乗り越える精神的な成長の場です。これは学校だけでは勉強できない部分だと思います。そしてこの先に、勝ち上がること、全日本チャンピオンになること、世界チャンピオンになることがあります」
宮野代表は新極真会主催の空手ワールドカップ軽量級のチャンピオンだけあって、『目指せ未来の世界チャンピオン』という大会コンセプトを掲げている。「彼らの5年後、10年後が楽しみですね」と宮野氏は未来に期待を膨らませた。
大会結果は以下のとおり。
<幼年の部>
優勝 榮 龍生(飛心会)
準優勝 西島来哉(白蓮・東大阪東)
3位 川下楓夏(聖武会館)
3位 釜谷智也(宮野道場)
<小1・2年女子の部>
優勝 遠藤未結(空手塾)
準優勝 山根優希(金剛カラテ)
3位 中原さくら(正道会館)
3位増田彩花(白蓮・神戸)
<小3・4年女子の部>
優勝 寺内莉子(白蓮・吉田)
準優勝 西村美香(聖武会館)
3位 石原小祐紀(宮野道場)
3位 林 綾香(白蓮・堺)
<小5・6年女子の部>
優勝 鍬田 歩(桜塾)
準優勝 山口千怜(空研塾)
3位 川登茉那(内田塾)
3位 亀山彩花(白蓮・堺)
<小1男子の部>
優勝 林 伶弥(聖武会館)
準優勝 小山大輝(白蓮・東大阪東)
3位 八木竜也(宮野道場)
3位 木下悦志(聖武会館)
<小2男子の部>
優勝 渡邉亮真(聖武会館)
準優勝 笹木隆矢(聖武会館)
3位 水迫涼太(飛心会)
3位 吉田匡吾(聖武会館)
<小3男子の部>
優勝 木場翔太(白蓮・東大阪東)
準優勝 田中千尋(聖武会館)
3位 中村伊織(宮野道場)
3位 酒井陵多(白蓮・堺)
<小4男子の部>
優勝 松本大樹(白蓮・八尾南)
準優勝 前村 陸(聖武会館)
3位 植原 亮(皇志館)
3位 浅海 翼(白蓮・東大阪東)
<小5男子の部>
優勝 図子貴紀(白蓮・東大阪東)
準優勝 松井浩人(隆獅塾)
3位 川根 遼(金剛カラテ)
3位 田村 海(金剛カラテ)
<小6男子の部>
優勝 渡邉雄貴(養秀会)
準優勝 下川諒哉(金剛カラテ)
3位 合田光輝(白蓮・吉田)
3位 岩見隆平(養秀会)
<小3チャンピオンの部>
優勝 西島嘉汰(白蓮・東大阪東)
準優勝 畑 和麿(白蓮・堺)
<小4チャンピオンの部>
優勝 海野魁星(白蓮・東大阪東)
準優勝 下川誠裕(金剛カラテ)
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