9月29日(月)ブルガリアにて国際空道連盟(本部:東京)主催「第一回空道ヨーロッパ選手権大会」が開催された。
初のヨーロッパ地区国際大会開催ということで、国際空道連盟より東孝理事長、東恵子事務局長、国際S級審判員6名が現地に行き、大会の視察と審判技術の指導、支援を行った。大会の方は参加国が約20カ国となり、「第一回北斗旗空道世界選手権大会(2001年11月、東京、参加国数23ケ国)」とほぼ同規模。「空道」を初めて目の当たりにしたヨーロッパの武道・格闘技愛好家の大きな声援で終始盛りあがり、ヨーロッパ圏における空道人気を確固たるものにした。
また今大会は、今後国際空道連盟が主催する大会において公式防具となる「NHG空(Neo Head Gearくう)」を採用した初の公式試合ということで、連盟にとっても歴史的な大会となっている。
「NHG空」は従来使用していたスーパーセーフ面と比べて表面強化プラスチック面が広く、顔との距離が近くなっているため選手の表情が見えやすく、また当たった時に大きな音がして打撃の威力が明確に伝わるため、実戦に近い戦いだけでなく見る側の感情移入もしやすいという長所を備えている。
第二回空道ヨーロッパ選手権大会は来年2008年2月16-17日、ロシアにて開催予定。
(備考:「MHG空」国内公式戦での採用について)
国内では全日本空道連盟が主催する「2007北斗旗全日本空道無差別選手権大会」(2007年12月8日代々木第二体育館)より「MHG空(Neo
Head Gearくう)」を公式防具として導入。
●国際空道連盟・東孝理事長、大道塾代表師範・塾長コメント
「第一回ヨーロッパ選手権大会は、竹田恒冶(つねはる)日本大使にも観戦頂き参加国数は15カ国で、それにオブザーバーとして、来年2月16‐17日「第二回ヨーロッパ空道選手権大会」開催を企画しているロシアを始め、支部開設希望のルーマニア、イタリアなど数カ国を加えて約20カ国。
2001年の『第一回世界空道選手権大会』の参加国とほぼ同じ国が2007年には「大陸大会」として開催できた事を考えると、感無量なものがある。試合は今まで文字や写真という「情報」としてしか触れることが出来なかった「空道」というものを、直に目の当たりにしたヨーロッパの武道・格闘技愛好家の大きな声援で終始盛り上がった。
今大会は、新しい空道面の公式試合での初導入という意味でも歴史的な試合だった。『安全性がより高く、しかも、出来るだけ実戦(護身)に近い戦いが出来、従って見る側も楽しめ感情移入しやすい』というような、そんな夢にまた一段と近くなった大会が、大きな事故もなく無事盛会裏に終ったことは、1981年、荒波に船出するような気持ちで始めた「顔面プロテクター導入による手による顔面攻撃解禁」と同じ位の大きな変革を乗り越えたと言うことである。空道はまた新しい時代に入ったのだ!」
国際空道連盟主催
「第一回空道ヨーロッパ選手権大会」
2007年9月29日(月・現地時間)ブルガリア
<入賞者>
▼女子クラス)ワンマッチ
勝利者賞 サラギョロワ テオドラ(ブルガリア)
▼−230クラス
優勝 土田真也(フランス支部長)
準優勝 トーマシュ マイカ(ポーランド)
第3位 ヤーマノフ ラスタン(カザフスタン)
▼−240クラス
優勝 アルハット マルディバエフ(カザフスタン)
準優勝 カナット ラヒモフ(カザフスタン)
第3位 ヴェリミール カーティック(セルビア)
▼−250クラス
優勝 エル・ハディリ・レドワン(ベルギー)
準優勝 トーマス・スフィアザス(リトアニア)
第3位 マタエフ ミャシニコフ(U.A.E)
▼−260クラス
優勝 トーマス プチノースカス(リトアニア)
準優勝 ウラジミール ディミトロフ ぺネフ(ブルガリア)
第3位 アレクサンダー ストジシク(セルビア)
▼−270クラス
優勝 カルチェフ・マーティン・タネフ(ブルガリア)
準優勝 ミラン・ミルジコビック(セルビア)
第3位 エマニュエル・コードゥル(U.A.E)
(
▼+270クラス
優勝 ヤニ・イスタバン(ハンガリー)
準優勝 スタニミール・シシコフ(ブルガリア)
第3位 ロバータス・セカナビシャス(リトアニア)
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