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ニュージャパンキックボクシング連盟
「FIGHTING
EVOLUTION XII〜進化する戦い12th
〜THE“FIVE-STAR”FIGHT」
2007年10月14日（日）東京・後楽園ホール
開場10：15 開始10：30
▼セミファイナル 70.5Kg契約 3分5R
○健太（ESG/NJKFウェルター級1位）
TKO 3R1分41秒 ※ヒジによるカット
●小澤和樹（ブリザード/NJKFミドル級7位）
 先月のNJKFウェルター級タイトルマッチでは、ベテラン笛吹丈太郎と激闘を繰り広げた健太。この日はホスト風のダンサーと共に入場し、場内を沸かせた。
1R、ジャブから右ハイキックを蹴る小澤。健太は上体を低くして距離を詰めてワンツーを打つ。さらに一気に飛び込んで右ロー。小澤はそれを放して右ミドル、健太の蹴りに左フックを合わせる。ジリジリと前に出てプレッシャーをかける小澤。首相撲になると健太をマットに転がした。細かいパンチの連打から右ローにつなげる健太。小澤もジャブ、左フックを返すが、健太のパンチの回転力の方が上回る。
2R、小澤の左フックを頭を振ってかわして右フックや左ボディを打つ健太。さらに小澤のジャブの打ち終わりに右ストレート、強烈な左ミドルを蹴っていく。小澤は細かくパンチを出して前に出て、健太が下がったところで右ロー、左ミドル。
 健太の右ストレートが当たるものの、下から上に向かってパンチを打つこともあって、小澤にあまりダメージはない様子。ここから小澤が前に出て、健太にロープを背負わせて右ストレートと右ヒジ。決してスピードはないものの、威力は十分だ。
3R、やはりこのラウンドも、健太が小澤のジャブに対して連打をまとめてローを返すという展開でスタート。しかし攻め疲れからか、健太の手数がやや止まる。逆に小澤が健太のローに右ストレートを合わせて強烈な右ロー。
ここから攻勢に転じたい小澤だったが、パンチで前に出たところで健太が右ヒジを一閃！ これが小澤の額をざっくりと切り裂き、健太が見事なTKO勝利を収めた。
▼第12試合 58Kg契約 交流戦 3分5R
○岩井伸洋（OGUNI/NJKFフェザー級1位）
判定 3−0 ※50−49、49−48、49−48
●奥山光次（渡辺/MA日本フェザー級2位）
 1R、サウスポーの岩井がワンツーから左ミドル。序盤から一気に攻め込んでいく。対する奥山も岩井のジャブに左フック、岩井のパンチをしっかりブロックして首相撲に持ち込むとヒザ蹴りを突き刺す。左ミドルとハイキックで前に出る岩井。手数では上回っているものの、奥山もタイミングよく右ローを返していく。
2R、岩井が左ミドルからワンツー、奥山をコーナーに突き飛ばす。奥山の右ストレートと岩井の左ストレートが交錯。奥山は右ストレートから左アッパー、岩井が左ミドルで奥山の突進を止める。左ストレートを当ててから、左右を連打する岩井。パンチだけでなく、縦ヒジで奥山の前進を迎え撃つ。奥山は岩井の左ミドルをブロックして右ロー。終盤は互いに蹴り合うバチバチの展開が続いた。
 3R、岩井がジャブにカウンターの左ストレート！ しかし奥山もワンツーから右ハイキックを蹴る。前に出る奥山をフットワークで交わす岩井。奥山はその足を止めようと右ローを蹴っていく。左ミドルと左ローで攻撃を組み立てる岩井。奥山は岩井のパンチをブロックして右ローと右ヒジ。手数ではやや岩井が上か。
4R、左ミドルと左ストレートで前に出る岩井。奥山も右ミドルを蹴っていく。足を止めて打ち合う両者。岩井の右フックが当たるが、奥山は倒れない、奥山がパンチ一辺倒になるのに対し、岩井は右の縦ヒジや左ミドル。
岩井のヒジで奥山の左目尻が腫れ上がる。岩井の蹴りが2度ローブローになり、一時試合が中断。再開後もパンチで圧力をかける奥山に対して、ヒジや蹴りを織り交ぜる岩井という展開。
 5R、パンチで前に出る奥山はジャブを当ててそこから右ストレート。岩井はバランスを崩さず、奥足への左ローと左ミドルを蹴って奥山を蹴り放す。しかし前進を止めない奥山の右ストレートがヒット！ 岩井が組み付いてダメージを凌ぐ。応援団の声援を背中に受けて、パンチを出し続ける奥山だったが、岩井はそれをディフェンスしながら、ミドルとローを返していった。
アトム山田と久保優太に敗れ、連敗中だった岩井がMAのトップランカーである奥山から判定勝利をあげた。
▼第11試合 60Kg契約 交流戦 3分5R
○中須賀芳徳（OGUNI/NJKFフェザー級2位）
判定 2−1 ※48−47、48−49、48−47
●遠藤智史（AJ/全日本ライト級4位）
 1R、互いにサウスポーの両者。リーチで勝る中須賀が右フックから左ローにつなげるコンビネーションで攻める。ジャブを長く使って、そこから左ストレートと左ローを打っていく中須賀。
距離が詰まれば首相撲からのヒジ・ヒザ、左右の前蹴りで遠藤を突き放すなど、完全に距離感を支配する。逆に遠藤は距離感が合わずに、ほとんど攻撃が当たらない。
2Rに入っても中須賀がワンツーからの左ロー、そして首相撲からのヒジ・ヒザでペースを掴み、このまま押し切るかに思われたが、距離が詰まったところで遠藤の細かいパンチの連打がヒット！ これで中須賀が膝をマットについて、遠藤が先制のダウンを奪った。
再開後、中須賀は遠藤に組み付いて追撃を許さない。そしてダメージが回復したところで、ワンツースリーから左ロー、そして遠藤にロープを背負わせると、今度はワンツーから左のテンカオ！ さらに左ヒジで飛び込んでいく。
 3R、2Rで奪われたポイントを挽回しようと中須賀がラッシュをかける。パンチでガードを上げさせてからの左ロー、真っ直ぐに伸びる左ストレートを叩き込む。遠藤も中須賀のガードの間から右アッパーと左ストレートを狙うが、中須賀はパンチをもらうとすぐに首相撲に持ち込んで有効打を許さない。逆に細かくヒザ蹴りを遠藤のボディに突き刺して、確実に遠藤の体力を削っていく。さらにここまで中須賀が蹴り続けていた左ローで、一瞬、バランスを崩す遠藤。ポイントでこそ負けているものの、試合の流れは確実に中須賀だ。
そして4Rに入っても中須賀ペースは変わらない。上手くパンチと左ローを散らして、距離が詰まると徹底した首相撲からのヒジ・ヒザ。距離を詰めようとする遠藤に対しては鋭い右ジャブと前蹴りで突き放す。遠藤は動きが直線的過ぎるため、また手数が少ないため、中須賀に攻撃を許すと守勢に回る場面が目立つ。
 逆に攻撃の回転をあげていくのは中須賀。パンチで遠藤のガードを上げさせて、がら空きになった遠藤の奥足に左ローを蹴りこむ。さらに組みの攻防になると、ヒザ蹴りで削り、終盤にはコーナーを背負う遠藤に飛びヒザ蹴りを突き刺した。
最終ラウンド、「ポイントなんて関係ねえぞ！」と激を飛ばされる遠藤は、いきなりワンツーで前に出る。組み付こうとする中須賀に対して右アッパー、さらに左ストレートを打っていく。
中須賀も前蹴りで遠藤を突き放そうとするが、遠藤は距離をつめてパンチをまとめる。やや攻勢に出る遠藤に対し、中須賀は落ち着いてジャブ＆ロー。これでリズムを取り戻すと、終盤は遠藤を首相撲に捕らえて、追撃を許さなかった。
判定はスプリットで中須賀。ダウンを奪われ遠藤にポイントを取られたものの、それ以外では落ち着いた試合運びで試合を有利に進めた。
▼第10試合 ライト級 3分5R ※ヒジなし
○ソンクラー・センチャイジム（センチャイムエタイ/元BBTVトーナメント・フェザー級王者＆元WPKF同級王者）
TKO 3R0分00秒 ※セコンドからのタオル投入
●中山宏美（OGUNI/NJKF同級4位）
▼第9試合 61Kg契約 交流戦 3分5R
△秀策（OGUNI/元NJKFライト級4位）
判定 1−1 ※50−49、49−50、49−49
△龍馬（y-park/J-NETWORKライト級7位）
▼第8試合 女子フライ級交流戦 2分3R
○山田純琴（y-park/J-NETWORK女子ミニフライ級8位）
判定 2−1 ※30−29、29−30、30−29
●大浜芳美（OGUNI/NJKF女子フライ級）
▼第7試合 55.5Kg契約 3分3R
○新井宏和（OGUNI）
TKO 3R0分53秒 ※ヒジによるカット
●園部和芳（VERTEX）
▼第6試合 バンタム級 3分3R
○鈴木貴義（OGUNI）
TKO 1R0分40秒 ※ヒジの脱臼
●剛（Bombo Freely）
▼第5試合 ライト級 3分3R
○畠山隼人（ESG）
判定 3−0 ※30−29、30−29、30−29
●立澤伝史（PIT）
▼第4試合 ウェルター級 3分3R
○小沼CANDY壮城（PHOENIX）
判定 3−0 ※30−29、30−29、30−29
●巧センチャイジム（センチャイムエタイ）
▼第3試合 ミドル級 3分3R
○武負（OGUNI）
判定 3−0 ※30−28、30−28、30−28
●七夜志貴（町田金子）
▼第2試合 ウェルター級 3分3R
△長谷川亮（VERTEX）
判定 1−0 ※29−29、30−29、29−29
△谷口 護（Bonbo Freely）
▼第1試合 ライト級 3分3R
○高栖秀行（Bonbo Freely）
判定 2−0 ※29−29、30−29、30−29
●鶴谷 剛（OGUNI）
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