ガッツマン・プロモーション 「SHOOTING
DISCO3〜エブリバディー ファイト ナウ〜」 2007年10月20日(土)東京・新宿FACE 開場17:0 開始18:30
▼メインイベント バンタム級 5分3R
○正城ユウキ(X-ONEジム湘南/世界同級3位)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-28
●生駒純司(直心会格闘技道場/世界同級5位)
1R、“極職人”生駒に対し、正城はフットワークを使いながら、左右のローをコツコツ当てる。生駒もいつものように前蹴りなどを中心として打撃を返しながら組み付いていくが、コーナー際で膠着となり攻め手が見つからない。一方の正城も組み付かれると、ただブレイクを待つことしかできない状況だ。
2Rも同様の展開。一旦グラウンド状態になるが、正城は離れてスタンドへ。生駒も立ち上がり、両者再びスタンドで打撃を出し合う。正城のアウトボクシングの前に、生駒はスピード負け。相手に決定打を許さない試合運びはさすがだが…。
3Rに入ると、正城のギアは突然トップへ。これまでも終盤に激しいラッシュを見せてきた正城だが、今回も回転の速いパンチで生駒を追い込む。
対する生駒は、正城のハンドスピードについていけず、後手に回ってしまう。さらに正城は、これまでと打って変わり差し合いになっても組みながらパンチ、そして離れ際にもパンチを当てる。距離を詰めるとパンチ、離れるとロー。正城の独壇場のまま、試合が終了。正城が2試合連続で世界ランカーを食った。
▼セミファイナル ライトヘビー級
5分2R
○村山暁洋(GUTSMAN・修斗道場/同級世界7位)
TKO 1R3分57秒
●チョモランマ1/2(総斗會三村道場)
2005年から5戦無敗で、世界ランクも5位まで上昇した村山が、これまた勢いに乗るチョモランマを迎え撃った。しかし、両者の力の差は明らかだった。パンチの交換から村山が組み付いてテイクダウン。じっくりとポジションを整えながらパスガードに成功すると、腕十字へ!
チョモランマがこれを凌ぎ、両者スタンドへ。再び村山はテイクダウンを奪い、コーナー際でまたも腕十字! だが、ここでも極めかけられた腕を抜き、上を取ってパウンドを落としていくチョモランマ! チョモランマの凌ぐ姿を見て歓声が沸き起こるやいなや、今度は村山がオモプラッタ。そして腕を固めたまま手首をひねり、それも極まらないと同じ状態から鉄槌の嵐!
全く動けない状態のまま鉄槌を浴び続けるチョモランマを見てレフェリーが試合をストップした。
▼第9試合 バンタム級 5分2R
○神酒龍一(GUTSMAN・修斗道場)
判定3-0 ※20-18、20-18、20-18
●赤木敏倫(総合格闘技道場コブラ会)
今年1月26日、東京キネマ倶楽部大会で組まれながら、神酒の負傷により流れてしまった一戦が今大会で改めて組まれた。結果、今大会でベストバウトといえる内容となった。
その要因のひとつは、赤木の成長にあるだろう。もともとシッティングガードから足狙いという特異なスタイルを貫いていた赤木だが、前回の生駒戦から戦法を変え、しっかりと打投極を回転させるような試合振りを見せている。そして今回も、鋭い打撃に、低い大勢から素早く入るタックル。そしてポジショニング。まさにシューターとしての形が整ってきたことを見せ付けるような試合だった。
しかし、対する神酒は、すべてにおいてそんな赤木の上を行った。1R、激しい打ち合いからテイクダウンを失敗した赤木のバックを奪おうとした時、赤木に腕を取られアームロックを狙われるが、それをはずしてまたもバックに回る。そのまま両者はめまぐるしくポジションを取り合う。最後に神酒がヒザ十字を狙ったところで1R終了のゴングが鳴った。
2Rに入っても、両者の動きは止まらない。赤木がタックルを仕掛けるが、ここでも神酒はスッとバックに回りこむ。ここで上下を入れ替えた赤木に対し、神酒は下から腕十字! 赤木ななんとか凌ぐが、神酒に上を取り返されてしまう。すぐに両者スタンドに戻ると、互いに「来い!」と相手に向かって叫びながら、同時にパンチを繰り出す!
その様子は、まるで我慢比べだ。二人の激しい攻防に、場内に大歓声がこだまする。打ち合いでは互いに一発一発強いパンチが入るが、ここでよりダメージを与えたのは、しっかりとパンチを打ち込んでいた神酒のほうだった。
勝負は決着がつかず判定へ。ジャッジは全員、スタンドの打撃で優位に立った神酒をフルマークで支持した。これで神酒はクラスA入りとなる可能性もある。だが、敗れた赤木も成長の跡を見せつけ、今後に期待がかかる。両者が全力を振り絞り、打投極がしっかりと回転した名勝負だった。
▼第8試合
ウェルター級 5分2R
○岡田孔明(PUREBRED大宮)
一本 1R2分26秒 ※アームロック
●中島邦男(マッハ道場)
柔道ベースの岡田が組み付き、差し合いからテイクダウンを狙う。しかし先に倒されたのは岡田。対する中島はすぐさまマウントを奪い、パンチを落としていく。
ここで岡田は立ち上がるが、中島にまたも押し込まれてテイクダウンされる。コーナーに押し込まれた岡田は、すかさず腕を取り、引っくり返してアームロック! これが極まり、岡田の逆転勝利となった。
▼第7試合 ライト級 5分2R
○中村浩士(東京イエローマンズ)
判定3-0 ※20-18、20-18、20-18
●井上雄史(GUTSMAN・修斗道場)
▼第6試合 フライ級 5分2R
○澤田健壱(パラエストラ東京)
判定3-0 ※20-18、20-18、20-18
●タイガー石井(パラエストラ吉祥寺)
▼第5試合 フェザー級 5分2R
○根津優太(JPN/和術慧舟會東京本部)
判定2-1 ※19-20、20-19、20-18
●細井鷹飛呂(JPN/パラエストラ松戸)
▼第4試合 2007年度新人王決定トーナメント準決勝
フライ級 5分2R
○阿部博之(SHOOTO GYM K'z
FACTORY)
一本 2R4分11秒 ※スリーパーホールド
●吉田朋彦(G-FREE)
▼第3試合 ウェルター級 5分2R
○三浦 忍(和術慧舟會タイガープレイス)
判定2-0 ※20-19、19-19、20-18
●ガイ・デルモ(アメリカ/TEAM BLAZE)
▼第2試合 フライ級 5分2R
○田原しんぺー(総合格闘技STF)
判定3-0 ※20-18、20-18、20-19
●猿丸ジュンジ(シューティングジム横浜)
▼第1試合 2007年度新人王決定トーナメント2回戦
ライトヘビー級 5分2R
○洋樹(格闘サークルOZ)
KO 1R2分05秒
●松木 睦(ノースキングスジム)
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