株式会社サステイン
「プロフェッショナル修斗公式戦
“BACK TO OUR ROOTS 06”Supported by Crymson」
2007年11月8日(木)東京・国立代々木競技場第2体育館
開場15:30 開始 第1部16:00 第2部19:00
<第2部>
▼メインイベント(第9試合)環太平洋ライト級チャンピオン決定戦 5分3R
○リオン武(同級2位、世界同級2位/日本/シューティングジム横浜)
判定3-0 ※30-26、30-27、29-27
●戸井田カツヤ(同級1位、世界同級5位/日本/和術慧舟會トイカツ道場)
※リオンが第三代王座に就く。
1R、両手を広げてぴょんぴょんと飛び跳ねる戸井田。リオンはそこに右ローを蹴る。その後もその場でジャンプするなど、トリッキーな動きを見せる戸井田だったが、リオンは右ストレートを打ち込む。
左フックで組み付こうとする戸井田に右を合わせるリオン。戸井田にロープを背負わせると前蹴りを突き刺す。戸井田のインローに右ストレートを狙うリオン。ラウンド中盤は互いに間合いを測る展開が続く。
ここで戸井田がタックル! しかしリオンはそれをしっかり切り、距離が出来ると強烈な右ローを蹴る。戸井田の左フックに右ストレートで飛び込むリオン。戸井田のタックルを切るリオンは右ローと前蹴り。
戸井田はワンツーで前に出て行くが、リオンはそこに得意の右カウンター! 一発目は当たりが浅かったものの、二発目は綺麗に戸井田の顔面を捉えて、リオンがダウンを奪った。
2R、ここでもトリッキーな動きで距離を詰めようとする戸井田。リオンはそこに右ストレートを打っていく。ジャブから前に出る戸井田は、リオンの右ローを掴んでグラウンドに引き込む! ここからリオンの右足にしがみ付く戸井田はリオンのバックを狙いつつ足関節!
しかしリオンもすぐにそれに反応し、回転して立ち上がる。スタンドでの再開後、リオンの右ローに合わせてタックルで飛び込む戸井田。再びリオンの足を掴んで足関節! 今度は足関節を上手く利用して、グラウンドで上を取ることに成功する。
リオンは足を利かせて戸井田のパスをディフェンス。戸井田はハーフから足を抜きつつ、立ち上がろうとするリオンの動きにあわせて腕十字へ! ここでもリオンはしっかりディフェンスして立ち上がり、試合をスタンドへ戻した。思い切りよく右ストレートを打つ戸井田。すぐに右を返すリオン。
戸井田の足が揃ったところにリオンは右ローを蹴る。さらにリオンは前蹴りで戸井田をロープに詰めて、右ストレートとヒザ蹴りを出す。戸井田は構わずリオンに組みついて、そのまま飛びついて引き込み。この態勢でラウンド終了となった。
3R、じりじりと前に出る戸井田。パンチから組み付こうとするが、そこにリオンの右ストレートがヒット! 戸井田は一気に前に出てタックルでテイクダウンを狙うが、テイクダウンを奪うまでには至らない。引き込む戸井田に対し、リオンは背筋を伸ばしてパンチ。戸井田は下から体を起こしてタックルを仕掛けるが、リオンはこのタックルも切る。
四つ組みの攻防から引き込む戸井田。リオンは寝技には付き合わず、イノキ・アリ状態で戸井田の足を掴むとボディを蹴る。スタンドでの再開後、左フックから飛び込む戸井田。リオンの右ストレートをもらうものの、リオンにロープを背負わせてタックルを仕掛ける。そこからガードに引き込む戸井田だったが、リオンは立ちあがる。
戸井田がジャンプして来るところに、リオンは右ストレートと前蹴り。残り時間が少なくなる中、何とか組み付いた戸井田はヘッドロック気味にグラウンドに引き込む。しかしリオンはそこで戸井田のバックへ。戸井田は腰を上げてリオンを前に落とそうとするが、リオンはバックをキープしたままチョーク。これは極まらなかったものの、後から戸井田の顔面にパンチを入れた。
1Rのダウンもあり判定はフルマークでリオン。第3代チャンピオンとして環太平洋のベルトを腰に巻いた。試合後のリング上で「1度負けた後に諦めないで取ったベルトなんで自分の中では世界のベルトより価値があります。中蔵さんを見習ってベルトを防衛していきたい」と環太平洋のタイトルに対する想いを語ったリオン。
試合後のインタビュースペースでも「まずは環太平洋のベルトを防衛して、周りが『文句ないだろう』と思ってくれるところで世界タイトルに挑戦したい」と話しており、当面は環太平洋王者としての試合が続くことになりそうだ。
▼セミファイナル(第8試合) 環太平洋ウェルター級チャンピオンシップ 5分3R
○中蔵隆志(同級王者、世界同級1位/日本/シューティングジム大阪)
判定3-0 ※三者とも30-26
●遠藤雄介(挑戦者・同級1位、世界同級4位/日本/GOKITA
GYM)
※中蔵が初防衛に成功。
1R、中蔵をコーナーに押し込んでいく遠藤。中蔵はその遠藤を首相撲に捕まえる。サウスポーの遠藤とオーソドックスの中蔵。距離が離れて打撃の攻防になると、遠藤は左のロングフック、そして右ジャブを突き刺す。
遠藤が先に打撃を仕掛けていったのだが、中蔵が遠藤のローにカウンターの左フック一閃! これが綺麗に遠藤の顔を打ち抜き、中蔵が鮮やかに先制のダウンを奪う!
再開後、中蔵の右ストレートに対して、左のロングフックを被せる遠藤。パンチで前に出てくる遠藤に対して、中蔵はインローを蹴ってバランスを崩させる。中蔵は遠藤のジャブをバックステップでかわすと、今度はパンチのフェイントで一気に前に出る。
そして遠藤がロープを背負ったところで、中蔵は組み付く。テイクダウンできないとみるや引き込む中蔵は、下から遠藤の手首を掴んで三角絞め狙い。ドントムーブになると一旦、遠藤の体を蹴り離して立ち上がり、スタンドの状態でアームロックにとらえてそのまま引き込む。
2R、軽い打撃の交換の後、遠藤が両足タックル。中蔵はそこにフロントチョークを合わせる。頭を引き抜いた遠藤は抱きつく中蔵にコツコツとパンチを落とす。
中蔵は遠藤の体を蹴り離して立ち上がると、遠藤の体を持ち上げて豪快なテイクダウン。インサイドからパンチを落としつつ、ブレイクとなる。再開後、ガードを低く距離を取る中蔵は遠藤が来るところに胴タックルを合わせてサバ折りでテイクダウン。体を起こして強烈なパンチを落とす。
3R、ここまでポイントで劣勢に立たされている遠藤は奇襲の飛びヒザ蹴り! そのまま中蔵を首相撲に捉えるのだが、中蔵がサバ折りでテイクダウンを奪う。インサイドガードで上になった中蔵は、遠藤の胸に頭をつけてコツコツとパンチを落とし、丁寧に足を一本抜いてハーフガードへ。ブリッジで逃げようとする遠藤の動きに合わせてマウントに移行する中蔵は、さらにそこからバックポジションへ。ポジションをキープしつつ、チョークスリーパーを狙う。
これを凌いだ遠藤は反転してインサイドガードに態勢を戻すものの、中蔵はハーフガードでしっかりと遠藤の足に絡みつきディフェンス。遠藤は一発逆転の足関節を狙うものの、中蔵にポジションを入れ替えられてしまう。試合終了間際、グラウンドで上のポジションを奪い返した遠藤だったが、逆転ならず。
試合後の勝利者インタビューで「紹介VTRで『相手は似ている選手』と言ったんですけど、似ているということは逆転に弱点も知ってます」と話したように、中蔵がベテランらしい安定した試合運びで挑戦者を退けた。
これでタイトル初防衛となり、次は空位となっている世界挑戦が期待されるところだが「北欧の処刑人VS関西の仕事人と言おうと思いましたけど、ハンセンが負けちゃって上手くいきませんね。まあチャンスは巡ってくるものだと思うんで、気長に待ちます」と中蔵。
「防衛戦のプレッシャーは尋常じゃないけど、このベルトに新しい歴史を刻むことが出来ました。僕は30歳ですけど、まだまだ中年の星とした頑張ります」とインタビューを締めくくった。
▼第7試合 67kg契約 5分3R
○高谷裕之(日本/WK高谷軍団)
TKO 3R1分58秒 ※レフェリーストップ
●アントニオ・カルバーリョ(世界ライト級1位、米大陸同級2位/カナダ/シャオフランコMA)
1R、右ストレートから左フックを返す高谷。鋭いハンドスピードから放たれるコンビネーションに、場内からは「おーっ!」と歓声が上がる。カルバーリョの左ハイキックをバックステップでかわした高谷はすぐに右ロー。スイッチして左ハイキックを飛ばす。
ワンツーで前に出る高谷。そこにタックルを合わせるカルバーリョだったが、高谷は上手くロープに体を預けてスタンドをキープしてカルバーリョを突き放す。
ジャブを突くカルバーリョに対し、高谷は上手くプレッシャーをかけてロープを背負わせると左フックから右! 左ミドルを蹴る。左ハイキックを返すカルバーリョ。
ワンツーで前に出る高谷は、カルバーリョのタックルを切る。高谷はカルバーリョの左ハイキックをブロックして、強烈な右ロー! これでカルバーリョの足を止めると、左ミドルで前に出る。
高谷はカルバーリョのワンツーには両腕閉じブロック、タックルでのテイクダウンを許さない。そしてカルバーリョを首相撲に捕らえるとヒザ蹴り! カルバーリョはこれに対して首相撲ではタブーとされる十字ブロックによるディフェンス。高谷のヒザ蹴りをもらい続けてしまった。
2R、カルバーリョのワンツーを空振りさせて右ストレートを返す高谷。さらにカルバーリョを首相撲にとらえるとヒザ蹴りを放つ。カルバーリョは高谷のパンチにガードを高く上げるが、高谷はその間を狙って左フックや右アッパーを打ち込む。さらに的確にジャブを突き刺して、確実にカルバーリョにダメージを蓄積させる。
完全に距離感を掴んだ高谷は、カルバーリョの攻撃は空振りをさせてはジャブ、左フックから右ストレート。カルバーリョのインローに右ミドルを返し、右ストレートから左フックを返す高谷。
カルバーリョのワンツーには右ローを蹴り込み、カルバーリョのタックルを切ると首相撲からヒザ蹴りを突き上げる。そして高谷が強烈な右ストレートでカルバーリョをぐらつかせる!
しかしここからカルバーリョがスイッチが入ったように怒涛のラッシュ! 攻めていたはずの高谷を後退させると、カルバーリョは声を出して気合を入れて左右の連打! 高谷の右フックをもらいながらも、右フックを叩き込む!
ヒット数は互角ながらも、手数で高谷を上回るカルバーリョ。するとカルバーリョの右ストレートと左フックが高谷の顔面をとらえ、高谷の腰が落ちる! ここは何とかさらにぐらつかせる。するとここで高谷が目尻をカットしてドクターチェックに入る。
高谷がチェックを受ける間、両腕を挙げて自分の優位性をアピールするカルバーリョ。完全に流れはカルバーリョに傾いたかに思われたのだが…再開後、カルバーリョの右ストレートに対して、高谷の右のカウンターがドンピシャリのタイミングでクリーンヒット! カルバーリョがその場に膝から崩れ落ちダウン! 何とかカウント内に立ち上がったカルバーリョだったが、ダメージは大きい。
3R、高谷はパンチで来るカルバーリョにに右ロー! カルバーリョの出足を止めると、右ストレートから右アッパー。その後も高谷はカルバーリョがパンチで前足重心になったところに右ローを蹴り続ける。そしてカルバーリョが後退したところにワンツーで飛び込むと、右ストレートでカルバーリョをぐらつかせる!
そして高谷はカルバーリョを首相撲にとらえるとヒザ蹴りを連打! ガードを固めて亀になるカルバーリョに左右の連打を浴びせる高谷。カルバーリョの動きが止まったところで、レフェリーが試合を止めた!
豪快なKO勝利で修斗凱旋試合を飾った高谷。試合後の勝利者インタビューでは「勝手に僕が一番だと思っているんで(ランキングは)関係ないです。闘いたい相手? まだ考えてません」と話したものの、世界ランキング1位のカルバーリョを下した実績を考えると、世界タイトル戦線に絡んで欲しい存在。今後の修斗参戦に期待がかかる。
▼第6試合 ウェルター級 5分3R
○光岡映二(日本/和術慧舟會RJW)
判定2-0 ※29-28、29-28、29-29
●ヨアキム・ハンセン(ノルウェー/チーム・フロントライン/同級世界2位)
1R開始直後、光岡のタックルを切ったハンセンは、豪快に光岡をロープまで吹っ飛ばす! さらに組みの攻防になると、ハンセンは光岡の体を振り回して後ろについて、グラウンドへ引きずり込む。しかし光岡は体を起こしたまま、ハーフガードで上のポジションを奪う。
ハンセンは光岡の腕をかんぬきに捕らえて、フックガードで浮かせる。さらに光岡の脇の下をくぐるようにしてスイープを仕掛けていく。光岡はそれらのハンセンのガードからの仕掛けをしっかり潰して、細かく鉄槌。
ハンセンも光岡をフルガードに戻して下から足で距離を取ってパンチを入れる。じっくりとパンチを落とし、丁寧に足を抜いてパスを狙っていく光岡。ハンセンは潜りからフルガードに戻し、さらに下から強烈な左フックを連打する。
2R、ジリジリと前に出るハンセン。光岡がローを出したところにワンツー! さらに組みに来た光岡を豪快に投げる、インサイドで上になったハンセンは腰を切ってパスガード。しかし光岡もハンセンが袈裟固めになったところを狙って、ブリッジでポジションを入れ替える。さらに光岡はタックルに入ったハンセンの首は取ってフロントチョーク!
レフェリーからはキャッチが宣告される! 一気にハンセンの首を絞り上げる光岡。しかしハンセンも必死に頭を抜いてそこから逃げる。ハーフで押さえ込むハンセンはコツコツとパンチ。イノキ・アリ状態に戻るとパンチを打ちながら、ハーフで押さえ込む。抱きつく光岡の後頭部にハンセンはパンチを入れ続ける。
3R、ハンセンは右アッパーから左ストレート! 光岡のタックルを切ると、投げでテイクダウンを奪う。ハーフガードの状態で中腰になってボディと顔面にパンチを打ち分けるハンセン。じっくりと攻めるハンセンだったが、光岡はその隙をついてハンセンのバランスを崩して後方に倒し、グラウンドで上のポジションを入れ替える。
さらに足を抜いてハーフで押さえ込む光岡。しかしハンセンも体を反転させてポジションを入れ替える。インサイドからガッチリと組みつく光岡。ハンセンは光岡の上体を固めてパスガード狙い。イノキ・アリ状態に戻されると強烈なパウンドを落とす。
その後もパンチでラッシュを仕掛けるハンセン。しかし光岡も必死にディフェンスを固める。そのまま試合が終了! 光岡が2Rのキャッチポイントを守りきる形でハンセンを下す金星を挙げた!
試合後、リング上でコメントを求められた光岡は「夢みたいです。すごく粘り強くて、気持ちが引けるところもあったんですけど…2Rに僕が必殺技が出ました。あと2秒くらいあったら極まっていたかも(笑)」と笑顔で話した。
▼第5試合 フェザー級 5分3R
○エドゥアルド・ダンタス(同級米大陸3位/ブラジル/ノヴァ・ウニオン)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-27
●BJ(世界バンタム級王者/日本/勝村道場)
現役のバンタム級世界王者のBJが1階級上のフェザー級に挑戦する。対戦相手のダンタスは“リオの超新星”と紹介されるブラジルの若手ファイターだ。試合に先立ち、武田幸三から両選手に花束が贈呈された。
1R、オードソックスのダンタスに対し、サウスポーのBJがインローを放つと、これがローブローとなり、いきなり試合が中断される。再開後もインローを蹴りながら前に出るBJ。ダンタスはそこに右のテンカオを突き刺す! 一気に前に出てくるダンタスの動きに合わせてBJはスタンドのままバックへ。ダンタスはBJの体を前に落としてここから逃げる。
左ストレートを出すBJ。ダンタスはリーチを生かして右ストレートや右ハイキックを繰り出し、BJに距離を詰めさせない。ダンタスは自分の左手を前に出す独特の構えで距離を測り、飛びヒザ蹴り! BJが距離を詰めてくるところに右アッパーを突き上げる。
ダンタスは飛びヒザ蹴りで距離を詰めてパンチの連打。BJは時折ローを返すだけで、手数が少ない。そしてダンタスの左手がBJの目に入り、試合が一時中断。
再開後、ここでもダンタスのヒザ蹴りがヒット! BJはすぐに両足タックルに入って、テイクダウンを狙う。ここでも立ちバックを狙うBJ。ダンタスはコーナーに体を預けて、完璧にBJを後ろには回らせない。
スタンドの展開に戻ると、BJが右フック! これが顔面を捉えたダンタスだったが、すぐにその右フックに右ヒザ蹴りを合わせる。終了間際、再びBJが右フックを当ててテイクダウンを奪う。
2R、タックルから距離を詰めてBJが左右の連打、さらに左ハイキックを飛ばす。そこからでタックルでダンタスをコーナーに押し込むBJだったが、テイクダウンは奪えずにブレイクとなる。
再開後、ダンタスの右ストレートと左フックがヒット。これで尻餅をついてしまうBJ! しかしすぐに下からダンタスの足にしがみ付いて足関節を狙う。スタンドをキープするダンタス。BJがセンタクバサミを仕掛けると、それを引き抜いてインサイドガードでBJを押さえ込む。
BJはガードから腕十字。これをダンタスに持ち上げられて外されるも、すぐにタックルで立ち上がり、コーナーまで押し込む。プレッシャーをかけて前に出るBJは右フックからタックル。しかしダンタスは倒れない。
3R「BJ頼むぞ!」という声援の中、BJは細かくジャブを突いて右フック。さらに左ハイを飛ばす。ダンタスをコーナーまで詰めてタックルに入るが、ダンタスはそこにヒザ蹴り! これが顔面を捉えたBJだったが、しつこくタックルに入ってテイクダウンを奪う。
ダンタスは下から長い手足を使って腕十字。これに手こずるBJだったが腕を抜いて、ダンタスの足を担ぎながら膝割りパスガード。ハーフから足を抜きつつ、ダンタスのバックを狙う。しかしここでダンタスが上手く回転して、ポジションを入れ替える。結果的にテイクダウンを奪ったBJが上四方で押さえ込まれるという展開に。BJの脇を空けさせて、パンチを落とすダンタス。そしてBJの上半身を固めると、逆サイドに飛び越えるように肩固めへ!
ダンタスの長い腕がBJの首元にがっちりと入る。必死に体をずらしてこれをディフェンスするBJ。この肩固めからは逃がれたものの、大幅に時間をロスしてしまう。イノキ・アリ状態からパンチを落とすダンタスに対し、下から三角絞めを仕掛けるBJだったが、ダンタスはここでもBJの体を持ち上げるようにして外す。ここで試合終了のゴングが鳴らされた。
判定は3−0でダンタス。BJのフェザー級挑戦は判定負けという悔しい結果に終わった。
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