▲メインで行われた佐藤正人(精龍會代表・左)と瀬田竜生(精龍會中国拳法道場)による中国拳法・蛇拳対決
11月11日(日)東京・浅草インディーズアリーナにて、精龍會中国拳法道場/総合イベント企画アールズ・エンタープライズ合同興行『世界の格闘技〜第17回闘龍比賽〜龍飛雲老師追悼大会』が開催された。
今大会は、今年2月に急逝した精龍會中國拳法道場の老師で、日本での酔拳の第一人者・故龍飛雲氏(りゅう・ひうん/本名=藤田徳明)が毎年11月に開催していた『闘龍比賽』であり、故龍氏の追悼興行となる。
試合前には、故龍氏の藤田悦子夫人が遺族、精龍會・佐藤正人代表らと並び、リング上であいさつ。大会開催に至った経緯と共に、「闘龍比賽を今後も定期開催していきたい」とした。
前半戦ではキック、空手・柔術、後半戦では中国拳法VSキック、ブルース・リーが生み出した截拳道VS空手、中国拳法VSカポエイラの異種格闘技戦が行われた。6冠王4階級制覇の土屋ジョーも参戦し、この異色ファイトに華を添えている。
準備不足のためにケガを負う選手がいたものの、普段見られないガチンコ対決に会場は大盛り上がり。その中でも、蟷螂拳の使い手・須賀保男(精龍會中国拳法道場)と対決したビゴォーアナはカポエイラ特有のリズムから繰り出す華麗な足技で圧倒し、観客を魅了していた。
スペシャルゲストとして出席したWMCインターコンチネンタルスーパーフライ級王者TOMONORI(OGUNI)、キックの鬼姫・早千予も「ビゴォーアナ選手の足技が凄かった。本格的に練習すれば強くなる選手」と大絶賛。
また、今大会のオファーを受けていたTOMONORIは「カポエイラや中国拳法など自分が手を合わせたことのない格闘技に興味があります。手を合わせてみたいですね。ガチンコ対決でやれるんであれば、体重も関係なく参戦してみたいです」と、次回の闘龍比賽出場に意欲を見せている。
その他、メインでは蛇拳VS蛇拳の“セーフ面及びグローブ無し”中国拳法ガチンコ対決も行われ、精龍會代表の佐藤正人が勝利した。
精龍會中国拳法道場/総合イベント企画
アールズ・エンタープライズ合同興行
『世界の格闘技〜第17回闘龍比賽〜
龍飛雲老師追悼大会』
2007年11月11日(日)東京・浅草インディーズアリーナ(ファイト倶楽部)
開場12:30 開始13:00
<全試合結果>
▼メインイベント 中国拳法 蛇拳対決 面無し・グローブ無しルール 2分2R
○佐藤正人(精龍會代表)
判定
●瀬田竜生(精龍會中国拳法道場)
▼中国拳法VS異種格闘技軍団(3対3対抗戦) 2分2R
○ビゴォーアナ(カポエイラ)
判定 3−0 ※20−18、20−16、20−10
●須賀保男(精龍會中国拳法道場・蟷螂拳)
▼中国拳法VS異種格闘技軍団(3対3対抗戦) 2分2R
○千葉繁樹(格闘技CLUB T.one’s.B・空手)
一本 ※ローキック
●入澤龍治(アールズ・エンタープライズ・截拳道)
▼中国拳法VS異種格闘技軍団(3対3対抗戦) 2分1R エキシビジョンマッチ
−佐久間正泰(精龍會中国拳法道場・酔八仙拳)
判定なし
−土屋ジョー(WKA・WMAF・UKFキックボクシング世界王者)
▼中国拳法演舞〜中国拳法紹介
▼柔術マッチ(再戦) 3分2R 立ち技=フルコンタクト空手ルール&寝技=サンボルール
△山岸宏誠(白龍ジム)
ドロー 判定 1−1 ※20−19、19−19、20−19
△石塚晃(白龍ジム)
▼空手VSキックボクシング対決(フルコンタクト空手ルール) 2分2R
○飛鳥一撃(ターザン後藤一派)
判定 3−0 ※20−17、20−17、20−17
●川村剛裕(アールズ・エンタープライズ)
▼フルコンタクト空手マッチ 2分2R
○RIKIYA(AXKICK)
KO
●大窪勇壱(CLUB T.one’s.B)
▼キックボクシングエキシビジョンマッチ 2分2R
−MASA(JET’S・GYM)
判定なし
−タノムサク鳥羽(DDT) ※当日予定していた「X」は諸事情により変更
▼キックボクシング対決 UKFキック Bルール(ヘッドギア無し・すね当て装着) 2分2R
○安藤正樹(白龍ジム)
KO 1R3分03秒
●加藤祐樹(白龍ジム)
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