M-1 MC 「M-1 FAIRTEX フレッシュマンズ in 大森」 2007年11月11日(日)
東京・ゴールドジムサウス東京アネックス 開場14:30 開始15:00
▼第8試合 メインイベント M-1ムエタイルール フェザー級 3分5R △AKIRA(チームドラゴン/J-NETWORK王者) ドロー 判定1-1 ※49-49、49-50、50-49 △赤羽秀一(WSR・フェアテックスジム/全日本6位・元J-NET
2位) キック界で旋風を巻き起こしているチームドラゴンから、J-NETWORK王者のAKIRAが参戦。AKIRAのM-1出場は、6月大会でカノンスックに1RKOされて以来。その後、8月に木村敬明(J-NET・レグルス池袋)を破り、J-NET王座を獲得。対する赤羽も、かつてJ-NETで2位だった実績を誇る。フェザー級きっての実力者同士のハイレベルな闘いに期待が集まる。 1R、パンチを中心に前に出てプレッシャーをかけてくる赤羽に対し、サウスポーのAKIRAは下がりながら左ローを繰り出していく。さらに首相撲の体勢に持っていくと、ヒザを相手のボディに幾度となく叩き込む。赤羽も負けじとヒザを繰り出していくが、有効打は奪えず。離れては左ローを見舞ってくるAKIRAに対し、赤羽は右ローで対抗していく。 2Rになると、AKIRAは左ロー中心の攻撃から、ジャブを出しながら振りぬく左ストレートなど、パンチを中心に試合を組み立てていく。序盤の左ローが効いたのか、赤羽はリズムが掴めず劣勢となり、首相撲に捕まるとバランスを崩してこかされてしまう。 3R、ペースを取り戻したい赤羽は、自ら首相撲の展開に持っていく。決定打は浴びないものの、組み付かれてスタミナが逃げていくのを嫌がったのか、赤羽は首相撲の離れ際に左ヒジでカットを狙っていく。怯まず左右のパンチを繰り出しながら前に出て行く赤羽に対し、AKIRAは下がりながらカウンター狙いで左ストレートを繰り出して応戦。2Rに比べて、手数で勝る赤羽が盛り返していく展開に。 4R序盤、赤羽は3Rとは変わって距離を取り、ミドルキックを的確に放っていく。勢いを取り戻した赤羽が、さらにパンチでラッシュをかけてくると、AKIRAも真っ向から応戦、フックをヒットさせる。しかし徐々に疲れが見え始め、手数では赤羽に押され気味に。要所要所で得意の左ヒジ・左ヒザを見舞っていくが、赤羽のタフネスぶりの前に決定打とはならず。 最終5R、ゴングと同時に真正面から打ち合いに出る両者、AKIRAも押されないように左右のフックを果敢に繰り出していくが、それをものともせずに赤羽が怒涛のラッシュをかけていく。ガードを固めながらAKIRAは、タイミングを見計らって左ヒジを出していくが、赤羽の勢いの前に、炸裂するに至らず。
結局、判定は1-1のドロー。終了のゴング後も、まだまだスタミナ十分なところを見せ付けるように、赤羽は腕立て伏せを始めるパフォーマンス。赤羽の勢いに乗せられ、打ち合いに出てしまいペースを崩したAKIRAは、赤羽とは対照的に四方の観客に土下座をしてリングを降りた。
▼第7試合 セミファイナル M-1エクステンションルール ミドル級 3分3R(延長1R) ○貴之ウィラサクレック(WSR・フェアテックスジム/全日本5位・J-NET4位) TKO 1R1分1秒
※レフェリーストップ ●ドラゴン司(勇心館) 貴之は今年4月のM-1で、全日本ミドル級王座決定トーナメント出場権を賭けて江口真吾と対戦するも判定負け。
さらに7月にはJ-NETのリングで格下の千春“桃白白”にも判定負けを喫してしまい目下2連敗中。今回の対戦相手は、今年4月に木塚龍司よりリングネームを変更したドラゴン司。不調の貴之を倒して、ミドル級戦線に食い込めるか? 1R、序盤から一気呵成に前に出て行く貴之。圧力をかけて司を追い込んでいくと、ワンツーから、左ミドル、そして右の縦ヒジで司の眉間をカット。ここでドクターチェックが入り、試合は一時中断。再開となるも、さらに貴之がワンツーでプレッシャーをかけると、再び司の傷からおびただしい出血。ここでドクターチェックを待たずレフェリーが試合をストップ。 貴之が得意のヒジで見事に連敗から脱出、嬉しい速攻勝利を飾った。
▼第6試合 M-1エクステンションルール ライト級 3分3R(延長1R) ○遠藤智史(AJジム/全日本4位) 判定2-0 ※29-30、30-30、29-30 ●威幸[たけゆき](WSR・フェアテックスジム) 前回の10月大会で信田智史(習志野・MA8位)に1RTKO勝ちを収めた威幸が、昨年9月に本場タイで遠征試合経験も果たし、成長著しい全日本ランカー・遠藤智史を迎え撃つ。 1R、威幸が左右のパンチを中心に前に出ると、遠藤は下がりながら的確に右ローを放ち、威幸の機動力を奪いにいく。ローを嫌がる威幸は、左に回りこみながらパンチを顔面、ボディとコンパクトに打ち分けながら試合を組み立てていき、コーナーに遠藤を追い詰めると一気にラッシュ。しかし、遠藤は落ち着きを持って体を入れ替えて応戦。 2Rになると、1Rと打って変わり遠藤が接近戦に転じ、ヒジ&ヒザを多用し一気に畳み込みをかける。威幸が距離を取ろうとすると、すかさず左右のミドルを叩き込んでいき、反撃のスキを与えようとしない。威幸は試合の流れを変えようと、イチかバチかで二段飛びのヒザ蹴りを放っていくなど、トリッキーな動きも取り入れながら、パンチ一辺倒にならないように攻撃を繰り出していくが、遠藤のペースを崩すまでには至らない。 3R、遠藤の左右のミドルに対して、威幸が同じくミドルで真っ向から応戦、お互い引かずに意地の応酬となる。威幸はミドルに加えてワンツーと連続攻撃を繰り出して命中度を上げていくが、後半になると疲れが見え始め、そこをすかさず遠藤がミドルを交えながらパンチを散らせて素早くラッシュをかけていく。堅実な試合運びで終始ペースを乱さなかった遠藤が、威幸から判定勝利を収めた。 ▼第5試合 M-1フレッシュマンズルール ウェルター級 3分3R ○名川弓立(尚武会) 判定2-0 ※30-30、29-30、29-30 ●須釜和成(拳粋会・宮越道場) ▼第4試合 M-1フレッシュマンズルール バンタム級 3分3R ○橋本 丈(尚武会) TKO 3R0分42秒 ※2ノックダウン
●森山進介(拳粋会・宮越道場) ▼第3試合 M-1フレッシュマンズルール ライト級 3分3R △山田 望(WSR・フェアテックス)
判定1-1 ※29-29、29-28、28-29
△清川祐弥(新宿レフティー)※デビュー戦
▼第2試合 M-1フレッシュマンズルール 55kg契約 3分3R ○梅野健太(PHOENIX) 判定3-0 ※28-30、29-30、28-30 ●ヒロアキ(治政館・江戸川道場) ▼第1試合 M-1フレッシュマンズルール 74.5kg契約 3分3R ○TOM(WSR・フェアテックスジム九州) 判定3-0 ※30-29、30-29、30-29 ●松澤英貴(WSR・フェアテックスジム蕨)
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