KGS 「R.I.S.E.XLI」 2007年11月25日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックス 開場17:30 開始18:00 写真提供=株式会社KGS/山本千代
▼メインイベント(第7試合) −60kg契約 3分3R(延長1R) ○歌川暁文(U.W.F.スネークピットジャパン/シュートボクシング日本スーパーフェザー級2位) 判定2−0 ※30−29、29−29、30−28 ●菅原勇介(TARGET)
1R、菅原は強烈な右ミドルを蹴る。さらにミドルのフェイントから右ストレート。歌川は菅原の蹴りをキャッチしてマットにこかす。やや先手を取られた感のある歌川だったが、中盤以降はしっかり距離を取って左ミドルを蹴っていく。そこに右ミドルや左ローを返していく菅原。歌川の顔が下がったところを狙って顔面へ前蹴りを突き刺す。 2R、右ミドルから左フック、右ストレートを打つ菅原。歌川はガードを高く上げて左ミドルを返す。前蹴り&左ミドルで菅原を下げさせる歌川。この左ミドルが菅原のボディをとらえると、歌川は菅原をコーナーに詰めてボディに左右のパンチをまとめる。歌川は右手で距離と測りながら左ミドル。
菅原も組み際の右ストレートを当てるが、その後が続かない。完全に菅原のボディに照準を絞った歌川は、再び菅原をコーナーに詰めてボディに左右の連打。距離が開けば、左右の前蹴りを突き刺す。 3R、左ミドルで前に出る歌川。菅原の右ストレートにカウンターの右フックを当てるなど、パンチでも優勢に試合を進める。攻め気になって右ストレートで前に出る菅原。しかし歌川が距離を取りながら、タイミングよく左ミドルを蹴るため、歌川の攻撃の方がヒット数は多い。飛びヒザ蹴りなどトリッキーな技を見せる菅原。歌川は最後まで左ミドル中心の攻撃を続け、菅原を寄せ付けなかった。
これでR.I.S.E.では2連勝、今年の通算戦績を5戦5勝とした歌川。年内を無敗のまま終えたかに思われたのだが…試合後、歌川にコメントを聞くと、「この試合の結果次第で怪我がなかったら」という条件で5日後の11・30シュートボクシング(以下、SB)後楽園大会への参戦も考えているという! 現時点で、8月26日のR.I.S.E.新宿FACE大会を含めると3カ月で4試合というハイペースで試合をこなしている歌川。「今年は地道に試合を積み重ねて、名前がある選手と試合ができるようになりたい」というのが連戦の目的なのだが、インターバル5日で試合をするとなれば異例中の異例。まさに“歌川
試練の5番勝負”となる。試合直後の段階では「ちょっと考えてみます」と明言は避けた歌川の結論はいかに…!?
▼セミファイナル(第6試合) −67kg契約 3分3R(延長1R) ○田中秀弥(POWER-X) 延長判定3−0 ※10−9、10−9、10−9 ●宮越宗一郎(拳粋会
宮越道場)
1R、まずは互いに軽くジャブとローを出す展開。左ミドル、左フックから右ローを蹴る田中。なかなか手数が増えない宮越にはレフェリーから注意が与えられる。しかし残り30秒、左フックから右ストレートを打つ宮越。田中のブロックの上ながらも、宮越が立て続けに左フックを当てる。田中は前蹴りで宮越を突き放す。 2R、田中は離れた間合いから右ミドルを蹴って、宮越に距離を詰めさせない。宮越は田中の蹴り終わりを狙って左フックと右ストレート。田中はブロックとバックステップでそれをディフェンスする。テンカオを狙う田中。宮越がそこに右のロングフック。田中は小さく右ローキックを蹴っていく。セコンドの「蹴って終われ」という指示を聞いて田中が右のミドル。 3R、一気にパンチで前に出て行く田中。ワンツースリーから右ローのコンビネーションを見せる。対する宮越も単発ながら強烈な左フックと右ストレートで反撃。右ストレートからの左フックが立て続けに田中にヒットする。田中は宮越の前蹴りをすくって右ストレート、ここから一気に距離を詰めてパンチで連打をまとめる。下がりながらも左右のフックを繰り出す宮越。田中は右フックをもらいながらも前に出続ける。本戦の判定は3者3様のドローとなり、延長戦へ。 延長、右のミドルを連打する田中。それを腕でブロックする宮越はなかなか距離を詰められなかったが、右ストレートから前に出て行く。やや守勢に回る田中だったが右ストレートを当てて反撃。左ミドルを立て続けに当てると、宮越を後退させて、宮越が蹴ってバランスを崩したところに右フックと左アッパー。さらに組みの攻防から離れ際にパンチを当てる。延長で攻勢に出た田中が勝利した。
▼第5試合 −85kg契約 3分3R ○MASAOMI(シルバーウルフ) 判定2−0 ※30−29、29−29、29−28 ●茂虎(TARGET)
▼第4試合 −92kg契約 3分3R ○たけむら光一(DEEP
GYM) 判定3−0 ※30−29、30−29、30−29 ●高瀬大樹(タイガーズデン)
▼第3試合 −54kg契約 3分3R ○梅原崇雪(TARGET) 判定2−0 ※29−29、30−29、30−29 ●幸二郎(OGUNI-GYM)
▼第2試合 −70kg契約 3分3R ○阿佐美宏明(パワーオブドリーム/KAMINARIMON
CLIMAX’07 75kg級優勝) 判定3−0 ※30−27、30−27、29−27 ●T-98(=たくや/クロスポイント・ムサシノクニ/KAMINARIMON
CLIMAX’07 70kg級準優勝)
▼第1試合 −61kg契約 3分3R ○仲江川裕人(如心館
栃木支部/KAMINARIMON CLIMAX’07 65Kgトーナメント優勝) KO 2R0分24秒 ※ ●高平大需(ドージョーチャクリキ・ジャパン)
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