DEEP事務局
「BULL TERRIER Presenrs DEEP X 02」
2007年12月2日(日)東京・新宿FACE
開場12:30 第一部13:00 第二部17:00
▼メインイベント(第12試合) 78kg契約 1・2R4分、3R2分
○ルーカス・レプリ(ブラジル/アリアンシ柔術/2007年ムンジアル黒帯レーヴィ級優勝)
20−2
●長谷川秀彦(SKアブソリュート/第2代DEEPウェルター級王者)
※競技ポイント18−0、オーディエンスジャッジ1−2
サンボVS柔術、宿命の対決がまたしてもDEEP
Xのリングで実現した。初来日の柔術世界王者は柔術衣を着ないで入場、対する長谷川は赤いサンボ衣を着てのリングイン。長谷川はすでに大晦日『やれんのか!』でのマッハ戦が決定しており、無事、リングを降りたい所だが…。
1R、組み合いから長谷川をコーナーへ追い込み、足払いとタックルのミックスから片足タックルでのテイクダウンでレプリが2ポイントを先取。
立ち上がった長谷川の足を奪いに行くレプリ、長谷川は腕を取りに行ったがそのまま倒されてテイクダウン2ポイントを奪われ、さらにバックも奪われて4ポイントを追加される。
バックから長谷川の首に腕を回すレプリ。長谷川は指を入れてのディフェンス、腕を取って脇を潜ろうとした長谷川だが、青木からの「このラウンドはディフェンスだけでいい」の声で無理はしない。
亀になった長谷川に両足を引っ掛けたレプリは、長谷川が動かないと見ると、なんと長谷川の背中の上にサーフィンのように両足で立った。
2R、レプリを押す長谷川は脇を差しに行き、そのまま倒しに行く。そして足関節(膝固め)を極めに行くが、極めることが出来ず上を取り返しに行くと先に立ち上がったレプリがバックを奪ってそのまま寝技に。
レプリがバックマウントで4ポイントを獲得! これで12対0の大差がついた。長谷川の首に腕を回すレプリ、長谷川は背負ったまま立ち上がり、前に落としてリセットに成功。すぐにコーナーへ押し込んで行くと、レプリが両足を大きく広げて飛びつく。
長谷川は倒れなかったが、レプリは着地するとすぐに片足タックルでのテイクダウンで2ポイントを追加、バックへ回って4ポイントも奪い、18−0とさらにポイント差を広げて腕十字を狙いに行った。
3R、積極的に前へ出る長谷川は投げを見舞おうとしながら足を奪いに行ったが、レプリは防いで上になる。長谷川の足を持ってコントロールするレプリ、足を利かせながら何とか足を奪おうとする長谷川だが、レプリはなかなかバランスを崩さない。
最後、長谷川が足関節の体勢に持って行こうとしたところで、レプリはそれを防ぎながらゴングを聞いた。
競技ポイントは18−0とレプリが圧勝。オーディエンスジャッジは二人が長谷川を支持して2−1となったが、20−2でレプリが勝利を収めた。
▼セミファイナル(第11試合) 68kg契約 1・2R4分、3R2分
○杉江“アマゾン”大輔(ALIVE)
5−2
●バレット・ヨシダ(SDアンディスピューテッドジム/ADCC世界3位)
※競技ポイント3−0、オーディフェンスジャッジ2−1
組み手争いからバレットが引き込み、首をひきつけつつラバーガードからの三角狙い。これを読んでいたアマゾンは次々にパスを仕掛けていき、バレットにガードに戻すことを余儀なくさせる。
バレットの片足を押さえながら回転し、パスを狙うアマゾン。何度か足を越えていこうとするが、バレットのガードを崩すことは出来ない。
5分経過。依然としてバレットのガードを越えることが出来ないアマゾン。やっとサイドについたかと思うと、バレットの両足が絡みついていくる。
立ち上がったバレットを追っていくアマゾン、コーナーへバレットを押し込む。両足を大きく上げて飛びつくバレット、アマゾンがパスを仕掛けると両足で体を浮かそうとする。
残り時間1分でアマゾンがバレットの上体を固める。そして袈裟の体勢になりながらサイドへパス! そのまま時間切れまで抑え込み、アマゾンに3ポイントが入った。競技ポイントは3−0でアマゾン、オーディエンスジャッジは2−1と割れ、5−2でアマゾンが勝利を収めた。
▼第10試合 68kg契約 1・2R4分、3R2分
○マウリシオ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)
12−1
●山崎 剛(GRABAKA)
※競技ポイント10−0、オーディエンスジャッジ2−1
1R、低い体勢からタックルを仕掛ける山崎。ソウザも離れるとタックルにいくが、最終的には引き込んでいった。リバーサルを何度も仕掛けるソウザ、山崎が立ち上がるとすぐにタックルへ行き、バックを奪いながら倒してテイクダウンの2ポイント、さらにバックの4ポイント。
腕を奪いにきたソウザの上になった山崎、しかしソウザは足を取りに行き、立ち上がった山崎に飛びついてテイクダウンの2ポイントを奪い、バックにつく。山崎は両足の間からソウザの足を奪ってアキレス腱固め、ソウザが足を抜こうとすると足首を極めに行ったがラウンド終了。
2R、山崎がタックル、ソウザは受け止めてコーナーを背に。ソウザはコーナーに背中を預けながら飛びつき、山崎を引き込む。ソウザのクロスガード、山崎の頭を引きつけての三角絞めを狙い、山崎が立ち上がるとしつこく組み付いていく。
ソウザがまたもテイクダウンで2ポイントを追加、今度は山崎が下になる。サイドへのパスを狙っていったところでラウンド終了。パラパラとした拍手で今ひとつの盛り上がり。
3R、仕掛けていくのは山崎、ロープにソウザを追い詰めて上を奪う。顔を押しながら足関節を取りに行った山崎、相手の膝裏に腕を差し込み、その足を股間で挟む膝固めだ。懸命に絞り上げた山崎だが、時間切れ。競技ポイントは10−0、オーディエンスジャッジは2−1と割れたが12−1でソウザが勝利した。
▼第9試合 無差別級契約 1・2R4分
○千島広明(BCG&マッハ道場)
一本 1R2分40秒 ※アームロック
●長谷川匡紀(公武堂代表取締役)
43歳独身の公武道社長・長谷川の相手として、「弱くてキャラが強い」という理由で選ばれた“酔っ払い男”千島。大声援に迎え入れられての登場だ。
一方の長谷川は前回同様に刀を持っての入場、リングインすると大根切りの妙技を見せる。さらに袴を脱ぐと、長谷川はなんと肌色ロングスパッツの上にハード型のTバックを身に付けていた。千島には桜井“マッハ”速人が、長谷川には青木真也がセコンドに就く。
1R、長谷川のタックルを切った千島はバックへ回ってスリーパーホールド。さらにテイクダウンで2ポイントが入る。長谷川が体勢を入れ替えたところで千島が立ち上がり、スタンドへ。
千島は猫だましからタックル、そしてテイクダウンで2ポイント。千島はそこからアームロック、肩固めを狙いに行く。しっかりと袈裟に固めた千島は腕ひしぎ膝固め! ここで長谷川がタップ! 千島はコーナーに駆け上がって大喜び!
何事かマイクでアピールする千島だが、ろれつが回らず何を言っているのか聞き取りにくい。それでも「すいません、本気出しちゃって」と長谷川に言い放つ千島。
長谷川は「酔っ払ってない千島さんと会うのは2年ぶりなんですけど、強い男になっていました。皆さんに喜んでいただければあと何度かこのリングに挑戦したいと思います。グラップリングの面白さを伝えるお手伝いをしたいと思います」とマイクで挨拶、最後には「また一杯やりましょう」と二人は握手をかわした。
▼第8試合 52kg契約 1・2R4分
○石岡沙織(禅道会)
一本 1R1分57秒 ※腕ひしぎ十字固め
●合庭未記(リバーサルジム)
普段、社長秘書を務めている合庭は、元プロレスラーのキラー・カーンの肩車に乗って入場する。
1R、スマックガールなどで活躍し、キャリアで上回る石岡はプレッシャーをかけながら前に出ると、組み付いて見事な首投げ!
テイクダウンするとマウントポジションを瞬時に取った石岡は、そのまま腕十字を決め勝負あり。美女対決を制した石岡は、12・26後楽園で行われるスマックガールの次戦を宣伝しリングを降りた。
▼第7試合 無差別級契約 1・2R4分、3R2分
○マルコス“マルキーニョス”ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術/柔術ブラジル王者)
一本 1R0分50秒 ※腕ひしぎ十字固め
●IRO関(日本/フリー)
前回の6・17「DEEP
X」に参戦し山田崇太郎(パラエストラ松戸)と対戦したソウザ。試合では圧勝したもののオーディエンスジャッジで逆転負け。「誰でもいいからやらせろ!」というソウザの要求を受けた佐伯繁代表が用意したのは、元力士のIRO関。
体格差を感じさせることなくテイクダウンしたソウザは上になると、素早い動きでIRO関をコントロール。腕をキャッチすると腕十字であっさり一本勝ちした。
▼第6試合 無差別級契約 1・2R4分、3R2分
○闘牛・空(フリー/女子プロレスラー)
一本 2R1分14秒 ※腕ひしぎ十字固め
●松本洋平(サムライTVディレクター)
松本のセコンドには、日本が誇る“世界のグラップラー”青木真也と今成正和という豪華布陣!
1R開始直後は様子を見合う両者。青木の「あごを上げないで!」という指示を聞いて、ちゃんとアゴを下げ余裕を見せる松本。
体格にモノをいわせた松本は首投げでテイクダウン! しかしすぐに起き上がられ、空は腕十字で反撃に出る。腕を伸ばされた松本だったが、何とかしのぎ1R終了。
2R、自ら引き込んできた空の首をホールドした松本は、ブルドッキング・ヘッドロック! しかし空が松本のバックを取り、腕十字のムーブへ。一度は耐えたものの、再び決められた松本はタップするしか術はなかった。
試合後、空に敬意を示した松本が握手を求めると、「女性と牛をなめるな!」とばかりに空が強烈なビンタ!
▼第5試合 47kg契約 1・2R4分
○水野真斗(AACC/レスリング)
一本 2R2分28秒 ※アームロック
●ルーカス・ユサ(ホシャ柔術/ブラジリアン柔術)
レスリングジュニア選手権6連覇の戦績を持つ水野は、ゴングと同時に高速タックル。下のルーカスに対し、有利なポジションを取り続ける水野が主導権を握り続ける。
2Rには、ロープ際で腕をキャッチした水野はあっさりとアームロックでタップを奪った。
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