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【DEEP】前田吉朗が熱闘ドロー!池本誠知、村田龍一、MIKUは鮮やか一本

2007/12/22



DEEP事務局
「DEEP PROTECT IMPACT in OSAKA」
2007年12月22日(土)大阪・梅田ステラホール
開場15:30 1部開始16:00 2部開始18:00

▼メインイベント 日本対韓国対抗戦3対3 65.3Kg契約 5分3R
△前田吉朗(パンクラス稲垣組/パンクラス初代フェザー級王者)
ドロー 判定0-0
△キム・ジョンマン(韓国/CMA KOREA)

 1R、まずは鋭い左ハイ、左ローなどでプレッシャーを与えていく前田。ジョンマンは日沖発戦と同じく、序盤は様子見といった感じ。だが、前田の打撃の打ち終わりに必ず重い左フックを返すなど、一瞬も気の抜けない攻防が続く。中盤までは前田が優位に試合を進めるが、乱打戦の最中にジョンマンのフックがヒット。

 やや腰砕けとなった前田に対し、ジョンマンがすぐにパンチでラッシュをかける。胴タックルで組みつく前田だが、ジョンマンは左腕で首を捕らえフロントチョークの体勢に。試合後に「効いてはいなかった」とコメントした前田だが、30秒近く絞め続けられたこともあり場内が騒然とする。

 2R、またも前田が飛び蹴りや左ハイで先制。左ハイがモロに側頭部を捕らえるも、打たれ強いのかジョンマンは倒れない。その後は両者が足を止めてフックを打ち合うなど、スリリングな展開が続く。手数では前田が上回るも、ジョンマンの左フックで前田は目の周囲から出血が見られる。一通り打ち終わったあと前田がテイクダウンを狙うも、ジョンマンはタックルを切って、またもフロントチョーク狙いの体勢に。ここはすぐに対応した前田だが、ジョンマンの粘り強さが目立ち始める。

 3Rの開始前にひと吠えした前田は、またも足を止めての打ち合いを展開。完全にハイ状態の両者は、打ち終わったあとに笑顔を見せる。終了のゴングが鳴っても、熱くなっている両者はレフェリーが割って入るまでパンチを連打。結果的にドローとなったが、メインらしい内容で7時間を越えるロング興行をきっちり締めくくった。

 試合後にマイクを握った前田は「次も粉骨粉砕の精神で頑張ります」とアピール。来年はアメリカ行きが予想されるが、DEEP年内最終戦で改めて“前田吉朗、ここにあり”を見せつけた。


▼セミファイナル 日本対韓国対抗戦3対3 76Kg契約 5分3R
○池本誠知(総合格闘技スタジオSTYLE)
一本 1R2分56秒 ※ヒールホールド
●ソ・ドゥウォン(韓国/CMA KOREA)

 得意の前蹴りでドゥウォンを突き放す池本。パンチをエサに組み付きたいドゥウォンだが、リーチを活かした戦いを見せる池本を前にして思うような攻めを見せられない。なんとか右腕を差し距離を詰めるも、逆にテイクダウンを奪われ下の体勢に。グラウンドでも劣勢を余儀なくされる。

 一方、ケガも完治し本来の動きを取り戻した池本は、ガードに入ることなく、すぐさま立ち上がってパウンドを連打。ひたすら防御に徹するドゥウォンを尻目に、パウンドだけではなく強烈な踏みつけも見舞っていく。踏みつけ後に足関節を狙ったドゥウォンだが、池本も冷静にヒールホールドで迎撃。内ヒールということもあり、池本が力を入れた瞬間にドゥウォンは絶叫とともにタップした。

 文句なしの完勝を収めた池本は来年、DEEPウェルター級王座を獲ることを宣言。現王者・長谷川秀彦には05年9月に勝利しているだけに、佐伯繁代表がゴーサインを出す可能性もありそうだ。


▼第11試合 日本対韓国対抗戦3対3 83Kg契約 5分3R
○村田龍一(吉田道場)
一本 1R3分38秒 ※腕ひしぎ十字固め
●キム・ホジン(韓国/gumi jung sim guan)

 開始早々、左フックでホジンをぐらつかせた村田は、差し合いの状態から首投げでテイクダウンに成功。袈裟に固めながらパウンドや鉄槌を連打していく。肩ブリッジやエビを使って脱出を試みるホジンだが、村田は上四方から一気に腕十字の体勢に。これがズバリと決まり、村田がスピリットMC無差別級トーナメントに続き、またも快勝を収めた。


▼第12試合 女子ルール 50Kg以下契約 5分2R
○MIKU(クラブバーバリアン/第2代DEEP女子ライト級王者)
一本 1R0分43秒 ※腕ひしぎ十字固め
●ウェントーン・サックルンルアン(タイ/サックルンルアン)

 03年アマチュア・ムエタイ・バンコク王者、04年プーケット・オープン王者、05年S-1トーナメント王者、07年FK1トーナメント王者、アマチュア・ムエタイのタイ国ナショナルチームの代表選手に選抜される――まさにムエタイの女王ともいえる実績を持つサックルンルアンだが、さすがに総合初戦の相手がDEEP女子ライト級王者・MIKUでは荷が重すぎたようだ。

 ゴングと同時に距離を詰めたMIKUは、ムエタイ王者を相手に正面からの打ち合いを展開。回転の速いパンチで、サックルンアンを一気にコーナーまで追い詰める。ここでもろ差しの体勢を取ったMIKUは、豪快なフロント・スープレックスでサイドポジションを奪取。すかさず腕十字に移行し、ムエタイ王者を秒殺で退けてみせた。


▼第9試合 76Kg以下契約 5分2R
○長岡弘樹(総合格闘技DOBUITA)
判定3−0
●濱村 健(CMA京都成蹊館)

▼第8試合 70Kg以下契約 5分2R
○深見智之(CMA京都成蹊館)
一本 2R1分43秒 ※肩固め
●毛利昭彦(毛利道場)

▼第7試合 74Kg以下契約 5分2R
○田村幸成(パラエストラ大阪)
TKO 2R3分46秒 ※ドクターストップ
●松下直揮(MB3z)
※田村のヒザ蹴りで松下が額をカット

▼第6試合 65Kg以下契約 5分2R
○滝西基元(CMA京都成蹊館)
判定3−0
●原井 徹(毛利道場)

▼第5試合 95Kg以下契約 5分2R
○坂下裕介(PUREBRED京都)
TKO 2R2分18秒 ※レフェリーストップ
●与那城泰希(フリー)
※マウントからのパウンド

▼第4試合 70Kg以下契約 5分2R
○梶田高裕(GSB)
判定2−0
●柴博(PUREBRED京都)
※ローブローで柴にイエローカード1

▼第3試合 65Kg以下契約 5分2R
○寺田 功(ALLIANCE)
KO 1R2分43秒 ※ヒザ蹴り
●吉武伸洋(パンクラス稲垣組)

▼第2試合 65Kg以下契約 5分2R
○江田皓哉(PUREBRED京都)
判定3−0
●長谷川孝司(パンクラス稲垣組)

▼第1試合 79Kg以下契約 5分2R
○YABU(フリー)
判定3−0
●中平淳一(フリー)

▼第0試合 PROTECT杯〜グラップリングタッグ1DAYトーナメント〜決勝戦 合計体重140kg以下 10分三本勝負 
○PUREBRED京都 AKI(永本泰章)&AGO(佐藤拓也)

判定2−1
●総合格闘技コブラ会 出花宗太郎&亀田雅史

※参加チーム…シューティングジム大阪(草野太郎&小林太郎)、パラエストラ大阪(増田嘉晃&川村瑞己)、パンクラス稲垣組(竹重賢司&富田浩司)、禅道会(青木隆明&松井英夫)、
CMA誠ジム&京都成蹊館(木村仁要&釜谷真)、マジカルデストロイヤー(レッドスレイヤーガイ&加納マーク学)

【関連リンク】
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