J-NETWORK
「J-GIRLS 白雪祭り」
2008年1月12日(土)東京・新宿FACE
開場17:00 開始17:30
▼メインイベント J-GIRLSバンタム級タイトルマッチ 2分5R
○せり(ファングジム/王者)
判定 3−0 ※50−48、50−47、50−45
●正木純子(Hilltop/挑戦者・同級1位)
※せりが初防衛に成功
J-GIRLS史上初のタイトル防衛戦で王者・せりが迎え撃つのは、昨年9月に成沢紀予を撃破しランキング6位から一気に1位まで上りつめた正木。
1R、172cmの正木に対し、8cmも身長の低いせりは接近戦に持ち込む。パンチラッシュをしながら詰めると、左右のフックを振り回す。正木は組み付いてヒザ蹴りで応戦。距離をとりたい正木は前蹴りで突き放すが、パンチを出すせりの突進力が上回る。
2R、せりのパンチラッシュを防ごうと、正木は首相撲からヒザ蹴りを出す。しかしルール上、首相撲が禁止技のために正木に注意が言い渡される。
ヒザ蹴りが得意な正木だけに闘い辛そうだ。変わらず接近戦でフックを振り回すせり。
3R、正木はしなりのあるミドルを繰り出すが、蹴り終わりと同時にせりはパンチで詰める。正木はたびたび首相撲を仕掛けたために遂に減点1。正木の右ハイをもらったせりだったが、上下に打ち分けるパンチのコンビネーションで手数を増やす。
4R、正木はヒザを突き出すが、変わらず前にでるせり。お互いに疲れが見え始めるも、攻撃の手を休めず。
5Rになると、せりはボディを中心にパンチを集める。苦しそうな表情を見せ始めた正木は立っているのがやっと。主導権を握るせりがパンチの手数を出し切ったまま試合終了。
フルマークの判定勝利で初防衛を果たしたせりはマイクを握ると、「勝ててほっとしています。このベルトは私にとって強い選手と闘うためのものだと思います。さらに強い選手と闘うために、フライ級やフェザー級にも挑戦していきたい」と3階級制覇することをアピール。
試合後のインタビューでは、3月から開幕する「世界最強女王決定トーナメントにリザーブでもいいのでエントリーしたい」と語っていた。
▼セミファイナル 49kg契約 サバイバルマッチ1
○林田昌子(藤原/J-GIRLSミニフライ級1位)
判定 3−0 ※30−28、30−28、30−28
●吉田正子(フリー/J-GIRLSミニフライ級9位)
1R、藤原ジム仕込みのローでガンガン前に出る林田。吉田は距離を取りながらパンチのコンビネーションを見せていくが、林田の勢いの方が上回る。
2Rには、林田が左右のハイをヒット。さらには強烈な右ストレートもクリーンヒットさせ、吉田は大きくのけぞる。チャンスとばかりに前に出る林だはローから左右のフックで前にでると、吉田は前蹴りで距離を保つ。
3R、「私にはこれしかない」という林田は得意のローを連打で当てていく。見る見るうちに吉田の太ももは赤く染まっていく。
そしてガードが下がったところで、林田の左ハイがヒット! 吉田は何とか耐えながらも反撃。お互いに決定打がないまま試合は終了。
判定勝利した林田は「やりたいコンビネーションが出せませんでした。次は3月のトーナメントに出て、チャンピオンになりたいと思います」とマイクアピール。
▼第7試合 フェザー級 サバイバルマッチ1
○Sae(SFK/同級7位)
延長判定 3−0 ※10−9、10−9、10−9
●龍子(菅原道場/同級2位)
上下に散らすコンビネーションの龍子に対し、Seaは前に出て突き離しながらパンチを入れていく。2Rには龍子がミドルを連打させながら前にでていくと、Seaはクリンチで連打を防ぎ注意が与えられる。
お互いにパンチを交錯さえた後に3Rへ。開始前には左腕に何か違和感を感じるSeaがドクターチェック。
再開後、接近戦で打ち合ったが決定打はなし。判定では決着つかず延長戦に突入した。龍子の得意技である「ハイキックを警戒していた」というSeaは距離を縮め、パンチのラッシュ。
手数で上回ったSeaが接戦を制した。これまでの戦績が1戦1分で初勝利したSeaは、「アマチュアのときから延長戦で勝ったことがなかったので、勝てて嬉しかったです。いつかフェザー級王者の佐々木(仁子)選手と闘えるように頑張ります」と抱負を語った。
▼第6試合 フライ級王者挑戦者決定トーナメント 準決勝 サバイバルマッチ1
○杉貴美子(SOLID FIST/同級3位)
判定 3−0 ※30−28、30−27、30−27
●田中佑季(青春塾/同級1位)
※杉がトーナメント決勝に進出
「一度負けている相手だったので、1Rからいかないとだめだと思っていた」という杉は1R開始と同時にパンチラッシュ。それに応じるように、田中も前に出てパンチで出る。杉がコーナーに詰めたところでパンチがクリーンヒットし、田中はダウン!
2R、ダウンのダメージを感じさせることなく田中は猛反撃。杉は的確なパンチを当てていくが、田中の手数が多く優勢な印象を与える。田中のセコンドの山本優弥は「このラウンドはとった!」と手応えを感じている様子。
3R、ワンツーからローにつなぐ杉はガンガン前に出る。田中も負けじとクロールのようなモーションのパンチを出して応戦。そのままフルラウンドが終了し、杉がトーナメント決勝に駒を進めた。
▼第5試合 フライ級王者挑戦者決定トーナメント 準決勝 サバイバルマッチ1
○大浜芳美(OGUNI/同級6位)
判定 2−0 ※28−28、29−28、29−28
●古谷あさみ(谷山/同級4位)
※大浜がトーナメント決勝に進出
1R一気にパンチラッシュを仕掛ける両者。接近戦で打ち合ったところ、大浜が「ずっと練習してきた」バックブローがクリーンヒット! これをモロに頭部に受けた古谷がダウン! 立ち上がった古谷に対し、大浜はラッシュを仕掛けたが仕留め切れなかった。
2、3Rと猛反撃を見せる古谷。大浜は再びバックブローを繰り出すも決定打はなし。古谷の必死の追い上げを突き離した大浜が勝利し、トーナメント決勝へのチケットを手に入れた。
▼第4試合 バンタム級 2分3R
○AZUMA(y-park/同級2位)
判定 3−0 ※30−28、30−28、30−28
●佐竹のぞみ(鷹虎/同級4位)
▼第3試合 ミニフライ級 2分3R
○山田純琴(y-park/同級8位)
判定 3−0 ※30−29、30−29、29−28
●Mai(健心塾)
▼第2試合 53kg契約 2分3R
○アサミ(ブライト横浜)
判定 3−0 ※30−28、30−27、30−27
●MANA(SFK)
▼第1試合 ミニフライ級 2分3R
○安倍基江(アカデミア・アーザ)
判定 3−0 ※30−29、30−29、30−28
●☆MIKA☆(ワイルドシーサー群馬)
●J-Girls2008年度上半期スケジュール
・3月2日(日)東京・ディファ有明 「World Queen Tournament 開幕戦」
・5月25日(日)東京・ディファ有明 「World Queen Tournament 決勝戦」
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