MA日本キックボクシング連盟
「BREAK THROUGH-1 〜突破口〜 MA.KICK 2008
士道館新春正月興行」
2008年1月14日(月・祝)東京・後楽園ホール
開場16:45 オープニングマッチ開始17:00
※オープニングマッチ終了後に本戦開始
▼メインイベント(第7試合) スーパーライト級国際戦 3分5R △壮泰(橋本/MA日本スーパーライト級王者) 判定1−0 ※50−50、50−48、49−49 △シラー・トーバンセン(タイ/センモラコット/元ラジャダムナンスタジアム&オムノーイ2階級王者) 昨年10月大会で弟の山本佑機を判定で下しているシラーに挑んだ壮泰。あのブアカーオに勝ったこともあるという元ラジャ&オムノーイ王者のシラーをどう攻略するか?
壮泰自身もタップルワンに一撃KO負けを喫している(2007年8月)だけに、この試合でVSムエタイへの苦手意識を払拭したいところだ。 1R、互いにミドルを蹴り合う両者。この展開ではシラーの方が一枚上手かと思われたが、壮泰もシラーのミドルをスウェーでかわし、すぐにミドルを蹴り返すなど互角に渡り合う。
さらに壮泰は細かくジャブを突いてシラーのガードを上げさせると、そこにすかさず右ロー。シラーは壮泰を前蹴りで突き放そうとするが、壮泰は徐々に手数を増やしながらパンチで前に出て強烈な左ボディ!
シラーもすぐにヒジ打ち! しかし壮泰の左ボディがグサリとシラーの腹に突き刺さる。パンチを起点に今度は得意の右ミドルを蹴る壮泰。するとシラーはそれをキャッチして、壮泰のバランスを崩してからパンチ。後半はシラーも手数を増やしていった。 2R、壮泰のパンチやミドルに対して右ローを返すシラー。右ローを多用するシラーに対して、壮泰はローに合わせて踏み込みながらのパンチで前に出る。そして1Rに決まった左ボディから振り下ろすような右フック!
壮泰は組み付こうとするシラーを下がりながらジャブで近づけず、ボディに狙いを定めて左右のボディを叩き込んでいく。また首相撲に展開に持ち込まれても、壮泰は先にヒザ蹴りを入れる。カットを狙ってか、首相撲になるとヒジ打ちを連打するシラーだったが、クリーンヒットはない。 3R、壮泰は左ボディを中心にパンチで攻撃を組み立てる。さらにこの左ボディをフェイントにしてからの左アッパー! これがシラーの顔面をかすめると場内は大きく盛り上がる。
ここまで壮泰の攻撃に右ローを合わせていたシラーは、パンチで前に出る壮泰に左右のミドル。パンチとヒジで壮泰を下がらせてから右ローを蹴っていく。このままシラーが蹴りでペースを取り戻すかに思われたが、壮泰もすぐに右ミドルを蹴り返していく。 4R、シラーは壮泰のローを空振りさせて左右のミドル。壮泰もシラーも右ミドルを受けながら右ストレートで飛び込んでいくが、シラーの顔面には届かない。右ミドルをブロックし続ける壮泰。するとシラーは強烈な左ミドル! さらに壮泰のボディに突き刺すような前蹴りを蹴りこむ。壮泰も必死にボディを打っていくが、このラウンドはシラーの攻撃の方が当たる。 5R、壮泰が左ボディから右ローを蹴る。シラーは4Rと同じように前に出てくる壮泰に右ミドル。この右ミドルで距離を詰めるシラーは、壮泰に組み付いて何度もマットに転がす。さらにシラーは壮泰の倒れ際を狙って反則すれすれのヒザ蹴り!
壮泰の顔面に当たりはしなかったものの、壮泰にとってはヒヤリとさせられた場面だ。この後もシラーは右ミドルから組み付く、または壮泰のパンチに合わせて組み付いて、首相撲の展開へ持ち込む。
結局、このラウンドはパンチで攻め込みたい壮泰をシラーが首相撲で捕まえるという展開で終了。判定はジャッジ1名が壮泰を支持したものの、残り2名はイーブンと採点。善戦が光った壮泰ではあったが、ドローという結果に終わった。
▼第6試合 ヘビー級交流戦 3分3R+ショーダウンマッチ1 ○神谷友和(橋本/MA日本ヘビー級王者) TKO 3R終了時 ※セコンドからのタオル投入 ●ブジェルマット・ヤシーヌ(ベルギー/士道館ベルギースーシー道場) 神谷はひじの負傷により約1年間の欠場を経ての復帰戦。当初対戦予定だったエルアワド・モハメッドは来日不可となり、代役のブジェルマットを迎え撃つことになった。 1R、サウスポーの神谷は右フックをひっかけながら、ブジェルマットのサイドに回りこんで左ミドル。パンチで前に出てくるプジェルマットを前蹴りで突き放す。序盤はこの攻撃でプジェルマットを完封していた神谷だったが、プジェルマットの圧力に下がる場面が目立つようになり、プジェルマットの右ストレートを受けて顔面が跳ね上がる。 2Rになるとプジェルマットの攻撃を両腕ブロックで必死にディフェンスする神谷。プジェルマットのストレート、フック、アッパーを立て続けにもらってしまう。しかし根気よく神谷が左ローとミドルを蹴り返していくと、3Rにプジェルマットが急激に失速!
逆に神谷は応援団の神谷コールを背中に受けて、左ストレートを連打して前に出る。完全に手数が止まったプジェルマットに神谷は左のボディストレート! これでプジェルマットの足を止めると、左右のパンチを連打で叩き込んでいった。本戦は1-0(神谷)でドローとなり、延長ラウンド突入となったが、プジェルマットが試合続行不可能をアピール。セコンドがタオルを投げる形で、神谷が勝利をもぎとった。
▼第5試合 スーパーフェザー級交流戦 3分3R+ショーダウンマッチ1
○TSUYOSHI(チームドラゴン/J-NETWORK同級5位)
判定2−0 ※30−29、30−30、30−29
●田中秀和(橋本道場/MA日本フェザー級1位)
▼第4試合 ヘビー級交流戦 3分3R
○天昇山(キング/NJKFヘビー級1位)
判定3−0 ※30−27、30−26、30−28
●鬼頭竜司(士魂村上塾/元プロボクシング日本ランカー)
▼第3試合 60Kg契約 3分3R+ショーダウンマッチ1
○ローリス・オードウィー(WKN‘05世界王者/カリビアン士道館)
KO 3R1分31秒 ※左フックからの連打
●NOZOMI(習志野)
▼第2試合 バンタム級 3分3R+ショーダウンマッチ1
○平本 悠(橋本道場/同級4位)
判定2−0 ※30−29、30−30、30−29
●細川裕太(多田)
▼第1試合 ウェルター級ランキング戦 3分3R+ショーダウンマッチ1
○一貴(マスターズピット/同級7位)
延長判定3−0 ※10−9、10−9、10−9
●武藤大亮(マイウェイ/同級9位)
▼オープニングマッチ第5試合 ライト級ジム対抗戦 2分3R
○大江和也(HIMI-GYM)◎
KO 2R1分33秒 ※ローキックで2ダウン
●羽下利春(習志野)
▼オープニングマッチ第4試合 フライ級ジム対抗戦 2分3R
○竜二(橋本道場)
KO 2R1分47秒 ※ローキックで2ダウン
●勇児(HOSOKAWA)
▼オープニングマッチ第3試合 ライト級交流戦 2分3R
○町田 光(橋本道場)
KO 2R0分27秒 ※パンチ
●金子 優(東京北星)
▼オープニングマッチ第2試合 ヘビー級ジム対抗戦 2分3R
○上原 誠(士魂村上塾)
KO 1R1分26秒 ※※ハイキックで2ダウン
●高橋竜平(士道館本部)
▼オープニングマッチ第1試合 フライ級ジム対抗戦 2分3R
○川嶋翔吾(飯島)
判定3−0 ※30−28、30−28、29−28
●高橋茂樹(花澤)
※高橋は2Rパンチでダウン1
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