パラエストラ東京
「第5回東日本修斗グラップリングオープントーナメント」
2008年2月24日(日)東京・台東リバーサイドスポーツセンター
▼ウェルター級チャンピオンシップ決勝3分×2R
○柳澤雅樹(パラエストラ東京)
7-5
●太田洋平(和術慧舟會A-3)
決勝には予想通り、1週間前のパンクラス プロアマキャッチレスリングに続いての出場となった二人が勝ちあがった。まず柳澤が1回戦で終了のチャイムと同時にアンクルを極めて勝利すると、もうひとつの山では太田洋平がわずか33秒でスリーパーを極めて、決勝に進出した。
1R、まず上を取られた柳澤がもぐりスイープを狙うと、すかさず太田がアームドラッグからオモプラッタへ。ここは柳澤が腕を抜いてディフェンスし、そのままアキレス腱固めを狙う。太田が足を抜いて立ち上がると、勝負はスタンドに戻るが、またも太田がいなして上を取り、さらにサイドに移行する。
柳澤がブリッジして足を戻し、さらに足関節を仕掛けるも、太田は足を抜いて、さらにタックルに来た相手を投げてテイクダウンに成功。ハーフガードの状態だったためアームバーは極まらなかったが、そこから両者はノンストップで上を取り合い、プロファイターらしい攻防を繰り広げる。ここで1Rが終了した。
ポイントでは太田がリードしたまま迎えた2R、またも太田が腕を取りいなして柳澤を倒すが、柳澤も下から足を絡めてトップを取らせない。そしてスタンドに戻ると、今度は柳澤がトップを取り、パスからサイドポイントも獲得して逆転! 太田も身体を返してオモプラッタからアンクルを仕掛けていくが、柳澤はしっかりと防御。ポイントを守りきり、優勝を果たした。
▼フェザー級チャンピオンシップ決勝3分×2R
○松本義彦(パラエストラ川越)
一本 1R1分03秒 ※フロントスリーパーホールド
●大島信哉(GRABAKAジム)
開始早々、松本が大島の首を取って引き込み、しばし耐えられたが、そのままギロチンで葬った。
▼ライト級チャンピオンシップ決勝3分×2R
○早坂俊明(パラエストラ仙台)
一本 2R2分24秒 ※スリーパーホールド
●岡田秀人(SHOOTO GYM K’z FACTORY)
アマ修斗と修斗グラップリングでそれぞれ30戦を経験している早坂が、岡田のスパイラルガードを始めとしたガードワークをなんとか振り切り、上をキープ。下から積極的に攻める岡田だが、なかなか上になることができない。2R、早坂の飛行機投げを防いだ岡田が逆にタックルでテイクダウンを狙う。
これを切った早坂が今度は相手を抱えて股割きの体勢になるかと思われたが、ここは無理して狙おうとはせず、バックを狙う。岡田は腕を絡めてアームロックを仕掛けていくも、そのままバックに回った早坂がチョークを極めた。
▼ミドル級チャンピオンシップ決勝3分×2R
○田坂和也(仙台草柔会)
一本 1R1分33秒 ※アナコンダチョーク
●新井亮祐(総合格闘技道場STF)
まずアキレスを取りに行くも足を抜かれてしまった新井がタックルに行くと、田坂はガブってそのまま相手を抱えてアナコンダチョークへ。これがガッチリと入り、タップを奪った。
▼ヘビー級チャンピオンシップ決勝3分×2R
○オリバー・ジョーンズ(和術慧舟會)
10-1
●森 隆明(ヒットマンズクラブ)
試合が始まってしばらくスタンドで見合う状態が続いたが、すると両者に膠着の注意が与えられる。再開後、森のタックルを切り返して上を取り、パスに成功したジョーンズに連続してポイントが与えられる。2R、ペースを掴んだジョーンズが、またも相手をいなしてトップを奪い、さらにマウントへ。ここで狙ったチョークこそ極まらなかったが、相手に反撃の余地を与えないまま優勢勝ちを収めた。
その他の結果
▼アドバンス・トーナメント各階級優勝者
フライ級:山崎史人(無所属)
バンタム級:木村太郎(総合格闘技道場STF)
フェザー級:渡辺明伸(roots)
ライト級:矢地祐介(KRAZY BEE)
ウェルター級:飯塚 鎮(SUBMIT静岡)
▼ビギナー・トーナメント各階級優勝者
バンタム級:小林寛史(パラエストラ東京)
フェザー級:窪田明久(GRABAKAジム)
ライト級:駒野谷健太(ちっちゃいコブラ会)
ウェルター級:橋本信太郎(roots)
ミドル級:岩原文明(roots)
ライトヘビー級:高桑 格(総合格闘技道場STF)
ヘビー級:安岡和行(ヒットマンズクラブ)
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