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【J-GIRLS】グレイシャア、林田ともに世界最強トーナメント準決勝に進出

2008/03/02

 
J-NETWORK
J−GIRLS決戦、ひな祭り
「World Queen Tournament 2008 開幕戦」

2008年3月2日(日)東京・ディファ有明
開場14:30 開始15:00

▼メインイベント(第17試合) World Queen Tournament 2008 一回戦第4試合 50kg契約サバイバルマッチ1
グレイシャア亜紀(ソーチタラダ渋谷/WMCインターコンチネンタル女子スーパーフライ級王者、J-GIRLSフライ級王者)
判定 3−0 ※30−29、29−28、29−28
バネッサ・エアリング(アメリカ/チームジャンジラ/ノースアメリカン・フライ級王者)
※グレイシャアがトーナメント準決勝に進出

 戦績10勝1敗、ノースアメリカン・フライ級チャンピオンという実績を持つバネッサをメインで迎え撃ったのは日本のエースであるグレイシャア。主催であるJ-NETの代表として、日本のエースとしての重圧がのしかかる。

 1R、サウスポーのバネッサに対し、ジャブを出しながら定石通り左へ回り込んでいくグレイシャア。ジャブを多用してバネッサに入らせず、入ってくると前蹴りやローで突き放す。タイミングのいい前蹴りにバネッサは転倒。しかし、鋭い左ミドルとローキックがグレイシャアを襲う。両者とも手数が少なく、様子見に終わった。

 2R、グレイシャアは早い連打で飛び込み、パンチで相手を嫌がらせる。バネッサはミドルとローキックには鋭さを感じさせるが、パンチを連打されると顔を背けてしまう。そこでの畳み込みが欲しかったが、グレイシャアはいきなり飛び込んでの連打を数回出しただけで、無理はしない。

 3R、ようやくグレイシャアがまとまった攻撃を見せる。右フックをクロスで決め、ラッシュでバネッサに顔を背けさせる。バネッサも左ミドルを連打するが、パンチの回転の速いグレイシャアが突っ込む体の勢いも利用して押して行き、優勢を印象付けた。

 判定で勝利し、ワールドトーナメント1回戦突破の責任を果たしたグレイシャアは「このトーナメントは誰が残るか分からない強豪揃い。今回は調整に苦労して、気持ちと体が一致しなくて練習でもいい動きが出来ませんでした」と、体調不良であったことを告白。応援団のことを聞かれると涙を浮かべ、「お母さんにはいつも応援してもらって、生活面でも支えてもらいました」と声を震わせる。

 それでも最後には「ここで終わりじゃなく、優勝して終わりにしたい。自分は仲間に恵まれているので、みんなの気持ちを体で出し切って、優勝しておいしい物を食べたい」と、笑顔で優勝宣言した。

 試合後のコメントでも「減量がきつくて調子も悪かった。その中で勝てればいいと気持ちを切り替えました」と、“勝利第一”で闘ったのが積極性に欠ける試合内容であったことを明かした。「相手も強かった。サウスポーはやりなれてますが、リーチがあるし、パワーもあって。ミドルキックを腕で受けても強いと思ったので、気を抜いたらヤバいと思う試合でした。向こうも距離をとってきたし、セコンドからパンチで距離を詰めろと言われたんですが、もっとパンチで行ってもよかったけどスタミナも気になったので出せませんでした」

 また、「J-NETが主催だし、メインでやるのも相当なプレッシャーがありました。そのプレッシャーに勝たないと相手にも自分にも勝てないので、口では言い表せないくらい苦しくて…」と心境を告白。

 5月25日(日)東京・ディファ有明での決勝トーナメント準決勝では、星野を破ったジェシカ・トルハーストとの対戦が決まっているが、「延長戦の2分間だけ見ました。リーチが長いですね。5月まで時間があるので向こうも練習してくるでしょうから、しっかり自分も練習したい。照準を合わせてしっかりやりたい」と、意気込みを語った。




▼セミファイナル(第16試合) World Queen Tournament 2008 一回戦第3試合 50kg契約サバイバルマッチ1
林田昌子(全日本キックボクシング連盟・藤原/J-GIRLSミニフライ級1位)
延長判定 3−0 ※10−8、10−8、10−8
リンダ・ウームス(オランダ/チームハードコア)
※林田がトーナメント準決勝に進出

 J-GIRLSミニフライ級1位の林田と対戦するリンダは、キック大国オランダで9歳からキックを始め、現在プロ26戦のキャリアを積んでいるAクラスファイターだ。

 1R、左ジャブを突きながら前に出るリンダが圧力をかける展開。林田は前蹴りを放ちながら距離を作る。そしてワンツーからローを当てていく。リンダの攻撃の前に林田は押されてしまうも、手数を返していき五分五分の勝負だ。

 2R開始するも、リンダのセコンドがもたついてしまったために口頭注意。変わらずジャブを突くリンダに対し、林田はローからミドルを返す。林田が前に出てきたところに合わせるように、リンダはテンカオ。林田は構わずパンチで詰めると、リンダのクリンチが目立つようになる。

 3R、林田は最終ラウンドということもありパンチのラッシュ。するとリンダはホールディングを頻繁にし始める。組む間際にリンダは頭を下げて突っ込むために、バッティングが起こってしまう。林田は唇をカットし出血。「1Rはこいつつぇえなと思っていたけど、バッティングされて負けたくないと思った」という林田はぶち切れたように前に出てパンチのラッシュ。

 お互いに決定打はなく延長戦に突入することに。林田はパンチのラッシュを仕掛けるが、リンダはホールディングを仕掛ける展開が続く。これでリンダに減点1。その後も、林田が前に出続けることになり、判定へ。林田がトーナメント準決勝に進出、次回の5・25ディファ有明大会でテギョンを圧倒したシルビア・ラ・ノットと対戦する。




▼第15試合 World Queen Tournament 2008 一回戦第2試合 50kg契約サバイバルマッチ1
ジェシカ・トルハースト(オーストラリア/ブラックドラゴン会/WMCサウスパシフィック・ミニフライ級王者、ISKAサウスパシフィック・ミニフライ級王者)
延長判定 10−9、10−9、10−9
星野久子(全日本キックボクシング連盟・勇心館/J-GIRLSミニフライ級3位)
※ジェシカがトーナメント準決勝に進出

 WMCとISKAのサウスパシフィック・ミニフライ級二冠王のジェシカ。所属するブラックドラゴン会では教え子たちに“センセイ”と呼ばれ、師範代として武道とムエタイを教えているという。対する星野は合気道、柔拳法、居合道、空手なども経験している女武道家だ。

 ジェシカはロングガウンでの堂々とした入場、試合前には音楽無しでワイクーを踊るなど雰囲気を感じさせる選手だったが、試合が始まるとスピードもパワーも感じられず、長いリーチだけが持ち味というところ。その長いリーチを活かしたワンツー&ローの単調な動きに、星野は右ストレートで応戦。ジェシカの蹴りにパンチを合わせる。

 2R、ワンツーの連打で前に出るジェシカ。星野は真っ直ぐ入ろうとするため、長い左手を伸ばされると動きが止まってワンツーをもらってしまう。しかも、ジェシカが前に出てくると下がってしまうためリーチのあるジェシカにとって闘いやすい距離を作ってしまっている。

 3R、星野がパンチとローで前へ出るが、動きが直線的なためジェシカの真っ直ぐに伸びるワンツーをリーチ差があるため先にもらってしまう。カウンター気味にもらって仰け反る星野。それでも前へ出て攻撃するが、ジェシカはパワーはないが手数が出る。

 判定は30−29、29−30、29−29と三者三様のドローで延長戦へ突入。

 パンチ&ローで前へ押して行く星野。ジェシカも下がりながらパンチを打ち返し、距離が出来ると右ハイキック! パンチを出してひたすら前に出る星野に対し、ジェシカはパンチにミドルキックなどの蹴りも合わせて出すため見栄えがいい。ヒット率も高く、ジェシカが判定で勝利。副賞のガンダムのプラモデル、通称ガンプラをもらって勝ち名乗りを受けた。




▼第14試合 World Queen Tournament 2008 一回戦第1試合 50kg契約サバイバルマッチ1
シルビア・ラ・ノット(イタリア/スポーツクラブセスト/サバット世界フライ級王者、WPKCヨーロッパバンタム級王者)
KO 1R1分59秒
キム・テギョン(韓国/グミヨンムジム/国際キックボクシングミニマム級王者、韓国格闘技バンタム級王者)
※シルビアがトーナメント準決勝に進出

 2006年12月のDEEPで初来日し、しなしさとこと対戦(結果は腕十字で一本負け)しているテギョン。それから急成長し、今ではフィジカル、テクニック、ハートと三拍子揃ったトータルファイターとして優勝候補の呼び名が高い。

 対するシルビアは、フランス式キックボクシング、サバットの世界王者でイタリア最強の女子ファイター。サバットとは、K-1王者アーネスト・ホーストもかつて世界王者に君臨したことがあり、多彩な足技を特徴としている。

 軽やかなステップを踏むシルビアは、スピード溢れるワンツーからミドルを繰り出す。テギョンも負けじとパンチを返していくが、シルビアの手数の前に珍しく後退してしまう。勢いのあるシルビアはサイドキックを放つと、テギョンの顔面にヒット。これでテギョンは大きくのけぞる。ワンツーを放った後に必ずミドルを入れていくシルビア。

 両者打ち合いとなったところ、シルビアの蹴りがヒットし、テギョンは前かがみになる。レフェリーはローブローと判断し一時はタイムストップを告げるも、テギョンのダメージをみてKOと宣告。

 このレフェリーの裁定に不満のテギョン陣営は猛抗議。大会後も、「あれはローブローだった」とレフェリー陣営に詰め寄る場面もあった。

 GBRでは撮影した試合映像を再度見直したところ、シルビアの左ミドルがくっきりとテギョンの右わき腹にクリーンヒット。これでテギョンがダウンしていることが確認できている。





▼第13試合スーパーファイト 日米国際戦 フェザー級 2分3R J−GIRLS特別ルール
佐々木仁子(チームドラゴン/J-GIRLS同級王者)
判定 3−0 ※30−29、30−28、30−28
サラ・ポンス(アメリカ/フィットアスレティッククラブ/IKFアメリカ王者、USKBAインターコンチネンタル王者、USKBA世界王者)

 韓国人ファイター、アメリカ人ファイターと国際戦で二連勝を飾っている佐々木の前に立ちはだかったのは、バドライトビールのCMキャラクターに抜擢されたこともあるという現役モデルのサラ。美貌だけでなく、散打でアメリカ代表として北京五輪にも出場が決まっているといい、その実力が注目される。

 1R、サラはジャブを出しながら両足のスタンスを大きく広げてサイドキック、前蹴りを繰り出す。佐々木はガードを高く上げてジリジリと距離を詰めていき、ボディから顔面へのフック。この右フックがズバッとヒットし、サラはたまらず腰を落とす。さらにボディ、顔面へと打ち分けてパンチで圧倒する佐々木。

 2R、圧力をかけてサラを追い詰めて行く佐々木。サラはジャブと前蹴りで距離を取ろうとするが、佐々木がボディやローキックからの右フックを何度もヒットさせる。サラは度々ロープ際やコーナーに詰まり、パンチを浴びせられる。ヒザ、前蹴りで窮地を脱出するも、下がる一方。

 3R、佐々木はどんどん圧力をかけてサラを追い詰める。強烈な右フック、左フックがサラを襲い、サラはテンカオ、前蹴り、サイドキックで突き放そうとする。佐々木は蹴りはほとんど出さずに左右どちらかのフックで入っていき、連打へ繋げた。左右のフックで激しくサラの頭を揺らした佐々木が、ダウンこそ奪えなかったものの完勝。

「倒せなかったことに悔しい思いでいっぱいです。長身の相手を想定して練習したんですが、思ったとおりにはなりませんでしたね。まだまだ力を出していって頑張りたいです」と、リング上のインタビューに応える佐々木。

 同日に行われた挑戦者決定トーナメントで優勝した成沢紀予のことを聞かれると、「絶対KOで勝ちますんで、5月の応援よろしくお願いします!」と5月25日(日)東京・ディファ有明で行われるタイトル防衛戦へ向けてKO勝利宣言した。




▼第12試合 J-GIRLSフェザー級次期王座挑戦者決定トーナメント決勝戦
成沢紀予(チーチタラダ渋谷/J-GIRLSバンタム級3位)
判定 3−0 ※29−28、29−28、29−28
Sae(SFK/J-GIRLS同級2位)
※成沢がトーナメント優勝

 1R、9cmも長身の成沢がジャブとストレートで圧力をかけていく。Saeは下がりながらもパンチを返していくがなかなか届かず。圧力負けし、尻もちをついてしまう場面も。2Rには攻め込まれたSaeがホールディングを連発してしまうために、口頭注意を与えられる。

 この日2試合目となるだけに、3Rに入るとバテバテの両者。しかし足を止めることなく、パンチの打ち合いへ。パンチラッシュからヒザを突き出す成沢の攻撃で、Saeはコーナーに追い込まれてしまう。判定で成沢が勝利し、佐々木の持つベルトに挑戦する権利を得た。





▼第11試合 ミニフライ級 2分3R
大島つばき(フォルティス渋谷/J-GIRLS同級2位)
判定 2−0 ※29−29、30−29、30−28
まゆみ(KFG/J-GIRLS同級5位)

 次回大会よりミニフライ級王座次期挑戦者決定トーナメントに参戦する大島が、前哨戦を勝利で飾った。

 1R、サウスポーの大島が右へ回り込みながらのパンチを狙うが、まゆみはミドルキックからの連打で動きを止める。パンチの打ち合いでも連打が持ち味の大島に負けていない。

 2R、蹴りとパンチで圧力をかけて前に出るまゆみ。大島は連打で一気に下がらせ、打ち合いに持っていく。

 その打ち合いの中で大島が手数で上回り、フックが何度も決まる。まゆみは手を伸ばして大島を止めようとするが、逆に打たれてしまう。

 3R、圧倒的な手数のパンチで押して行く大島、まゆみが蹴りで距離を作ろうとしても連打で潰していく。逆にまゆみがパンチを打ってくると、大島はかわしながら左右フックを当て、ガンガンとパンチの連打。得意の連打で翻弄した大島が勝利。





▼第10試合 ミニフライ級 2分3R
岡田敦子(RAPTURE KING/J-GIRLS同級4位)
ドロー 判定 1−1 ※30−29、29−30、30−30
紅絹(フォルティス渋谷/J-GIRLS同級7位)

 戦前、ビジュアルファイターの岡田に対し、「そちらがキレイ系なら、こっちは小汚いファイトを見せたるわ!!」と毒づいたコメントを残している紅絹。その言葉通りガンガン前に出ながらパンチを出し、喧嘩ファイトを仕掛ける。

 岡田も冷静にブロックしながら左ミドル、ローを返していく。ローカットもせずに紅絹はひたすら前にでてパンチ、パンチ、パンチ。

 3R、うるさい紅絹を突き放すかのように、岡田はヒザを突き出すが、紅絹の猛攻は止まらない。岡田はコーナーに詰められる場面もあったが、有効打を与えない。判定勝負となりドロー。ベテラン岡田の前に、紅絹の勢いが目立つ試合となった。




▼第9試合 J-GIRLSミニフライ級次期王座挑戦者決定トーナメント一回戦
田嶋はる(アクティブJ/J-GIRLS同級9位)
KO 3R1分00秒
倉光智子(全日本キックボクシング連盟・鷲虎)
※田嶋がトーナメント二回戦に進出

 J-GIRLSの次期エースとして注目度の高い田島がミニフライ級王座次期挑戦者決定トーナメントに出陣、ジェットイズミの保持するタイトル挑戦にまで辿り着けるか? 対するは13歳年上の倉光。

 1R、倉光はいきなりパンチで突進、田島はこの連打に押されるが、パンチからローを返す。最初は倉光の連打に防戦して下がる場面が多かった田島は、ミドルとローを返して前蹴りを突き刺し、倉光の動きを止める。距離が出来るとパンチ&ローのコンビネーション。

 2R、最初は1Rと同様に倉光がパンチで突進したが、田島は倉光のようにガムシャラな連打ではなく、よく見てのパンチを入れてロー&ミドル。倉光が出てくると前蹴りを突き刺し、組んでのヒザ。前蹴りで倉光の動きが止まるとコーナーへ追い込んでのボディ打ちだ。田島がハイキックもヒットさせると、倉光の動きは完全に止まる。

 3R、田島は距離をとって前蹴り、ミドル、ローキック。テンカオでボディにダメージを与え、パンチを叩き込んでいく。そして得意の左ハイキックが鮮やかにヒット! 倉光の動きが止まるとレフェリーがダウンをとる。田島は一気にフックを連打し、倉光が防戦一方になったところでレフェリーが試合を止めた。

「結果的にKOでしたが内容は押されていました。まだまだです。今回はボディ打ちを練習してきたので合わせられてよかった。決して運だけでここまで来たとは思っていませんが、みんな強いので内容的には満足していません。

 もっと練習して上の選手に挑戦できるくらいになりたいです。5月は準決勝(勝山舞子戦)・決勝と2試合あるので、精神的にもフィジカル的にも強くならないといけない。体を鍛えて2試合連勝したいです」と、田島はリング上のインタビューに答えた。




▼第8試合 J-GIRLSミニフライ級次期王座挑戦者決定トーナメント一回戦
Little Tigre June(全日本キックボクシング連盟・青春塾)
判定 3−0 ※30−29、30−27、30−27
Mai(NJKF・健心塾)
※Juneがトーナメント二回戦に進出

 リングネームどおり、小柄なJuneはタイガーマスクを被って入場! セコンドには同門の山本優弥、石川直生がつく。

 1R開始早々から仕掛けたのはJune。これでプロ2戦目ながらも強烈な蹴りを放つ。左右のローに加え、縦蹴り、かかと落としを繰り出し、会場からは驚きの声が起こる。

 負けん気が強くガンガン前に出るファイトのMaiであるが、左ミドルを効かされ後退してしまう。

 勢いの止まらないJuneはパンチ、蹴りともに手数を出し圧倒。3Rには、Maiのクリンチが多くなり詰め切れなかったJuneだったが、フルマークの判定勝利。この日、かなりのインパクトを残したJune。ミニフライ級トーナメントで台風の目になることは間違いない。




▼第7試合 J-GIRLSミニフライ級次期王座挑戦者決定トーナメント一回戦
安倍基江(アカデミア・アーザ/J-GIRLS同級10位)
判定 3−0 ※30−27、30−26、30−26
美保(KFG)※デビュー戦
※安倍がトーナメント二回戦に進出

 今回がデビュー戦の美保と3勝を挙げてミニフライ級10位の安倍。両者とも長い手足からキック、パンチを出して接近するとノーガードで打ち合う。その最中、安倍の右がタイミングよくヒットしてダウンを奪う。

 2Rも同様の展開、とにかくアグレッシブに左右のフックを振り回して打ち合いを挑む美保に、安倍も応戦。両者は接近する度に左右のフックをブン回して打ち合う。美保の右フックで安倍が仰け反る場面も。

 3R、安倍のワンツーをもらっても突進する美保は接近すると左右のフックを叩きつける。安倍はこのラウンドは打ち合いに応じず、落ち着いてワンツーをヒットさせる。喧嘩殺法で場内を沸かせた美保だが、安倍が判定勝ちした。




▼第6試合 J-GIRLSミニフライ級次期王座挑戦者決定トーナメント一回戦
☆MIKA☆(ワイルドシーサー群馬)
延長判定 2−1 ※10−9、9−10、10−9
(NJKF・インスパイヤード・M)
※☆MIKA☆がトーナメント二回戦に進出

 サウスポーの構えから左ミドルを連発する☆MIKA☆が主導権を握る。下がる彩も右ミドルを返していき、互角の展開となる。本戦では決着がつかなかったために、延長ラウンドに突入。

 ☆MIKA☆はパンチのラッシュを仕掛けられるも、彩はスタミナ十分とばかりに持ちこたえ怯まず。僅差の判定で☆MIKA☆がトーナメント二回戦に進出した。






▼第5試合 フェザー級 2分3R
三上麗子(MA/谷山ジム/J-GIRLSバンタム級7位)
判定 2−0 ※29−29、30−29、30−29
小澤聡子(チームドラゴン)


 三上が1Kgの計量オーバーで2オンスのグローブハンデ。1R、三上のパンチに小澤は右ロー、三上はよく見て小澤のローにパンチを合わせる。小澤が打ち返してくると連打。

 2R、ワンツーを繰り返して前に出る三上に、小澤はパンチをパーリングして右ロー。この展開が続き、小澤もワンツーを返すとガードが低いため逆にフックをもらってしまう。

 3R、小澤がパンチで前に出て打ち合いながらのローキック。しかし、体力に勝る三上が前に出てきてワンツーのラッシュ、小澤も最後にローを連打したが、手数で優った三上が2−0で判定勝ち。




▼第4試合 J-GIRLSフェザー級次期王座挑戦者決定トーナメント一回戦
Sae(SFK/J-GIRLS同級2位)
延長判定 2−1 ※10−9、10−9、9−10
(全日本キックボクシング連盟・峯心会)
※Saeがトーナメント決勝戦に進出

 左ミドル主体の攻撃を繰り出す真。右前蹴りからパンチで、Saeを寄せ付けない。2Rには真は右ストレートをヒットさせるが、Saeは耐えパンチのコンビネーションを返す。判定では両者に一票ずつ入るもドロー。延長ラウンドに突入すると、疲れの見え始めた真に対し、Saeがパンチの手数を増やしていき僅差で勝利した。





▼第3試合 J-GIRLSフェザー級次期王座挑戦者決定トーナメント一回戦
成沢紀予(チーチタラダ渋谷)
判定 3−0 ※30−25、30−25、30−25
龍子(MA・菅原道場)
※成沢がトーナメント決勝戦に進出

 フェザー級チャンピオン佐々木仁子への挑戦者を決めるワンデートーナメント、その初戦で成沢と龍子が激突。成沢は過去に佐々木からフルマークの判定で勝利を収めており、優勝候補筆頭の存在だ。その36歳の成沢と対する龍子は22歳の新鋭。

 1R、距離を詰めて連打する成沢に、龍子はローを返すも距離を潰されて苦しい展開。圧力に耐え切れず組んでのヒザを連発してしまい、減点1となる。さらに成沢は連打の右でダウンを奪い、さらなる連打でスタンディングダウンを奪う。ローが出せない龍子はパンチで打ち合うが、成沢が手数で優る。

 2R、龍子は前蹴りで距離をとってのロー。しかし成沢はパンチでどんどん距離を詰めて連打を叩き込む。龍子のパンチより回転も手数も上のため、龍子は押される一方。龍子はバックブローを放ってみるも不発、成沢は連打にテンカオも混ぜる。終了間際、龍子のローに右のパンチを合わせ、成沢がダウンを追加する。

 3R、龍子は両手で押して蹴るが、その押し手を伸ばしたところで連打をもらう。成沢は連打の合間にテンカオも挟み、龍子は手が出ず蹴りの距離も潰される。龍子に全くチャンスを与えず、成沢が圧勝。




▼第2試合 バンタム級 2分3R
石原司(フォルティス渋谷)※デビュー戦
判定 3−0 ※29−28、29−28、29−28
MANA(SFK)

 ローのMANAに対し、石原はロー。MANAのガードが下がったところに右ハイをバンバン当てていく。3Rにはストレートをうまく合わせ、MANAからダウンを奪う。焦りを隠せないMANAはパンチのラッシュを仕掛けるが時すでに遅し。石原がデビュー戦を勝利で飾った。





▼第1試合 セミプロ・ルール 52kg契約 90秒2R
MAYU(拳聖会)
判定 2−1 ※20−19、19−20、20−19
陣内まどか(新日本・トーエル//J-GIRLSジュニアクラス王者)

 ヘッドギアを着用したセミプロルールに、14歳の現役女子中学生キックボクサーの陣内が登場。対するは公募で陣内への挑戦に名乗りを挙げた、空手家のMAYU。こちらはなんと13歳にしてアマチュア大会で9回の優勝歴を持つ。

 1R、ムエタイスタイルの陣内に対し、MAYUはストレートの連打で圧力を掛けていき、パワーでどんどん前に出る。受けに回ってしまった陣内だが、後半はミドルとローキックで攻勢に出た。

 2R、パンチの連打でアグレッシブに攻めるMAYUに、陣内は手が出ない。前蹴りで突き放すもすぐに追い詰められてしまい、セコンドの「回れ!」の声にも反応できず真っ直ぐ下がってパンチをもらう。

 ローキックとストレートで反撃に出る陣内だったが、MAYUのストレート連打の勢いは衰えず、何度も陣内をロープ際に追い詰めてJ-GIRLSジュニアクラス王者から判定勝ちを収めた。


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