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【シュートボクシング】及川、王座防衛し山本真弘に対戦要求!宍戸&金井は散打に勝利

2008/04/04

 

シュートボクシング協会
「火魂〜Road to S-cup〜其の弐」

2008年4月4日(金)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始18:00
スターティングファイト開始17:20


▼メインイベント SB日本スーパーフェザー級タイトルマッチ 3分5R 無制限延長R
及川知浩(及川道場/王者)59.8kg
判定 2−0 ※50−49、50−50、50−48
石川剛司(シーザー/挑戦者・同級1位)59.9kg
※及川が防衛に成功

 過去に一度対戦経験があり(この時は及川がTKO勝利)、その前後にも試合が組まれるという話があってはどちらかの負傷で試合が消滅するなど、因縁の深い及川と石川。会場に設置されたスクリーンでは二人の舌戦が映し出されるなど、通常の試合とは違った雰囲気が場内に生まれる。

 1R、互いにジャブを突く両者。石川が右ミドルを蹴ると、及川はそれをブロックしてすぐに右ローを返す。及川がジャブを突いて、そこから右ロー。石川はジャブを及川の顔と腹に打ち分け、前蹴りで距離を取る。左ミドルを蹴っていく及川。ここから及川が徐々に前に出て左フックから右ストレート。

 石川もワンツースリーとパンチを返すが、及川はそれをしっかりとブロックする。石川はジャブをついて右ロー。及川は石川の蹴り足をとって右ヒジ。すると石川も左右の連打で一気に前に出る。及川はそれをバックステップでかわすと、インローから右ストレート。さらに左ミドル。石川がジャブ&ローで前に出てくると、及川は左ミドルを蹴る。

 2R、及川の左ローに対して、石川が右ミドル。及川は石川の蹴りに合わせて軸足払いで石川をマットに転がす。インロー、ミドル、前蹴りと立て続けに左の蹴りを出す石川。さらに大きな右のパンチを振って前に出ていく。

 落ち着いて及川が距離を取りながら、ジャブと左ボディ。石川の右ローをすくって右フックを合わせる。1Rと同じようにラウンドが中盤に差し掛かると前に出て右ストレートを打つ及川。石川の連打をしっかりとブロックすると、及川が左アッパーから右ストレート。距離が詰まると立てヒジを打ち込む。

 さらに手数を増やし、ワンツーで前に出ていく及川。石川もパンチから右ローを蹴るが、これはローブローになってしまう。

 再開後、石川の右ミドルに及川が右ストレート。石川は左右のボディフックを返す。石川はボディから顔面に左フックを打つが、及川は待ってましたとばかりに左ヒジ! 石川が前に出てくると及川はバックステップで距離を取る。

 3R、左ミドルと前蹴りで距離を取る及川。石川の攻撃をブロックとステップで上手くかわしてく。石川もジャブをついてローを蹴っていくが、クリーンヒットはない。するとガードを固める及川に石川が立てヒジ! 及川は「当たらないよ」とばかりに手を広げてアピール。

 すると石川はジャブから右ヒジを振りぬく! さらに前に出て行く石川は及川のガードの間を狙ってフックとアッパーを打つ。

 しかしこれを凌いだ及川がボディから右ヒジ! これが石川の顔面を捉え、石川が出血! 及川は石川に背を向けてヒジでカットしたことをアピールするのだが… レフェリーはストップを宣告しておらず、試合は続行中。すると石川が後ろから及川に襲い掛かってヒジとパンチの連打! さらに石川はそのまま組み付いて及川をテイクダウンする。

 まるで喧嘩のような一幕に両陣営・応援団がヒートアップ! しかし石川の顔面はカットしており、ドクターチェックが入る。ここは問題なく再開となったが、石川は一気に猛ラッシュ。パンチとヒジで前に出て行く。しかし及川はそれを丁寧にブロック、逆に左の立てヒジと右フックを当てていく。

 4R、ジャブとフックを打つ前に出る石川。パンチが空振するしても右ローを蹴る。対する及川はジャブと右ロー。石川の攻撃を確実にブロックして自分の距離を取る。そして及川が前蹴りのフェイントから右のボディ。さらにテンカオ! 石川のボディに攻撃の照準を絞る。

 それでも構わずパンチで前に出て行く石川だったが、及川は左の前蹴りでそれをストップ。石川のローがローブローに入り、ここでインターバルが入る。ワンツーから右ミドルで前に出る石川。

 及川はそこを狙って左右のヒジ、石川のボディに前蹴りを突き刺す。さらに及川はワンツーからヒジ、立てヒジとヒジモード全開! するとこの立てヒジで再び石川がカット、ドクターチェックが入る。

 再開後、組みついてサバ折り、さらに自らも右ヒジを出す石川。しかし及川にカットはなく、インターバル中にもドクターが石川の負傷箇所をチェックする。

 5R、ワンツースリー、右ミドルを蹴る石川。そこから組んで投げ狙うがポイントにはならない。逆に及川は石川のパンチに完全にヒジのカウンター狙いの攻撃にシフトチェンジ、するとここから及川のヒジ打ちで石川が立て続けに2箇所をカット! 

 その都度ドクターチェックが入り、試合は続行となるものの、石川は顔面を切られまくっている。その後も及川は徹底してヒジ打ち。石川はパンチから組んでタックル気味にテイクダウンするものの、倒れた及川を殴ったとレフェリーに判断されイエローカード。終了まで必死にパンチで前に出て行く石川だったが、及川はバックステップで距離を撮り右ストレートとヒジでそれを迎え撃った。

 判定は2−0で及川。再戦となったタイトルマッチに勝利すると共に、石川との因縁に終止符を打つ形となった。

 試合後、リング上でマイクを持った及川は「みなさん応援、ありがとうございました。僕は3年ぶりくらいに後楽園でメインをやらせてもらったんですが、その時のセミファイナルで後藤選手と土井選手の試合があったんですが、メインが始まる前にお客さんがたくさん帰ってしまって、それを見て涙したことがあります。

 でも今日はこれだけたくさんのお客さんが残ってくれて感謝しています。石川選手はハートも強くていい選手です。僕も一杯一杯でした。でも石川選手との試合はこれで終わりにしたい。今、60kgが盛り上がって来ているので、もしシーザー会長や協会が『立ち技最強を証明してこい!』と言うのなら、僕は喜んで出て行きます。これからもよろしくお願いします!」と挨拶し、ファンへの感謝の気持ちと今後の目標を語った。 


 リング上では石川を称える言葉を口にした及川だったが、インタビュースペースでは「完勝でしょ! これが現実ですよ。(石川の顔を)ヒジで5カ所も切ったんですよ。僕は試合は真剣の切り合いやと思っているんで、1回でも切られたら負けだと思うんです。だからヒジで切られたけどダメージがないとか言うのは、勝負を甘く見ている。僕とは精神力に差があるし、彼は競った試合では勝てないでしょ。

 僕は彼の攻撃は何にも効いてないし、僕の顔どうですか? 彼の顔どうですか? ファイターだったらどんだけ顔を切られても『試合をやる』って言いますよ。それに前の試合の時もそうですけど、彼は『ヒジで切られてなかったから勝ってた』とか言うでしょ。そんなことを言っている間は勝てないです」と石川に対して痛烈なコメントを連発。

 そして「もしもう一回彼と試合をするなら2年後かな。次の防衛戦で新しい挑戦者とやって、その後。彼は僕に『頭とベルトを磨いて待ってろ』とか言ってましたけど、今回は僕が言います。心と技術を磨いて出直して来いって」と石川との因縁にひとまずピリオドを打った。

 さらに前日計量に引き続き及川は、世界タイトル奪取と盛り上がりを見せつつあるキック界の60kg級について言及。「IKUSA GPで負けて、今60kgで一番強いと言われている(山本)真弘君とやりたいですね。

 次やったら勝てるんじゃないかという気もするし、真弘君とだったらスキルの高い試合が出来ると思います。シュートボクシングでやりたい? そうですね。もしそうしてくれるんだったら、いつでもやりますよ」と、全日本フェザー級王者の山本真弘に宣戦布告している。




▼セミファイナル エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R 70Kg契約
宍戸大樹(シーザー/SB日本ウェルター級王者)69.3kg
延長判定 3−0 ※10−9、10−9、10−9
ツァン・ホイ・クワン(香港散打ナショナルチーム/2005中国散打広州トーナメント70Kg級王者) 67.0kg

 モヒカンヘアで豹柄のガウンというド派手なビジュアルのツァン。宍戸はいつものように少林サッカーの壮大なテーマ曲で入場だ。

 1R、ツァンの周りを回る宍戸は左ローとミドルを蹴る。その左ミドルにパンチで飛び込むツァン。さらに宍戸を後退させて強烈な右ローを蹴る。前進してくるツァンを前蹴りで突き飛ばす宍戸。それでも構わずにパンチで距離を詰めるツァンは宍戸の頭を掴んでヒザ蹴り。

 残り1分、宍戸は左右の前蹴りで距離を取り、ツァンのパンチに右ストレートのカウンターを合わせる。しかし残り15秒、ツァンの右ストレートがヒット! ここで宍戸が尻餅をついてしまい、宍戸がダウンを奪われてしまう!

 2R、宍戸の左ミドルをブロックしてパンチで前に出るツァン。宍戸もジャブを突いてそれを止めようとするが、ツァンの突進は衰えない。ジャブ&前蹴り、左ミドルで攻撃を組み立てる宍戸。ここでバックキックを3連発! これがツァンのボディに突き刺さる。

 さらに宍戸は顔面への前蹴り、スイッチしてからの左ストレート! ツァンをロープに詰めると、再びバックキック! またしてもこれがツァンのボディにグサリ! 明らかに効いた素振りを見せるツァン。それでも必死に前に出ていくが、宍戸の左のパンチがツァンの顔面を捉える。

 3R、確実にここまでのラウンドよりも圧力がなくなったツァン。宍戸は右ローと右ミドル、組みの攻防になると首投げを狙う。そしてここから宍戸が嵐のような猛攻! 突っ込んでくるツァンに顔面前蹴りを突き刺すと、強烈な左ミドル。さらに宍戸はストレート気味のジャブ、そこからワンツー。ツァンをロープに詰めるとパンチでラッシュをかける!

 ガードを固めて防戦一方になるツァンだが、宍戸のパンチを受けながらもパワフルな右ストレート! これが宍戸の顔面をかすめると場内から悲鳴が上がる。スリリングな打ち合いが続く中、距離が開くと飛びヒザ蹴りを見せる宍戸。しかしツァンは息を吹き返したように、再び前進! 大振りながら果敢にパンチで前に出て行く。

 ここで宍戸はインローを蹴るようにしてツァンのバランスを崩す。さらに宍戸はツァンのボディに前蹴り。ジャブを突いてそこから右ハイキックを飛ばす。宍戸は前蹴りをツァンに突き刺すと、今度は前蹴りのフェイントから飛びヒザの二段蹴り! さらにそこからバックキック、スイッチしてからの左ストレートと再びラッシュ!

 宍戸はツァンのガードの隙間を狙ってアッパーやフックを叩き込み、全く手数が衰えない怒涛の連打! ツァンが何とか猛攻を耐え凌ぐ形で試合終了となった。判定は28-28、29−28、28−28とツァンに1票入ってのドロー、延長戦へともつれる。

 延長R、大振りの右フックで飛び込むツァン。宍戸は左ミドルを効かせ、クリンチから右ボディとアッパーを突き上げる。距離が空けば強烈な左右のミドルを蹴る宍戸。自ら圧力をかけて前に出て、ツァンを下がらせると右フック、左右のミドルを蹴る。そしてツァンがロープを背負ったところで強烈なバックキック!

 これがボディに突き刺さり、ドスンという音が後楽園に鳴り響く。ここから宍戸はツァンをコーナーに追い詰めて、ボディと顔面に細かい連打。宍戸コールに後押しされるように攻撃を続ける。ラスト30秒、宍戸が左アッパーから右ストレート、さらにヒザ蹴り。最後は突進してくるツァンに宍戸がバックキックを打ったところで試合終了となった。

 3R制の試合でポイントでツァンに先制されるという苦しい展開になったものの、それ以外のラウンドでは怒涛のラッシュでツァンを圧倒した宍戸! 大熱戦の末、復帰戦を勝利で飾った。また敗れはしたものの折れない心で激闘を演じたツァンに後楽園のファンからは惜しみない拍手が送られた。



▼第7試合 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R 70Kg契約
金井健治(ライトニング/SB日本スーパーウェルター級王者)69.8kg
判定 3−0 ※29−27、29−27、29−27
カン・イェン(香港散打ナショナルチーム/2005IFBインターナショナル散打70Kg級王者)64.8kg

 1R、サウスポーのカンに対し、金井は前足に細かいロー。そしてジャブを突きながら前に出て右ミドルを蹴る。金井のインローに右フックをあわせるカン。カンは金井をロープに詰めると左右の連打から右ミドル、さらに右ストレートが当たる。一気に距離を詰める金井。

 しかしカンは下がりながらも左ストレートから右フックを返す。右ストレートから飛び込む金井は、パンチからインロー。カンも金井のパンチを空振りさせて左ストレートから右フックを叩き込む。左ストレートから前に出るカン。金井は組の攻防になると投げを狙う。

 2R、互いにパンチとローを蹴り合う両者。しかしここで一気に組み付いた金井が首投げでシュートポイントを奪取! さらに再開後、金井の右がクリーンヒット! カンがバランスを崩す。左フックから距離を詰める金井。カンもそこに右フックを打ち込むものの、金井は倒れない。

 終盤、先に手を出して逆転を狙うカン。しかしここでも金井のパンチの正確性が上回り、金井の右がカンの顔面を打ち抜く! 明らかにダメージが見えるカンに対し、一気に連打を叩き込む金井。そして終了間際、金井が右ストレートでダウンを奪う。

 3R、カンの蹴りがローブローとなり試合が一時中断。再開後、左ミドルから一気に前に出ていくカン。するとカンの飛びヒザ蹴りや左ストレートがあたり、金井がやや後退する。カンの左ストレートを受けながらも左フックを返すカン。

 左ミドル、左ストレートでどんどん前に出て行く。金井も必死に右ストレートを返していくが、当たるのはカンのパンチ。このラウンドは猛攻を見せたカンのラウンドとなった。

 しかし判定は2Rにシュートポイントとダウンで明確にポイントを奪った金井。苦戦しながらも、チャンピオンとしての初陣を飾った。




▼第6試合 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R 60kg契約
歌川暁文(U.W.F.スネークピットジャパン/SB日本スーパーフェザー級3位)60.0kg
判定 3−0 ※30−25、30−24、30−26
OZ(総合格闘技サークルOZ)59.2kg

 1R、いきなり飛びヒザ蹴りを放つ歌川。OZは細かくパンチからタックルを仕掛ける。サウスポーの歌川はガードを高く上げて左ミドル、パンチからOZの首をキャッチすると鋭いヒザ蹴りを突き刺す。さらにOZの大振りの右フックにコンパクトな右フックのカウンター!

 そして歌川は組んでからのヒザ蹴りでOZからダウンを奪う。再開後、左ミドル→右フック→左ミドル、右アッパー、右フックからヒザ蹴りと多彩な攻撃で攻める歌川。少しでも距離が開くと強烈な左ミドルを当てる。その後も歌川が左ミドルとヒザ蹴りで試合を有利に進めた。

 2R、ここでもいきなり飛びヒザ蹴りを見せる歌川。OZは左ミドルに右のパンチで飛び込む。この攻防ではOZが頭から突っ込んでしまうため、互いにバッティングが多発。レフェリーからは何度も注意が言い渡される。

 距離が詰まるため、自らバックステップして左ストレートを打つ歌川。パンチからタックルを狙うOZを突き放し、左ヒザ蹴りと左ミドルを当てるものの、クリーンヒットはない。

 3R、左ミドルと左のテンカオで攻める歌川。OZはとにかく手数を出し続け、右フックやバックブローを繰り出す。

 歌川はOZに組み付いてヒザ蹴り、さらにOZをマットにこかしてそこに膝を落とすが、これには注意が与えられる。2Rと同じようにバッティングの注意が何度も言い渡される両者。やや戦いにくそうな様子の歌川だったが、組み付いてはOZをマットにこかし、首相撲からのヒザ蹴りを的確に当てる。

 このヒザ蹴りを効かせてから、歌川はOZをコーナーまで詰めるとそこからパンチのヒザ蹴りでラッシュ! OZがコーナーに釘付けになったところでレフェリーがダウンを宣告。KO勝ちこそ逃したものの、歌川が二度のダウンを奪って快勝した。




▼第5試合 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R 56kg契約
井口摂(TEAM BADASS13/修斗世界バンタム級8位)55.3kg
延長判定 10−9、10−8、10−9 
えなりのりゆき(シーザー/SB日本スーパーバンタム級3位) 55.5kg

 レスリングで培った腰の強さと協力な打撃で総合格闘技界を荒らし回った井口がSBに初参戦。1R、右のロー、ミドルで優勢に試合を進めるえなり。対する井口はえなりをロープ際に詰めてパンチを集めるもののブロックされる。

 回転数の早いパンチに加え、えなりの右ミドルの連打をもらい、サウスポーの井口はなかなか前に出られない。しかし、打ち合いに持ち込んだ井口は左フックでえなりをぐらつかせた。

 2R開始のゴングと同時に井口が奇襲攻撃の飛びヒザ! これが避けられると、吹っ切れたようにラッシュを仕掛ける。えなりは冷静にそれを凌ぐと、右ローから右ミドル。井口はワンツーからえなりを後退させる。終盤には、疲れの見え始めた井口に対し、えなりがガンガン前にプレッシャーをかけながら攻撃に出る。

 3R 完全に疲れた表情の井口だったが、えなりの蹴り足を掴むと倒れ込みながらアキレス腱固め。さらにはドラゴンスクリューをするモーションに出る。

 スタミナで勝るえなりは、「もっと打って来い!」といわんばかりに井口を挑発。全く応じない井口は、転倒したえなりにヒザを入れたり姑息な手段に出る。フルラウンド終了のゴングが鳴ると、井口はえなりに詰め寄り、メンチを切る。判定では決着つかずに延長戦へと突入した。

 延長R、バテバテの井口はえなりを捕えると首投げでシュートポイント1を獲得。そして起き上がってきたえなりの腕をキャッチすると立ち関節技を狙う。フロントチョークも仕掛けて時間を稼ぐ井口。スタミナ切れの井口は最後までえなりの攻撃を避けながら、首投げを狙う展開へ。

 僅差の判定で勝利た井口は、帰れコールが飛び交う中、「どうも〜、昨日覚せい剤取締法違反で捕まりそうになった井口です。おい、(SBの広報の)森谷!1週間前ぐらいにオファーするんじゃねぇよ! 名前はファンタ・グレープか何だが知らねぇが、チャンピオンつれて来い!」と毒舌たっぷりのマイクアピールで締めた。




▼第4試合 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R 60kg契約
赤尾征爾(NEX/DEEP2007フューチャーキングトーナメント65kg王者)59.7kg
KO 2R1分20秒
梅下湧暉(湘南ジム)59.8kg

 キックなど34戦こなしているベテラン梅下に対し、赤尾が1R序盤から圧倒。大振りのフックで前に出ると、右ハイも入れていく。ラッシュを仕掛けられた梅下は右フックを食らってしまいダウン! 

 赤尾は強烈なパンチを振るいながらプレッシャーをかけていくと、残り30秒のところでもダウンを奪った。

 2Rには、右ハイで3度目のダウンを奪う赤尾。最後にパンチのラッシュを仕掛けた赤尾がSB初参戦でKO勝利を収めた。


▼第3試合 スターティングクラスルール 2分3R延長1R 57Kg契約
川上大樹(グラップリングシュートボクサーズ)56.4kg
延長判定 2−1 ※10−9、9−10、10−9
大桑宏彰(シーザー)55.8kg


▼第2試合 スターティングクラスルール レディース 2分3R延長1R 51Kg契約
レーナ(及川道場)51.0kg
判定 3−0 ※30−27、30−27、30−27
奥村ユカ(S-KEEP)50.5kg

▼第1試合 スターティングクラスルール 2分3R延長1R 65Kg契約
野畑圭介(風吹)64.3kg
判定 2−0 ※29−27、28−28、29−28
清水俊一(総合格闘技宇留野道場/チームZST)64.5kg


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