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【M-1】戦う電通営業マン・大渡博之がヒザ蹴りで秒殺KO勝利

2008/04/06


M-1 MC
「M-1 FAIRTEX SINGHA BEER フレッシュマンズin大森」

2008年4月6日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックス
開場14:00 開始15:00

▼メインイベント(第10試合) 70kg契約 フレッシュマンルール 3分3R
○大渡博之(正道会館)
KO 1R0分33秒 ※左ヒザ蹴り
●涼平(TARGET)

 正道会館の全日本空手道選手権では軽量級を四度制覇。電通の営業マンとして働きながら選手活動を続け、先月行われたK-1トライアウトにも合格した大渡。トライアウト合格後、初の試合となった今大会を鮮やかなKO勝利で飾った。

 開始直後、頭を低くしてガードを上げたままパンチで突っ込んでくる涼平に「やや面食らった」という大渡だったが、涼平の突進を上手くクリンチでいなすと、涼平の頭を掴んで左のヒザ蹴りを一閃! 空手時代から得意にしているというこの技で、試合開始から僅か33秒、涼平をマットに沈めた。

「友達もいっぱい見に来てくれていたんですけど、あっという間に終わってしまいました(笑)。でも勝てて良かったと思います」と大渡。

「K-1トライアウトに合格して厳しいかなと思っていた夢が実現するのであれば、これからの試合はしっかりKOで勝っていきたいです。

 自分は今年か来年くらいまでだと思っているんで、どんどん試合をしたいし、悔いの残らないように頑張りたいと思います」と今後の目標を語っている。 


▼セミファイナル(第9試合) ウェルター級 フレッシュマンルール 3分3R
○倉持 巌(超越塾)
判定3−0 ※30−29、30−29、30−29
●YUKINORI-YSG(ワイズスポーツジム)

 自ら距離を詰めて左右の連打をまとめる倉持がYUKINORIを手数で圧倒。

 何とか首相撲で状況を打破したかったYUKINORIだったが、倉持の突進&ラッシュは止まらず。最後まで動きを止めなかった倉持がYUKINORIを押し切った。


▼第8試合 ウェルター級 フレッシュマンルール 3分3R
○YUTA(谷山ジム)
判定2−0 ※30−29、30−29、29−29
●清水 武(藤原ジム)

 サウスポーの清水に対して、YUTAは右ミドルを多用する。清水はそれをブロックしてYUTAの前足を左右のローで狙い撃ちする。

 YUTAのミドルと清水のローが交錯するバチバチの蹴り合いとなったが、ミドルの数で上回ったYUTAが判定をモノにした。


▼第7試合 フェザー級 フレッシュマンルール 3分3R
△一戸総太(WSR)
判定0−1 ※29−30、29−29、30−30
△上杉隼人(超越塾)

 左右のミドルを上手く使って距離を保つ一戸。上杉はその蹴りに合わせて大振りながらも右のパンチで飛び込んでいく。また上杉は組みの攻防になると、ヒザ蹴りを当てて、一戸をマットに転がす。

 3Rに入ると一戸の右ストレートと上杉の右ストレートが交錯。蹴りを多用して手数では上回る一戸だったが、上杉も前に出てパンチを必ず返す。

 試合は1Rから3Rまで五分五分の展開が続く形となり、結局どちらも試合を決めるほどのポイントを得ることが出来ず。判定は上杉に一票入ってのドローとなった。


▼第6試合 59kg契約 フレッシュマンルール 3分3R
○木村裕樹(WSR)
判定3−0 ※29−25、29−25、29−26
●福島文仁(ダイケンジム)

 テンカオと左ミドルで攻撃を組み立てる木村は、1R終盤にバックブローでダウンを奪う。2Rに入ると福島も木村のテンカオに合わせてパンチで飛び込み左フックや右ストレートを連打する。

 これに対し積極的にパンチを打ち返す木村だったが、福島のパンチの方が正確性で上回り、2Rは福島のパンチで木村が後退し、このラウンドは福島のラウンドに。

 3R開始直後、木村が右ストレートと右ハイキックで2度のダウンを奪うが、福島もここから驚異的な粘りを見せて左フックと右ストレートで猛攻撃。

 木村をダウン寸前にまで追い込んだものの、木村は最後まで立ち続け判定をモノにした。


▼第5試合 50kg契約 フレッシュマンルール女子ルール 2分3R
○ちはる(WSR)
判定3−0 ※30−24、30−24、30−24
●吉田正子(アゲ♀アゲ☆)

 J-Girlsでは成績を残せなかったちはるが、ホームリングであるM-1で本領を発揮。

 総合格闘家としても活躍する吉田に対し、ちはるは1Rから右ストレートを何発も当て続け、組みの攻防になると強烈なヒザ蹴りを吉田のボディに突き刺す。

 吉田の粘りの前にKO勝利こそ奪えなかったものの、ちはるが計3度(=2R、右ストレートとヒザ蹴り 3R、ヒザ蹴り)のダウンを奪い快勝した。


▼第4試合 71kg契約 フレッシュマンルール 3分3R
○ハイン・ディオ(チャモアペット・ムエタイアカデミー)
TKO 3R0分51秒 ※セコンドからのタオル投入
●大津フランシス(WSR)

 左ミドルで距離を取る大津になかなか攻撃を出せないディオだったが、徐々に大津の蹴りに右のストレートを合わせ始め、3Rにこのパンチでダウンを奪う。

 何とか立ちあがろうとする大津だったが、ダメージを判断してセコンドがタオルを投げ入れた。


▼第3試合 56kg契約 フレッシュマンルール 3分3R
○森井洋介(藤原ジム)
判定3−0 ※30−28、30−27、30−28
●勝又祐一郎(クロスポイント)

 細かい左右のステップとパンチとローのコンビネーションで攻める森井。

 勝又はそれをブロックして左ミドルを蹴っていくが、森井は蹴りの打ち終わりを狙って右ストレートを何度も当てる。

 終盤は勝又が左ミドルで前に出る場面があったものの、ポイントを挽回するまでにはいたらず。


▼第2試合 ミドル級 フレッシュマンルール 3分3R
○幸平センチャイジム(センチャイ・ムエタイジム)
KO 2R0分36秒 ※右ミドルキック
●松澤英貴(WSR)

▼第1試合 ウェルター級 フレッシュマンルール 3分3R
○新田 翔(WSR)
判定2−0 ※30−29、30−29、29−29
●林 徹(ファイティングマスター)

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