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【DEEP X】中村K太郎が柔術ブラジル王者から一本勝ち!八隅、本間は大差の判定負け

2008/07/05


DEEP事務局
「BULL TERRIER Presenrs DEEP X 03」

2008年7月5日(土)東京・新宿FACE
開場18:00 試合開始18:30

★トピックス:ジャリズム山下の試合の詳細はこちら

▼メインイベント 79kg契約 3R(1R4分、2R4分、3R2分)
○中村K太郎(和術慧舟會)
一本 2R3分11秒 ※チョークスリーパー
●シセロ・コスタ(バルボーザ柔術/ブラジリアン柔術ブラジル王者)

 世界のナベアツの相方である山下しげのり(ジャリズム)の参戦や、DEEP Xの名物となった美女対決など、バラエティに富んだマッチメークが揃った今大会。

 その中でメインに組まれたのは、UFCファイターであり国内の各種グラップリング大会で多数の優勝経験を誇る中村K太郎(和術慧舟會)と、ブラジリアン柔術ブラジル選手権優勝の実績を持つ柔術のトップ、シセロ・コスタ(ブラジル)との一戦だ。

 1R、まずは互いに頭をつけた組み手争いからスタート。互いにテイクダウンや引き込むタイミングを計る静かな展開が続く。しかしラウンド終盤にコスタの片足タックルを切ったK太郎が、コスタを四つ組みでロープまで押し込むと、外掛けでテイクダウンを奪い、2ポイントを先取する。

 2Rに入ると引き込むコスタに対し、K太郎はインサイドガードからコスタの顔を押して距離を取ると、コスタの膝を押しながら一気にパスガード。

 これを嫌ったコスタが背中を見せたところで、一気にバックまで回り込み、最後はチョークスリーパーで見事な一本勝ち。チョークスリーパー(※裸絞め)を得意とし、裸十段の異名を持つK太郎が、その異名通りの鮮やかなチョークスリーパーで柔術の強豪からタップを奪った。



▼セミファイナル 69kg契約 3R(1R4分、2R4分、3R2分)
○ハファエル・メンデス(BRASA)
14-1 ※競技ポイント9-0、ジャッジ3-0、オーディエンス2-1
●八隅孝平(パラエストラ東京/DEEP X2007-69kg級王者)

 1R、引き込んでクローズガードを取るメンデス。八隅は膝を立ててクローズガードを割ろうとする。メンデスは八隅の体を足で浮かせてガードに戻し、八隅の腕をかんぬきに捉えて三角絞めを狙う。

 背筋を伸ばしてそれをディフェンスする八隅。メンデスは八隅の足の間をくぐるように、バランスを崩してからタックル。テイクダウンでポイントを先取する。さらにメンデスはニーオン・ザ・ベリー、パスガード、ニーオン・ザ・ベリーとポイントを次々と加算していく。

 2R、ここでもメンデスはすぐに引き込む。八隅は膝でメンデスのガードを割ると、メンデスの足を左右の振りながら上半身でプレッシャーをかけつつ、果敢にパスガードを仕掛ける。しかしメンデスもパスガードされかけながらも、足を旋回させてバックを狙うなど、激しい攻防が続く。

 メンデスは自分の足を外側から八隅の足に引っ掛けて、足首を手で持ってコントロール。なかなか八隅はこれを攻略できない。

 ここはメンデスの体がロープから出てしまい、ブレイクとなる。再開後、タックルでテイクダウンのポイントを狙う八隅。メンデスは引き込んでそれを許さない。

 3R、ポイントで差をつけられている八隅はタックルでテイクダウン狙い。メンデスはクローズガードで引き込んで逃げ切りをはかる。

 八隅はメンデスのガードから出て、担ぎパスガードを狙うが、ポイントにはならず。DEEP X GP 69kg級で優勝し、「70kg前後で最強のグラップラーは俺ちゃうか?」と宣言した八隅だったが、ブラジルの超新星に大差の判定負けを喫した。


▼第7試合 51kg契約 2R(1R4分、2R4分)
○MIKU(クラブバーバリアン/第2代DEEP女子ライト級王者)
10-4 ※競技ポイント4-4、ジャッジ3-0、オーディエンス3-0
●V一(ヴィーはじめ)(MAX柔術アカデミー)

 1R、スタンドでV一の腕をアームロックに捕らえて、そのまま腕十字を極めに行くMIKU。V一はMIKUの体を持ち上げてこれをディフェンスする。

 タックルでテイクダウンを奪い、サイドポジションで押さえ込みながら変形のフロントチョークを狙うMIKU。V一はこれを外して、上下のポジションを入れ替えて、ポイントを取り返す。

 2R、MIKUがタックルでテイクダウン。MIKUはサイドポジションからフロントチョークを仕掛けるが、V一も完全に極めの態勢にまでは持ち込ませない。

 ここからMIKUはV一の上半身を押さえ込んでパスガード狙い。MIKUはパスガードとフロントチョークを狙っていく。V一はここでリバーサル。

 しかしMIKUもすぐに下から足関節を仕掛けて、ポジションを入れ替える。競技ポイントでは同点だったものの、アグレッシブな動きでMIKUがジャッジ、オーディエンスの支持を得て、勝利を掴んだ。 


▼第6試合 無差別契約 2R(1R4分、2R4分)
○山下しげのり(ジャリズム)
11-5 ※競技ポイント8-2、ジャッジ1-2、オーディエンス2-1
●闘牛・空(フリー/女子プロレスラー)

★この試合の詳細はこちら


▼第5試合 70kg契約 3R(1R4分、2R4分、3R2分)
○金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST)
7-5 ※競技ポイント2-4、ジャッジ2-1、オーディエンス3-0
●広瀬貴之(パラエストラ葛西/チームDEEP X)

 1R、引き込む広瀬はガードから金原のバランスを崩して、リバーサルのポイントを奪う。

 ここは金原もすぐに立ち上がるが、広瀬は再び引き込みからリバーサルでポイントを重ねる。

 金原はポイントを奪われるものの、上のポジションをキープ。広瀬の足を束ねるようにしてパスガードを狙って行く。

 2R、金原は引き込む広瀬に対して距離を取りながら、果敢にパスガード狙い。

 黒帯柔術家の広瀬を相手に金原は真っ向からパスガードの勝負を仕掛ける。

 広瀬も必死にそれを阻止するが、圧倒的なスピードと運動量で責め続ける金原。

 ラウンド終盤にはパスガードに成功しかけ、背中を見せた広瀬からバックポジションを狙う。

 3R、完全に勢いを掴んだ金原はタックルから四つ組みに持ち込み、テイクダウン! これで明確なポイントを奪う。

 ここからパスガードを狙う金原だったが、広瀬もクローズガードからギロチン、アームロックのコンビネーションで攻め続ける。

 競技ポイントは2-4で広瀬だったものの、ジャッジとオーディエンスは金原を支持。これによりトータルポイントは金原! 勝敗のポイントも含めて、DEEP Xらしい試合となった。


▼第4試合 51kg契約 2R(1R4分、2R4分)
○長野美香(S-KEEP)
14-0 ※競技ポイント8-0、ジャッジ3-0、オーディエンス3-0
●SACHI(禅道会)

 1R、長野がタックルでテイクダウン。一気にサイドポジションで押さえ込み、ここからじっくりSACHIをコントロールし、腕十字へ。SACHIは自分の腕をしっかりクラッチしてディフェンスする。

 2R、SACHIに押し込まれる場面があった長野だったが首投げでテイクダウン。一度はSACHIに立ち上がられるものの、残り30秒、SACHIのタックルを切った長野がバックへ。一本こそ取れなかったものの、長野がテイクダウンとポジショニングでSACHIを圧倒した。


▼第3試合 62kg契約 3R(1R4分、2R4分、3R2分)
○ギリェルミ・メンデス(BRASA)
18-0 ※競技ポイント12-0、ジャッジ3-0、オーディエンス3-0
●本間祐輔(パラエストラ札幌/DEEP X2007-62kg級王者)

▼第2試合 77kg契約 3R(1R4分、2R4分、3R2分)
○ホベルト・ソウザ(ボンサイ柔術/DEEP X2007-76kg級王者)
一本 2R3分22秒 ※チョークスリーパー
●遠藤亮太郎(A-SQUARE)

▼第1試合 無差別契約 3R(1R4分、2R4分、3R2分)
○マルキーニョス・ソウザ(ボンサイ柔術)
一本 1R3分52秒 ※チョークスリーパー
●桜木裕司(掣圏会館)

▼オープニングファイト第5試合 80kg契約 5分1R
○山田崇太郎(パラエストラ松戸)
一本 3分18秒 ※フロントチョーク
●新井遼平(禅道会)

▼オープニングファイト第4試合 75kg契約 5分1R
○半谷泰佑(パラエストラ東京)
30-4 ※競技ポイント27-4、ジャッジ3-0
●太田洋平(和術慧舟會A-3)

▼オープニングファイト第3試合 70kg契約 5分1R
○島崎公次(クラブバーバリアン)
一本 2分59秒 ※腕ひしぎ十字固め
●井上誠午(和術慧舟會GODS)

▼オープニングファイト第2試合 62kg契約 5分1R
○北村清(ノヴァウニオンジャパン)
3-0 ※競技ポイント0-0、ジャッジ3-0
●澤田真琴(パラエストラ川越)

▼オープニングファイト第1試合 75kg契約 5分1R
○浅野誉也(AACC)
9-0 ※競技ポイント6-0、ジャッジ3-0
●國府田賢道(S-KEEP)

 

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