ニュージャパンキックボクシング連盟/センチャイムエタイジム
「Muay Thai Heritage 2」
2008年7月6日(日)東京・新宿FACE
試合開始17:00
▼メインイベント(第12試合) 59kg契約 3分5R
○ヨーユット・センチャイジム(センチャイムエタイ/元ルンピニー・フェザー級4位)
KO 2R0分36秒 ※ヒザ蹴り
●岡田武士(トーエル/新日本キック/日本フェザー級1位)
キックでは日本人相手に連戦連勝しているヨーユット。この日は新日本キック所属で日本フェザー級1位の岡田を迎え撃つこととなったが、その強さを見せ付けた。
1R、ヨーユットはいきなりバックヒジ! 岡田もヨーユットが半身になったところでパンチをまとめる。ガードを下げて軽くミドルや前蹴りを蹴るヨーユット。
岡田は離れた間合いから一気に飛び込んで強烈な右ローを蹴っていく。ヨーユットは距離を詰める岡田に組み付くと、何度も豪快にマットに叩きつける。
そして2R開始直後、岡田の右ローに合わせて組み付いたヨーユットは、そのまま岡田をロープまで押し込むとサバ折りのような形で岡田のバランスを崩し、岡田がロープにもたれかかったところで顔面にヒザ蹴り!
この一発で岡田がダウン。カウント10ギリギリで立ち上がったものの、岡田のダメージを判断し、レフェリーが試合をストップ。ヨーユットが“日本人キラー”の面目躍如となるKO勝利を収めた。
▼セミファイナル(第11試合) 70kg契約 3分5R
○クラペット・センチャイジム(センチャイムエタイ/元南タイ ライト級王者)
判定3−0 ※50−49、50−48、50−48
●北野ユウジ(ソーチタラダ渋谷/J-NETWORKウェルター級2位)
1R、互いにサウスポーで、距離を取って細かくローとミドルを蹴り合う両者。
しかし互いに距離感が合わず、ほとんどヒットらしいヒットはない。時折、クラペットが右ヒジを出すものの、これも不発に終わる。
2Rに入るとサウスポーからオーソドックスにスイッチするクラペット。
しかし1Rと同じように、二人とも微妙な距離からミドルやローを単発で出すシーンが続く。北野が右ローを繰り出すのに対し、クラペットは右ミドルと右ヒジ。
3R、そろそろ動きがあってもおかしくないラウンドだが、ここも互いに慎重な動き。
北野は右ロー、左ミドルを当てて行くが、それ以上に深追いはせず。クラペットも右ヒジと首相撲に持ち込むという展開が続く。
4R、クラペットの左側に回りながら右ローを蹴る北野。
クラペットは右ミドル、右のテンカオ。そして前蹴りなどで距離を取る。ここまで大きな展開もないまま、試合は最終ラウンドへ。
右ローと左ミドルを蹴る北野。クラペットはそれをキャッチして北野をマットに転がす。右ミドルとヒザ蹴りのクラペット。北野もローを蹴るが、どうしても単発に終わってしまう。さらに距離が詰まると、クラペットはすぐに首相撲に持ち込み、そのまま試合終了のゴング。トータル的に見て、やや手数の多かったクラペットの勝利となった。
▼第10試合 肘無しルール 60kg契約 3分3R
○氏原文男(闘神塾)
判定2−0 ※29−29、29−28、29−27
●HAMABE(マスターズピット)
※3Rに偶然のバッティングによりHAMABEが負傷、ドクターストップ
※氏原には減点1、ストップ時までの採点
1R、右ローから右ストレートで前に出て行く氏原。HAMABEは首相撲に持ち込もうとするが、氏原はそのままHAMABEをロープまで押し込む。
右ストレート、左アッパーと次々にパンチを打ち込んで行く氏原。氏原のパンチに押される場面のあったHAMABEだが、数は少ないものの左フックを当てる。
2R、首相撲からのヒザ蹴りを中心に攻めるHAMABE。氏原は体を密着させて、それをディフェンスし、右ストレート、左フック。さらにそこから右ローにまでつなげる。後半は氏原が首相撲でもHAMABEのボディにヒザ蹴りを入れる。
3R、勢い良くパンチとローで飛び出して行く氏原。HAMABEはそれを首相撲にキャッチしようとするが、ここで偶然のバッティング。
ここまで何度かバッティングが見られ、両者に注意が与えられていたのだが、このバッティングでHAMABEが右まぶたを大きくカット。一度は試合続行となったものの、すぐにHAMABEの傷口からは血が噴出し、試合はここでストップ。
偶然のバッティングということで、試合終了時点まででのジャッジで勝敗を決することに。氏原にはバッティングによる減点1が与えられたものの、そこまでのポイントの貯金でHAMABEを下した。
▼第9試合 ミドル級 3分3R
○竹本壽晴(龍生塾)
判定3−0 ※30−26、30−26、29−26
●竹本雄一(小鉄組)
41歳の竹本壽晴VS35歳の竹本雄一というベテラン対決になった一戦。
いきなり竹本壽晴が強烈なローを効かせて、左ヒジとヒザ蹴りのコンビネーションでダウンを奪う。さらに2Rに入るとすぐに竹本壽晴が左ヒジで2度目のダウンを奪う。
竹本雄一は左目を負傷してしまし2度のドクターチェックを受けながらも、組んでからのヒジ打ちで応戦。3R終盤にはカットに成功するが、残り時間が少なくそのまま試合終了。2度のダウンを奪った竹本壽晴が判定勝利を収めた。
▼第8試合 63kg契約 3分3R
○獅・センチャイジム(センチャイムエタイ)
判定2−0 ※29−28、28−28、29−28
●沼和スーパースター(キング)
ガードを下げてトリッキーな構えの獅が、1R開始直後に右フックでダウンを先取。
その後も変則的な動きで沼和を翻弄するが、右ストレートで前に出てローを蹴るという沼和の作戦が徐々にはまり、最終ラウンドを迎えると獅はスタミナ切れで動きが止まる。
完全にガードが甘くなった獅の顔面に沼和は右ストレート、左フック、アッパーと怒涛の連打。
さらにがら空きになった獅の足に強烈なローを蹴って行く。沼和のパンチとローをもろに受ける獅だったが、何とかダウンだけは許さず。1Rのダウンが勝敗を分ける結果となった。
▼第7試合 37kg契約 STAR FIGHT 2分3R
△大田原友亮(センチャイムエタイ/11歳)
判定1−1 ※30−29、29−30、29−29
△伊藤澄哉(尚武会/11歳)
▼第6試合 ウェルター級 3分3R
○獏・センチャイジム(センチャイムエタイ)
判定3−0 ※30−29、30−29、30−29
●宣虎(E.S.G)
▼第5試合 ウェルター級 3分3R
○須釜和成(挙粋会)
KO 2R0分22秒 ※右ストレート
●巧・センチャイジム(センチャイムエタイ)
▼第4試合 ライト級 3分3R
○亮・センチャイジム(センチャイムエタイ)
判定3−0 ※29−28、29−28、30−28
●宮島教晋(誠至会)
▼第3試合 フェザー級 3分3R
○中嶋平八(誠至会)
判定3−0 ※29−28、29−28、30−28
●洋・センチャイジム(センチャイムエタイ)
▼第2試合 ウェルター級 3分3R
○宮越慶二郎(挙粋会)
KO 1R2分42秒
●剣(PIT)
▼第1試合 フェザー級 3分3R
○逢見亮太(立川KBA)
判定3−0 ※30−27、30−27、30−27
●釜石龍馬(北流会君津)
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