7月13日(日・現地時間)台湾・台北南港展覧会にて、「K-1 WORLD GP 2008 IN TAIPEI」が開催された。
今大会ではWORLD GP開幕戦への出場権をかけたアジアGPが行われ、約1年ぶりのK-1参戦となったルスラン・カラエフ(ロシア)が優勝を果たした。
一昨年はバダ・ハリらと並ぶ新世代の代表選手として注目を集めていたものの、その後は3連敗を喫するなど、輝きを失っていたカラエフ。しかしこの日は一回戦でタフな富平辰文(SQUARE)をKOで下すと、続く準決勝ではシルム出身で217cmの大型選手キム・ヨンヒョン(韓国)をパンチの連打による秒殺KOで決勝に駒を進める。
そして決勝ではアレクサンダー・ピチュクノフ(ロシア)を右アッパーからの左フックでKO。カラエフが全試合KOという形で開幕戦への切符を手にした。
またスーパーファイトには澤屋敷純一(チームドラゴン)が登場。開幕戦への出場が決まっている澤屋敷だが、3月の横浜大会では武蔵(正道会館)に敗れ、現在2連敗中。再浮上のチャンスを掴みたいところだったが、1Rからパンチを振り回すカタリン・モロサヌ(ルーマニア)のラッシュを受けてしまいKO負け。澤屋敷にとっては開幕戦に向けて不安を残す結果に終わっている。その他、試合結果詳細は以下の通り。
FEG ASIA
「K-1 WORLD GP 2008 IN TAIPEI」
2008年7月13日(日・現地時間)台湾・台北南港展覧会
開始16:30
<全試合結果>
▼メインイベント スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長2R
○レミー・ボンヤスキー(オランダ/チーム・ボンヤスキー)
KO 3R0分33秒 ※右ヒザ蹴り
●ヴォルク・アターエフ(ロシア/CLUB
VOLK HAN)
▼セミファイナル ASIA GPトーナメント 決勝 3分3R延長2R
○ルスラン・カラエフ(ロシア/フリー)
KO 1R2分3秒 ※左フック
●アレキサンダー・ピチュクノフ(ロシア/極真会館)
▼第10試合 スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長2R
○ザビット・サメドフ(ベラルーシ/チヌックジム)
延長判定2-1 ※9−10、10−9、10−9
●レイ・セフォー(ニュージーランド/レイ・セフォーファイトアカデミー)
▼第9試合 ASIA GP トーナメント 準決勝 3分3R延長1R
○アレキサンダー・ピチュクノフ(ロシア/極真会館)
KO 1R2分58秒 ※2ノックダウン
●ボーン・アンダーソン(カナダ/Taiwan
Brazil Jiu-Jitsu)
※上原の負傷により、アンダーソンが準決勝進出
▼第8試合 ASIA GP トーナメント 準決勝 3分3R延長1R
○ルスラン・カラエフ(ロシア/フリー)
TKO 1R0分15秒 ※ドクターストップ
●キム・ヨンヒョン(韓国/テウン会館)
▼第7試合 K-1ルール 3分3R延長1R
○王中原(台湾/中華武術散打台中千城分会)
KO 1R1分27秒 ※右ストレート
●ミック・ミティガ(オーストラリア/ジャブアウトジム)
▼第6試合 K-1ルール 3分3R延長1R
○楊東雄(台湾/中華武術散打協和拳館)
判定3-0 ※30−28、29−28、30−28
●マット・キャンベル(オーストラリア/ジャブアウトジム)
▼第5試合 K-1 ASIA GP 2008トーナメント一回戦 3分3R延長1R
○上原 誠(日本/TRYOUT/士道館村上塾)
KO 延長1分25秒 ※左フック
●パク・ヨンス(韓国/KHAN GYM)
▼第4試合 K-1 ASIA GP 2008トーナメント一回戦 3分3R延長1R
○アレキサンダー・ピチュクノフ(ロシア/極真会館)
延長判定3−0 ※10−9、10−9、10−9
●ノブ・ハヤシ(日本/ドージョー・チャクリキ
ジャパン)
▼第3試合 K-1 ASIA GP 2008トーナメント一回戦 3分3R延長1R
○キム・ヨンヒョン(韓国/テウン会館)
判定3−0 ※30−28、30−29、30−28
●サイシーレック・ノーシープン(タイ/チューワッタナジム)
▼第2試合 K-1 ASIA GP 2008トーナメント一回戦 3分3R延長1R
○ルスラン・カラエフ(ロシア/フリー)
KO 3R2分20秒 ※2ノックダウン
●富平辰文(日本/SQUARE)
▼第1試合 スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長2R
○カタリン・モロサヌ(ルーマニア/ローカルコンバットチーム)
KO 1R2分4秒 ※3ノックダウン
●澤屋敷純一(日本/チームドラゴン)
▼リザーブファイト K-1ルール 3分3R延長1R
○ボーン・アンダーソン(カナダ/Taiwan
Brazil Jiu-Jitsu)
KO 1R1分56秒 ※2ノックダウン
●伊藤 純(日本/TRYOUT/士道館村上塾)
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