↑(左から)特別賞を受賞した小宮山夕介、トーナメントで優勝した近藤翔吾、準優勝した弟の流星
KGS
「KAMINARIMON新宿FACE大会」
2008年8月30日(土)東京・新宿FACE
開場11:00 開始11:30
『R.I.S.E.49 〜RISING ROOKIES CUP〜』の前に行われたアマチュア大会『KAMINARIMON』で、初の中学生トーナメントが開催された。
男子Bクラストーナメント、女子Bクラス ワンマッチ、男女Cクラスワンマッチで選手を募集し、男子Bクラストーナメントでは43kg以下級、48kg以下級、53kg以下級、58kg以下級、重量級の5階級が予定されていたが、今回は応募人数が少なくトーナメントは−43kg以下級のみ実施。他には−48kg級と−52kg級でワンマッチが1試合ずつ行われた。
注目は−52kg級ワンマッチに出場した小宮山夕介(北斗会館)。現在、R.I.S.E.のプロで活躍する長男・小宮山大介、次男・工介に続いて“顔面あり”への挑戦となった。
“天才空手少年”として有名な小宮山兄弟は、小学生から各空手大会に出場し、大介は計43回の優勝、工介は計60回以上の優勝を飾っている。毎週日曜日、空手道場主である父の車に乗って各地に出かけ、様々な大会でその名を馳せたのである。
夕介もまた、幼児の頃から空手大会に出場。今回、14歳になり兄たちを追って顔面ありの世界へ飛び込む。対戦相手の荒井龍也も伊藤隆率いるTARGETで将来を有望視されている中学生とのことで、未来のチャンピオン対決とでも言うべき対戦になった。
しかし、試合は開始のゴングと同時に前蹴りで突っ込んで行った小宮山が、続くフックのラッシュであっという間にKO。僅か22秒という衝撃の初陣を飾っている。
−48kg級ワンマッチでは、29日にディファ有明で開催された『K-1甲子園』にて、優勝候補だった西日本地区優勝の木谷典史を破った、村越凌の弟・優太(湘南格闘倶楽部)が出場。兄をセコンドにつけ、判定3−0で勝利を飾っている。
そして、6人参加のトーナメントでは小学生の時からR.I.S.E.の前座に出場している谷中田トキオ(TARGET)が、1回戦で近藤翔吾(総合格闘技道場STF)に敗れる波乱。近藤は決勝に勝ち進み、決勝戦は弟・流星との兄弟対決となったが、遠慮のない攻防の末に兄・翔吾が判定2−1のスプリットデシジョンで優勝を飾った。
山口元気KAMINARIMON責任者は「小宮山君はさすがに試合慣れしている。非凡なものを感じさせます」と評し、中学生大会については「改良が必要。まずCクラスをやって基礎体力がついてから、Bクラスに上がれるような形をとりたいと思います。より安全性を高める方向性でやっていきたい」と総括した。
▼中学生Bクラス−43kg級トーナメント
優 勝 近藤翔吾(総合格闘技STF)
準優勝 近藤流星(総合格闘技STF)
▼中学生の部特別賞
小宮山夕介(北斗会館)
▼Cクラス特別ルールワンマッチ特別賞
小澤吉輝(シルバーウルフ)
坂内一裕(チームゼロス)
▼Cクラス特別ルールベストファイター賞
本間俊絵(レグルス池袋)※1R1分2秒でKO勝ち
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