10月12日(日)東京・大森のゴールドジムサウス東京アネックスにて、トライアルリーグ実行委員会『TRIAL
LEAGUE』が開催された。
K-1本戦出場を狙う選手たちが凌ぎ合う今大会には、メインとセミに極真会館からの刺客として渡辺理想(極真会館/東京城北支部)と清水賢吾(極真会館/東京城北支部)が登場。
渡辺は極真会館主催の『第24回全日本ウェイト制空手道選手権大会』(2007年6月9、10日)中量級で華麗かつキレのある技で技あり・一本勝ちを量産、準優勝した戦績を持つ。
メインでイランの70kg級キックボクシングチャンピオンの肩書きを持つハミドレザ・モハマドプールと対戦した渡辺は、序盤にパンチのラッシュを受け防戦一方となるも2Rから反撃。
左ミドル、バックスピン、ブラジリアンキックなどの足技でモハマドプールを圧倒し判定勝利を収めた。
この結果を受けて、渡辺は8月24日に開催された『TRIAL LEAGUE』でのプロデビュー戦に続き、2連勝となった。
同じく『第24回全日本ウェイト制空手道選手権大会』の軽重量級で準優勝を果たした清水は、セミでイランの80kg級キックボクシングチャンピオンの肩書きを持つナーセル・アマディアンと対戦しKO勝ちを収めている。
また、第3試合には、芸人のKICK☆こと菊田悠(K-1
TRYOUT)がプロ3戦目に挑戦。4月20日の『TRIAL LEAGUE』では1R1分29秒KO勝ちを収め、6月22日の大会では判定勝ちしており、目標とする大晦日での我龍真吾戦を実現させるためにも、勝利を収めたいところだったが……。
1Rにボディ、2Rにはローでダメージを蓄積していったKICK☆は棒立ちに。3Rに対戦相手の岩崎丈(大誠塾)のラッシュで詰められると、ヒザ蹴りでダウンを喫してしまう。一度は立ち上がったものの、再度ダウンを喫してしまったKICK☆はKO負けとなった。
控え室に戻ってもしばらく立てないぐらいのダメージを負ったKICK☆は「レベルの違いを感じました。今まで以上に練習してきたが対人練習が出来なかったですね。悔しいです……言葉も出ません」と呆然とコメント。
KO負けという結果よりも、KICK☆の持ちネタ、チャランボ(ひざ蹴りの意味)で倒れてしまったことがショックの様子。「チャランボと言って世の中に毒を吐いてきたのに最悪のパターンです。もう一回チャンスをいただいて、全力を尽くしたいと思います」と12月7日(日)同所での次戦での挽回を誓った。
トライアルリーグ実行委員会
「TRIAL LEAGUE」
2008年10月12日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックス
開場12:00 開始12:30
<全試合結果>
▼メインイベント(第5試合) トライアルルール 70kg契約 3分3R
○渡辺理想(極真会館/第24回全日本ウェイト制空手道選手権大会中量級準優勝)
判定3−0 ※30−28、30−28、30−27
●ハミドレザ・モハマドプール(イラン/70kg級キックボクシング王者)
▼第4試合 トライアルルール 3分3R
○清水賢吾(極真会館/第24回全日本ウェイト制空手道選手権大会軽重量級準優勝)
KO 2R1分30秒
●ナーセル・アマディアン(イラン/80kg級キックボクシング王者)
▼テコンドー エキジビション
ベルナール・アッカ
▼第3試合 トライアルルール 70kg契約 2分3R
○岩崎 丈(大誠塾)
KO 3R0分26秒 ※ボディへのヒザ蹴り
●菊田 悠(=KICK☆/K-1 TRYOUT)
▼第2試合 トライアルルール 62kg契約 3分3R
○小松裕弥(K-1 TRYOUT)
KO 2R2分32秒 ※右ストレート
●田中幸尚(誠空会)
▼第1試合 トライアルルール 70kg契約 3分3R
○康 信博(K-1 TRYOUT/誠空会)
KO 1R0分50秒
●伊藤 優次(JTクラブ)
▼オープニングExマッチ トライアルルール 2分2R
−ジャフィット・カセバ(タンザニア/アフリカ75kg級王者)
勝敗なし
−KYOHEI(大誠塾)
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