アールズ・エンタープライズ
「激闘! 平成の四角いジャングル」
2008年11月2日(日)東京・新宿FACE
開場11:00 開始12:00
▼メインイベント(第8試合) UKF世界ライトミドル級王座決定戦 3分5R
○我龍真吾(ファイティングマスター/WMAF世界ミドル級&M-1ミドル級王者)
判定2−1 ※50−48、47−48、49−47
●クンスック・アラビアジム(タイ/第3回S1ワールドチャンピオンシップ優勝)
※我龍がUKF世界ライトミドル級新王者に
7月のMA日本キックでWMAF世界ミドル級王者に輝いた我龍が2本目の世界王座に挑む。相手のクンスックは、第3回S1ワールドチャンピオンシップ優勝の実績を持つ強豪ムエタイ選手。パンフレットによると、現ルンピニーのスーパーライト級2位だという。
試合前、我龍は毎度お馴染みのガン飛ばしポーズを出すと、クンスックとセコンドのクンタップ・ウィラサクレックは苦笑いを浮かべる。
1Rから仕掛けたのは我龍。左ジャブから右ローで一気にクンスックをロープに詰める。クンスックが我龍の蹴り足を掴みながらローを放つと、我龍がぶち切れた!
(UKFルールで離れての打撃を推奨するため、蹴り足をキャッチしての攻撃や首相撲は反則攻撃となる)
再開後、我龍は一方的に攻撃を仕掛けるも、クンスックは様子を探るように徹底的に防御に徹するのみ。ほとんど攻撃がないままこのラウンドは終了。
2R、我龍は圧力をかけながらジャブからローを放っていく。クンスックは蹴り足を再び掴んでしまう癖がでてしまい、レフェリーからイエローカード(注意)が提示される。
徐々にペースを上げていったクンスックは強烈な左ローを放ち、我龍を下がらせる。
3R、サウスポーのクンスックは、オーソドックスの我龍の奥足めがけてロー。左ミドルでも我龍を後退させる。しかし、我龍はローを蹴られながらも変わらず圧力をかけ、前蹴りで突き放しロー。
4R、意地を見せるようにローを蹴り合う両者。我龍が前蹴り、ローを出せば、クンスックはひたすら左ミドル。クンスックはこのラウンドでも我龍の蹴り足をキャッチしてしまい、遂にレッドカード(減点)!
この事態に気付いたかのようなクンスックは今まで以上に圧力をかけるようになり、我龍は下がってしまう。しかし、我龍はワンツーからボディと上下に散らすパンチで手を休めない。
5R、前に出て打ち合う両者。クンスックは強烈な左ミドルを入れていく。我龍もパンチ、前蹴り、ローと手数を出す。残り時間30秒となり、我龍タイムに突入!
我龍は「打ち合おうぜ」とばかりにグローブを出すも、意味のわからないクンスックは強烈なジャブを当てていく。ならばと我龍は一人我龍タイムへ。飛びヒザで距離を詰めると、パンチのラッシュを仕掛ける。クンスックも応戦したところで時間切れ。判定決着となり、我龍が勝利。
M-1ミドル級のベルトと合わせて3本目のベルトを獲得することに成功した我龍は「クンスックはムエタイのトーナメントで優勝している選手だったので、なかなか前に飛び込むことが出来なかった。つまらない試合をしてしまったが、どんな相手でも飛び込んでいけるように頑張ります」とマイクを握った。
▼セミファイナル(第7試合) UKF世界フェザー級タイトルマッチ 3分5R
○土屋ジョー(JTクラブジム/王者)
KO 1R2分23秒 ※右ハイキック
●寺尾新(横浜アリーナジム/挑戦者)
※土屋が防衛に成功
トレードマークといえる黒のサングラスに赤い薔薇をくわえて入場した土屋。リングインすると、薔薇を観客席に投げ入れるパフォーマンス。
1R開始のゴングが鳴ると、元プロボクシング日本フライ級2位の寺尾のパンチの前にひるんでしまう。持ち直した土屋は顔面防御を固めながら徹底したロー攻撃に出る。
足にダメージを負った寺尾は何度も倒れてしまうが、ダウンと見なされない。
立ち上がった寺尾に対し、土屋が左ハイをクリーンヒットさせる。完全にフラフラの寺尾は2度のダウン。それでも立ち上がったところ、土屋がトドメの左ハイでKO!
1Rという短い時間で勝負を決め、土屋がタイトル防衛に成功した。
▼第6試合 UKF女子総合格闘技インターナショナルフライ級タイトルマッチ 5分2R
○市井 舞(フリー/王者)
一本 1R0分25秒 ※フロントチョーク
●渡辺愛望(翔武会/挑戦者)
※市井が初防衛に成功
今年1月に関友紀子を下し、UKF王者になった市井。5月にはDEEPに初参戦し、女王しなしさとこを圧倒し、勝利する大金星を上げている。
1R開始早々、市井はサイドキックを連発で出し、渡辺を寄せ付けない。それでも渡辺が前に出てくると、市井はジャンプしながら組み付く。
そして一気にフロントチョークを決め、絞め続ける。すると、渡辺は成す術なくすぐに失神してしまう。
レフェリーが慌てて止めに入り、試合は終了。秒殺勝利で初防衛に成功した市井は「素人に毛が生えた程度の自分ですけど、頑張ります! 12月21日ディファ有明であるMAキックでキックデビューすることになりました。応援よろしくお願いします!」と宣伝を兼ねながら、元気いっぱいにマイクであいさつした。
▼第5試合 UKFインターナショナルミドル級王座決定戦 3分5R
○銀次郎(ファイティングマスター)
判定3−0 ※48−45、48−44、48−44
●相良正幸(強者 山根道場)
※銀次郎がUKFインターナショナルミドル級新王者に
元新日本キックミドル級2位の銀次郎と、9月の「BACS」で拳月(けんむーん)というマスクマンで登場した相良が対決。
1R開始早々に、銀次郎がフックでダウンを奪う。短期決着になるかと思われたが、何とか持ち直した相良が長身を活かしたパンチで応戦。4Rには相良がフックでダウンを奪い返す。
お互いにパンチを打ち合う場面を見せるも、相良は何度も反則行為となるクリンチを多様してしまい遂にレッドカード。
5Rには、銀次郎が徹底したロー攻撃で相良をKO寸前に追い込む。減点もあり、大差をつけて銀次郎が判定勝ちを収めた。
▼第4試合 UKFインターナショナル・スーパーライト級王座決定戦 3分5R
○ヨン・ユット・JTクラブジム(JTクラブジム)
判定3−0 ※49−47、50−46、50−46
●黒田英雄(BRAVES with KURAMITSU-MUAYTHAI-GYM)
※ヨン・ユットがUKFインターナショナル・スーパーライト級新王者に
1月大会に引き続き、同王座に挑戦することになった元J-NETWORKウェルター級1位・黒田。対するヨン・ユットは元ルンピニーフライ級のランカー。
1Rから接近戦の打ち合いを展開する両者。ヨン・ユットのパンチの前に、黒田は早くも大量の鼻血を出してしまうが、攻め続ける。パンチのヨン・ユットに対し、黒田はローも交ぜて圧力をかけていく。
ヨン・ユットは前蹴り、ハイキックを要所で決めていき、黒田のヒットを許さない。ヨン・ユットのパンチで顔面がボコボコに腫れあがる黒田だったが、一切ひるむことなく左右のフックを飛ばしていく。
ヨン・ユットが主導権を握り続けたまま判定勝ちした。
▼第3試合 リアルジャパンプロレス特別提供試合 スペシャルタッグマッチ 60分一本勝負
2代目スーパータイガー&斎藤彰文(RJPW)
VS
タイガーシャーク&間下隼人(RJPW)
▼第2試合 異種格闘技特別試合“総合格闘技ルール・空手VS総合格闘技” 3分2R
○羽田真宏(錬武館空手)
KO 1R
●浜野敬長(ストーム)
▼第1試合 精龍會中国拳法道場『闘龍比賽』特別提供試合 目隠しマッチ”暗闇の戦い”
○佐藤正人(精龍會中国拳法道場代表)
判定
●瀬田竜生(精龍會中国拳法道場)
▼オープニングマッチ キックボクシング 2分3R
○源リョウ(JTクラブジム)
KO 1R0分52秒
●清水健人(白龍ジム)
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