GCMコミュニケーション
「CAGE FORCE EX-eastern bound-」
2008年11月8日(土)東京・ディファ有明
開場18:00 開始18:30
▼第8試合 ライト級 5分3R
○キム・ジャンヨン(CMA KOREA KTT)
TKO 1R0分59秒 ※レフェリーストップ
●中村K太郎(和術慧舟會東京本部)
DREAMでの試合を経て、約1年ぶりのケージフォース参戦となったK太郎。メインイベントで韓国のジャンヨンを迎え撃った。
公開練習では「身長・体重のプロフィールすら知らない」と苦笑していたK太郎は、試合が始まると距離を測りつつ、サウスポースタイルから様子見の右ジャブを繰り出す。
ジョンヨンはこれにほとんど反応することが出来ず、K太郎のジャブが立て続けにジョンヨンの左目をとらえ、ジョンヨンは早くも目を気にする仕草を見せる。
このままK太郎が打撃で圧倒するかに思われた矢先、ジョンヨンが体ごとぶつかるようなフルスイングの右フック! これがK太郎の顔面をとらえ、K太郎が思わず後退する。
ここから一気呵成にパンチで攻め込むジョンヨン。するとK太郎がその場に崩れ落ち、ジョンヨンが追撃のパウンドを落としたところでレフェリーが試合をストップ! K太郎が韓国の未知の強豪にTKO負けするという波乱が起こった。
▼第7試合 ウェルター級 5分3R
○門馬秀貴(和術慧舟會A-3)
一本 1R4分47秒 ※フロントチョーク
●アンドレ“ナパウォン”マフェトニ(ブラジル/グレイシーBH)
ケージフォースの前身であるDOGでは旗揚げから3連勝を飾ったこともある門馬。しかしここ最近の試合では勝ったり、負けたりの戦績が続いている。
今回の対戦相手はUFCでミルコ・クロコップをKOして一躍その名を上げたガブリエル“ナパウォン”ゴンザガの従兄弟同士にあたる柔術家のマフェトニ。門馬のセコンドには秋山成勲がついた。
1R、鋭い右ローを蹴る門馬。マフェトニはそれを無視するようにパンチのラッシュを仕掛け、左フックを門馬の顔面に叩き込む。この一発で尻餅をつく門馬。マフェトニはこのまま試合を終わらせようと、一気に追撃のパウンドを集める。門馬はマフェトニに背中を見せながらも立ち上がって、ここから何とか脱出。
ここで門馬はテイクダウンを防ごうと、金網を掴んでしまい、レフェリーからは注意が与えられる。再開後、スタンドでバックを取った状態のマフェトニ。門馬が正対して正面を向き合うと、マフェトニのヒザ蹴りがローブローとなり、試合が一時中断される。
ブレイク後、マフェトニが強烈な右フック! これは門馬のガードの上を叩くが、門馬は思わず後方に倒れてしまう。ここまでややマフェトニのラフなパンチで圧倒されてしまう展開が続く門馬。しかし落ち着いてマフェトニのパンチを見切ると、門馬が絶妙のタイミングでカウンターの左フック! これでマフェトニがバランスを崩す。マフェトニは門馬に組み付いてテイクダウンを狙うが、門馬は首相撲を使ってそれをディフェンスする。
距離が開いてスタンドの展開になると、門馬が右ロー、右ストレート! そして返しの左フック! 門馬のパンチが立て続けにマフェトニの顔面をとらえ、今度はマフェトニがマットに尻餅をつく。
1R序盤とは全く逆の展開となり、門馬がパウンドとヒジ打ちの雨あられ! 会場は一気に沸き返る。
防戦一方となったマフェトニは門馬の体を蹴り離して何とか立ち上がる。しかし門馬はすぐにマフェトニを追いかけて、左フックから右ストレート。マフェトニが打撃を嫌ってタックルに入ると、カウンターのフロントチョーク! するとこれが見事に極まり、マフェトニがタップ! 門馬の大逆転勝利に会場は大爆発、門馬も恒例の金網を飛び越えて客席になだれ込む、オーバー・ザ・ケージでファンと喜びを分かち合った。
▼第6試合 バンタム級 5分3R
○大沢ケンジ(和術慧舟會A-3)
判定3−0
●宮下トモヤ(POWER OF DREAM)
1R、前蹴りで距離を取る大沢。サウスポーの宮下は片足タックルでテイクダウンを狙うが、大沢は金網を背中にしてそれを阻止しつつ、宮下の脇をくぐって宮下の後ろに回りこむ。
宮下が立っている状態で宮下のバックにつく大沢。そのままグラウンドに引き込むと、そこからスリーパーを狙っていく。宮下は大沢の体を金網に押し付けるようにしてディフェンス。この状態のまま、このラウンドは終わる。
2R、宮下は左ロー、左ストレート。大沢は右のヒザ蹴りを蹴るが、宮下がそれをキャッチしてテイクダウンを狙う。大沢が金網を背にして立ち上がろうとすると、宮下が得意のフロントチョーク!
大沢の首をキャッチして金網に大沢の体を押し付けるようにして極めようとする。しかし大沢は宮下の腕を持ってディフェンス、そして宮下の脇をくぐって再び宮下のバックにつく。
宮下は正対してタックルに入るが、大沢は宮下の左手を自分の両足で挟み腹固めの態勢へ。いわゆるカドワキスペシャルの形で宮下の動きをコントロールして、宮下の顔面に鉄槌を落とし続ける。
3R、左ストレートで前に出る宮下。そのまま組みの攻防になり、大沢を金網に押し込む。ここで大沢は宮下の首をとってフロントチョーク。
宮下は頭を抜いて膝で大沢のガードを割ってパスガードを狙いつつ、大沢の首を持ってフロントチョークを仕掛ける。
大沢はこれにすぐ反応して頭を抜く。ここからスタンドの展開になると宮下が左ストレート、大沢はそこに左フックをかぶせる。
さらに大沢は右ストレート、右のヒザ蹴り。最後はスタンドでの殴り合いとなり、大沢の左フックが当たったところで試合終了。大沢が判定勝利で日本復帰戦を飾った。
▼第5試合 フライ級 5分3R
○漆谷康宏(和術慧舟會RJW/修斗バンタム級世界2位)
TKO 1R3分6秒 ※ドクターストップ
●清水清隆(SKアブソリュート)
1R、オーソドックスの清水は左のアウトローを蹴って、細かくパンチを繰り出す。サウスポーの漆谷は右ジャブを軽く出しながら、動き回る清水を追い掛け回す。
左ストレートを伸ばして、そこから左ハイキックを蹴る漆谷。するとこのハイキックで清水が右目尻をカット!
ドクターチェックで傷が骨にまで達しているという判断が下され、試合がストップ。これからという時の試合ストップで勝者の漆谷も納得がいかない表情を浮かべた。
▼第4試合 ミドル級 5分3R
○内藤征弥(和術慧舟會A-3)
TKO 1R4分29秒 ※レフェリーストップ
●アレックス・シウバ(ブラジル/アクシス柔術)
1R、内藤がジャブで距離をとって右のロー。この右ローが何度もシウバの左足をとらえる。シウバにテイクダウン、マウントを奪われる内藤だったが、ブリッジを効かせてすぐにグラウンドで上のポジションを取り返す。
ここからパウンドとヒジを出す内藤。パスガードを狙った際に、シウバに立ち上がられるものの、内藤は右前蹴りから右ストレート! これでシウバが倒れこみ、内藤が追撃のパウンドを落としたところでレフェリーが試合を止めた。
▼第3試合 ミドル級 5分3R
○佐藤豪則(Laughter7)
判定3−0
●藤井陸平(和術慧舟會RJW)
1R、佐藤が片足タックルから藤井の両足を束ねるようにしてテイクダウンを奪う。ここから佐藤はじっくりと藤井の体を押さえ込み、ポジショニングで圧倒する。
2Rも佐藤が粘り強い片足タックルでテイクダウンを奪い、上四方固めから変形の腕ひしぎ十字固め。
藤井は腕を伸ばされながらも、ブリッジを効かせて立ち上がる。スタンドでは相手に背中を見せてアームロックという師匠の桜庭和志譲りの動きを見せる佐藤。
3R、ここまで劣勢だった藤井が左ハイキックや左右のパンチの連打を佐藤に当てるが、佐藤がタックルで藤井をマットに寝かせる。
そのまま佐藤が藤井を押さえ込んで判定勝利。佐藤の相手を寝かせる、藤井の立ち上がろうとする技術が交錯した動きのある試合となった。
▼第2試合 ウェルター級 3分3R
○圭太郎(和術慧舟會RJW)
判定3−0
●グッドマン田中(グッドマンジム/パワーゲート推薦)
▼第1試合 ライト級 3分3R
○宮崎直人(パラエストラ松戸)
一本 2R1分48秒 ※チョークスリーパー
●星野大介(総合格闘技津田沼道場)
▼プレリミナリーファイト第2試合 ライト級 3分3R
○高橋“Bancho”良明(パラエストラ八王子)
TKO 1R1分7秒 ※レフェリーストップ
●藤本 新(大月道場)
▼プレリミナリーファイト第1試合 バンタム級 3分3R
○佐藤将大(TEAM坂口道場)
TKO 1R2分26秒 ※レフェリーストップ
●安永雄太(慧舟會ナックルズ)
|