12月7日(日)岩手・盛岡体育館にて、東北格闘技連合会が主催するアマチュア格闘技大会『BRAVE!!』が開催された。
8回目となる今大会でもキックボクシングルールとグラップリングルールの試合が行われており、同じ会場で複数の格闘技の試合が見られるのが、BRAVEの特徴でもある。
東北地方に存在する格闘技のジムを一堂に介し、毎回白熱した試合が展開されているが、今大会では過去最高の盛り上がりを見せる。
アマキックではキッズや一般・シニアと、多くの選手が凌ぎを削った。アマキックながら凄まじいまでの声援が会場内に響き渡り、プロさながらの興奮に包まれる。
その中でも注目すべきは、出場最年長である61歳の選手が参戦したことだ。強烈なローキックを何度も受けながらも倒れない姿は、観る者を感動させるものだった。惜しくも敗れはしたものの、その試合内容が評価され、KO決着が続出する中、ベストファイト賞を受賞している。
一方、グラップリングでは、腕ひしぎ十字固めやフロントチョークなど、極め技が多く見られ、ハイレベルな攻防が展開されていた。組み技中心で打撃がない分、荒々しい内容とはならないため、格闘技観戦が初めてのファンでも、グラップリングは観戦しやすいのかもしれない。
総合格闘技の礎とも言えるグラップリング。DREAMの人気に便乗して、総合格闘技の礎とも言える、グラップリングの人気も今以上に高まっていくことだろう。
また、BRAVE出身でMA日本キックボクシング連盟所属の勇児(HOSOKAWAジム)が、同大会に来場。開会式では「新人王戦を制覇して、東北地方を盛り上げていきたい」とあいさつ。
勇児は21日のMA日本バンタム級新人王トーナメントの決勝戦で竜二(橋本道場)と対戦する。なお、次回大会『BRAVE−9」は来年4月に開催予定だ。
|