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【UFC】岡見が勝利!長南は判定負け、シウバとノゲイラはKO負け

2008/12/28


ZUFFA
「UFC92 THE ULTIMATE 2008」

2008年12月27日(土/現地時間)
米国ネヴァダ州ラスベガス MGMグランドガーデン

▼第10試合 世界ライトヘビー級タイトルマッチ 5分5R
○ラシャド・エヴァンス(米国)
TKO 3R2分46秒
●フォレスト・グリフィン(米国)

 身長差が10cmもある両者。向かい合うと、その差は大きく感じる。試合が始まり、互いにステップを使いながらケージの中を回る。エヴァンスの右ストレートに右ローを合わせるグリフィン。さらに右ローを放つと、エヴァンスはこれを嫌がる。そしてグリフィンの右ストレートもよく伸び、エヴァンスはなかなか中に入れない。しかし次第にエヴァンスは接近戦で右を打っていく。これにグリフィンが右ローを返すと、足が効いているのかエヴァンスはサウスポーへスイッチ。やや様子を見ながらオーソドックスへ戻すとエヴァンスは左ジャブ、そして左フックを当てていく。

 2R、互いが打撃で牽制しあう中、グリフィンの左フックからの右ストレートがヒットすると、エヴァンスはケージ際へと下がっていく。グリフィンはここが勝負時と見たか、これを追いかけてケージ際で首相撲からヒザを連発。しかし離れたエヴァンスは「効いていない、もっと打って来い」とジェスチャーで挑発する。さらにグリフィンはスーパーマンパンチをヒットさせるが、逆にエンジンがかかったグリフィンはパンチを繰り出す。それでもグリフィンの右ローがヒットし、さらに終了間際にはまたもグリフィンの右ストレートがヒット! エヴァンスが少しフラついたところでブザーが鳴る。

 3R、エヴァンスの右が当たり、グリフィンがダウン! すかさずエヴァンスはパウンドを放っていくが、グリフィンはこれを巧みなガードワークでディフェンスし、相手を振るガードの中に入れてしまう。エヴァンスはグリフィンの長い足をなかなか越えられないが、インサイドガードから強烈な右のパウンド! これがモロにヒットし、グリフィンは意識朦朧。エヴァンスはそのままパウンドを打ち続け、完全に意識が飛んでいるグリフィンを見てレフェリーが試合をストップした。


▼第9試合 世界ヘビー級暫定タイトルマッチ 5分5R
○フランク・ミア(米国)
TKO 2R1分54秒
●アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(ブラジル)

 試合前には新ヘビー級王者ブロック・レスナーがオクタゴンサイドに登場し、ミアの勝利、そしてミアへのリベンジを熱望した。この試合の勝者は、レスナーと王座統一戦を行うことが決定している。

 1R、ミアがサウスポースタイルからパンチとキックのコンビネーションを繰り出していく。特に右アッパーが何度もヒットする。パンチを放ちながら組み付いたミアは、相手をこかしてテイクダウン。ノゲイラはすぐさまスイープの体勢に入るが、これを察知したミアは立ち上がりスタンド戦を要求する。ミアは引き続きコンビネーションを打っていくが、プレッシャーをかけているのはノゲイラでミアは下がりながらケージ際を回る。

 しかし、またもミアがコンビネーションを放つと、右フックがヒットし、ノゲイラはダウン! ミアはパウンドを放っていくが、ノゲイラも足を利かせて決定打を許さない。ミアは再び立ち上がり、試合はスタンドで再開。するとまたもミアの右フックでノゲイラが再びダウン! それと同時に1R終了のブザーが鳴る。

 2R、両者の打撃が交錯する中、ミアの左ストレート2連発がヒットし、ノゲイラがまたもダウン! ミアはここぞとばかりに上からパウンドを連打し、レフェリーストップを呼びこんだ。ノゲイラはキャリア中これが初のKO負けとなった。

 試合後、新暫定王者となったミアは、レスナーとの統一戦に勝利することをアピールした。


▼第8試合 ミドル級 5分3R
○CB・ダラウェイ(米国)
TKO 1R3分01秒
●マイク・マセンジオ(米国)

 レスリング時代に対戦経験がある両者。その時はダラウェイが勝利しており、マセンジオにとってはMMAの試合ながらリベンジ戦となる。

 下がりながら回るダラウェイは、右ロー、右ミドルを放っていく。マセンジオは組み付いていくが、ダラウェイはカウンターのヒザ、さらにはヒジを打っていく。マセンジオが離れてサウスポーの構えから左ストレートを放つと、フラつきながらケージ際へ下がるダラウェイ。打撃戦を嫌がってタックルに行くが、ここでマセンジオがギロチン!

 これがしっかりと極まり、あわやタップアウトかという場面であったものの、なんとか凌いで頭を抜いたダラウェイは、相手をケージに押し込み、ヒザを潰してパスガードに成功。マウントを奪われたマセンジオはうつ伏せになってしまい、バックマウントをキープしながらパンチを落としていくダラウェイ。マセンジオななす術なく、レフェリーストップとなった。


▼第7試合 ライトヘビー級 5分3R
○クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン(米国)
KO 1R3分21秒
●ヴァンダレイ・シウバ(ブラジル)

 PRIDE時代から数えて3回目の対戦となる両者。ここまでシウバが2試合とも名勝負の末、KO勝ちしている。しかしUFCでの実績は、先にライトヘビー級王座を獲得しているジャクソンが上だといえる。

 まずジャクソンが前へ出ると、下がるシウバ。ジャクソンの右フックに対し右ローを放っているシウバだが、やはり打ち終わりのガードが甘い。ここでシウバが前に詰めると、ジャクソンは下がりながら得意の左ジャブ。さらにタックルを仕掛けたところに、シウバはヒザをカウンターで合わせていく。これをディフェンスしたジャクソンは、かつて2度もKOされたヒザを警戒してか手数が少なくなる。

 そこに右ローやワンツーを打っていくシウバ。そのシウバの蹴り足をキャッチしてジャクソンはテイクダウンを狙うが、シウバはすぐに立ち上がってヒザ! ジャクソンは下がってこれをかわす。シウバがさらに前に出て、左右のフックを振っていくと、ジャクソンの左フックがカウンターとなって、ガラ空きのシウバのアゴを捉え、シウバはダウン! そのままシウバは全く動けず、ジャクソンがリベンジのKO勝ちを果たした。


▼第6試合 ヘビー級 5分3R
○シェイク・コンゴ(フランス)
TKO 1R4分30秒
●ムスタファ・アル・ターク(レバノン)

 コンゴのいきなりの右ストレートでフラつくターク。相手の右ローをキャッチして倒したコンゴは、猪木アリ状態で上からロー。タークはこれをディフェンスしながら、上手く立ち上がる。するとタークは右フックを振りながら両足タックルへ。相手をケージへ押し込み、片足タックルに切り替えながらテイクダウンを狙う。コンゴが押し込まれながら、タークの側頭部へヒジを放つと、嫌がったタークに対し体勢を切り替え、逆にケージへ押し込む。ここでタークのヒザがコンゴの金的に入り、試合は一時中断。

 再開後、今度はコンゴのヒザがローブローとなる。やや険悪な空気が流れる中、コンゴが右ストレートをヒットさせると、タークはフラつきながらケージ際に倒れこみ、そこにコンゴは上からヒジの連打! 防戦一方のタークの額から大量の出血が見られ、さらにコンゴが鉄槌を落とし続けると、レフェリーが試合をストップした。


▼第5試合 ミドル級 5分3R
○岡見勇信(日本)
判定3-0 ※30-27、30-27、30-27
●ディーン・リスター(米国)

 1R、大きく右ストレートを振ったリスターに対し、岡見は左ハイ、そしてパンチを振るう。リスターは片足タックルを狙うが、岡見はこれを潰し、さらにリスターのもぐりも防いでみせる。寝技で勝負したいリスターだが、岡見はスタンド勝負を要求。リスターも立たざるをえない。ガードがおぼつかないリスターと比べ、打ち合いでは完全に岡見が勝っている。リスターが組み付くも、岡見がケージ際でこれを潰す。リスターは足関節を狙うが、岡見は相手の股に自分の腕を入れてディフェンス。相手の腕を切って、パンチを打ち込んでいく。すでにリスターは右目下が腫れている状態だ。

 2R、開始早々リスターは片足タックルへ。これを切った岡見は脇を差して相手をケージへ押し込む。いったん離れて、またもタックルを狙うリスターだが、岡見は全て読みきっている。リスターがシッティングガードを取ると、場内はブーイング。岡見にとっては優位な展開だ。組み付いてから引き込んだリスターは、自分の足を岡見の左腕に絡み付けるが、腕を抜いた岡見はそのままパウンド! モロにもらったリスターは苦し紛れのタックルに行くしかないものの、岡見もしっかりと相手を押さえ込み、リスターはなんとかマウントを奪われないのが精一杯。岡見は上体を起こしてパウンドを打ち込んでいく。

 3R、ステップを生みながら、リスターの乱暴なパンチをかわす岡見。逆にスタンドでプレッシャーをかけ、パンチを振るう。タックルに失敗したリスターはまたもシッティングガードの体勢へ。ガードの中に入った岡見は強烈なパウンドを打ち込んでいくも、相手をKOするまでには至らない。リスターも下から相手の脇をくぐろうとするが、全て潰してみせる岡見。リスターが振るガードから動かないので、ここでレフェリーがいったん両者を分ける。リスターはスタミナが切れ、動きが鈍っており、岡見もしっかりと相手のタックルを切ったところで試合は終了。

 判定は文句無く岡見。ブランク明けの一戦を完勝で切り抜けた。


▼第4試合 ヘビー級 5分3R
○アントニー・ハードンク(オランダ)
TKO 2R2分09秒
●マイク・ウェッセル(米国)

 1R、まずテイクダウンを奪ったウェッセルだったが、下から腕十字を仕掛けられ、さらにパウンドを放った際に後ろに転んでしまい、相手に立たれる。スタンドに戻ると、ハードンクが首相撲からのヒザを連発。顔面、ボディ、そして腿へとヒザを散らしウェッセルは苦しい展開に。ウェッセルはまたも上になるが、ケージ際に相手のガードワークの前に決定打を放てず、逆にまたも三角や腕十字を狙われてしまう。ウェッセルは顔面から出血している。

 2R、外掛けでテイクダウンを奪ったウェッセル。ややスタミナが切れたか動きが鈍い。するとハードンクが相手の脇をくぐってバックを奪い、相手の体を完全に伸ばしてパウンド。さらにヒジを落とし、マウントへ移行してパウンドとヒジの連打。ウェッセルは全く反撃できず、レフェリーストップとなった。


▼第3試合 ライトヘビー級 5分3R
○マット・ハミル(米国)
TKO 2R2分19秒
●リース・アンディ(米国)

 1R、組んでパンチを放っていくアンディだが、レスリング出身のハミルはすぐさま離れる。パンチをもらいながらも、細かい連打を放っていくアンディ。タックルをかわされると、そのまま打撃戦に突入する。ハミルは右目下をカットしながら、どんどん前へ出て行き、アンディを下がらせる。

 2R、打撃の交換から、次第にはハミルのパンチがヒットし始める。アンディの体勢が崩れる場面が多くなり、アンディは苦しまぎれにタックルに行くが、ハミルはガブリながらパンチ。さらにスタンドでもボディへパンチを放つと、アンディの動きが止まり、さらに相手を組み潰したハミルがバックマウントからパウンド! アンディは戦意を喪失し、レフェリーが割って入った。


▼第2試合 ウェルター級 5分3R
○ブラッド・ブラックバーン(米国)
判定3-0 ※29-28、29-28、29-28
●長南 亮(日本)

 1R、パンチのスピードで長南を上回るブラックバーンは、左ミドルを基軸に攻めようとする長南に右ストレートをヒット。長南は少し腰を落とす。打撃を交わしながら長南はタックルに行くも、これを切られ、スタンドでの戦いを余儀なくされる。常にコンビネーションでパンチを放っていくブラックバーンに対し、攻め込めない長南。さらには右アッパーも当てられ、苦戦の展開だ。

 2R、相手の右ストレートに左ミドルを合わせていく長南だが、逆に右ストレートをもらってダウン気味に倒れ、相手に上を取られてしまう。ここは上手く立ち上がった長南は前進し始め、またも左ミドルを当てる。ブラックバーンは少し失速し、手数が少なくなるが、それでも右ストレートをヒットさせる。ここでブラックバーンはタックルを仕掛けるも失敗。長南はコツコツとローをヒットさせ、相手のパンチもかわしてプレッシャーをかけ続け、ようやくエンジンがかかってきた。

 最終R、長南は左ミドルを連発。さらに中に入り込んで縦ヒジを狙う。ブラックバーンは下がりながらパンチとロー。長南ももっと攻め込みたいところだが、相手が距離をとってジャブを放ちながらアウトボクシングに徹する。左ミドルを放ちながら、この局面を打開したい長南はタックルに行くも、これを切られてしまい、自分の展開に持ち込めず。しかし終了間際に左アッパーをヒットさせ、相手をフラつかせる。相手をどんどん追っていき、このラウンドは抑えた。

 長南は序盤の劣勢でポイントを失っていたため、判定はブラックバーンへ。それでも判定が下った瞬間、相手がアウトボクシングに走ったためか場内はブーイングに包まれ、長南も次が見える結果となった。


▼第1試合 ヘビー級 5分3R
○パット・バリー(米国)
TKO 1R2分36秒
●ダン・エバンセン(ノルウェー)

 まずバリーのタックルを切ったエバンセンが組み付こうとするが、おぼつかないためにバリーはすぐに離れることに成功。バリーが右ローを連発すると、これを明らかに嫌がるエバンセン。エバンセンは組み付いて引き込むが、バリーは立ち上がり、さらに右ロー! するとエバンセンが我慢できず背を向け、バリーのTKO勝ちとなった。

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