↑ジョムトーンも「ヤマダは、本当にタフな選手だった。普通のタイの選手だったらとっくに倒れていたと思う」と絶賛
1月18日(日・現地時間)中国・北京の北京オリンピック体育センター体育館において格闘技のビッグイベント『英雄伝説 新春武術チャリティナイト』が開催された。
第1試合に登場したアトム山田(MA・武勇会)は、WBCムエタイ・フェザー級世界チャンピオンでラジャダムナンスタジアムの2008年最優秀選手に選出された19歳の若獅子ジョムトーン・チューワッタナ(タイ)を相手に戦った。
初回からジョムトーンの左ミドルに翻弄され、2Rさらにジョムトーンの膝がアトムのアバラを直撃。この時点でアトムは、アバラを痛めるが、3R以後、ジョムトーンの波状攻撃にも簡単には屈せず、突進。パンチ、ローと手を出していくアトム。
不屈の闘志を見せるが、4R終了のゴング直後に出したジョムトーンの左肘をアトムの顔面をかすめると、アトムは、ダウンするが、これは、ゴングの後の攻撃だったのでカウントはされなかった。
最終R、最後まで諦めずに果敢に攻めるアトムに対し、右ジャブと左ストレート、さらに前けりで突き放すジョムトーン。しかし、ジョムトーンのパンチの連打でアトムが膝をつくとレフリーは、カウントし始める。カウント8で立ち上がるアトム。
その後も攻め続けるアトムだが、終了のゴングが鳴る。大差の判定でアトムは敗れはしたものの、ジョムトーンの攻撃に耐えながらも果敢に攻めていったアトムにも観客からも惜しみない拍手が飛んだ。また、関係者からもその驚異のタフネスぶりを評価する声が多く聞こえた。
その他、WBCムエタイ・ミドル級世界チャンピオンのラムソンクラーム・チューワッタナがベラルーシのアボスニー・パベルを相手に3RKO勝ち。WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーライト級決定戦では、康恩(中国)がケビン・ロス(アメリカ)を判定で破り、インターナショナル王者に就いた。
「英雄伝説 新春武術チャリティナイト」
2009年1月18日(日・現地時間)中国・北京オリンピック体育センター体育館
<主な試合結果>
▼第1試合
○ジョムトーン・チューワッタナ(タイ/WBCムエタイ・フェザー級世界チャンピオン)
判定
●アトム山田(MA・武勇会)
○ラムソンクラーム・チューワッタナ(タイ/WBCムエタイ・ミドル級世界チャンピオン)
KO 3R
●アボスニー・パベル(ベラルーシ)
▼WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーライト級決定戦
○康恩(中国)
判定
●ケビン・ロス(アメリカ)
※康恩がWBCムエタイ・インターナショナル・スーパーライト級王者に
(FUSE通信)
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