強者事務局
「TSUWAMONO強者VOL.3」
2009年1月24日(土)大阪・ZEPP
OSAKA
▼メインイベント(第21試合) 日本VS韓国
○イ・ハンクン(韓国)
延長判定
●サップ西成(日本)
とうとうこの日のメインマッチ、サップ西成の入場にZEPP
OSAKAの来客者、強者ファン、西成ファンは興奮と緊迫で会場全体の空気が一気に変わる。日本の負け越しているのもあってか、最高潮に白熱した状態で強者Vol.3日韓戦メインマッチのゴングが鳴った。
1R開始早々、ハンクンが強烈な拳をふりまわし、西成のガードの上から猛ラッシュで襲い掛かる。西成はさがりながら冷静に見極め、こちらも強烈なパンチで応戦。ハンクンのアゴを右ストレートで打ち抜きダウンを奪うが、立ち上がりバックスピンキックで西成のボディをとらえバランスを崩す。左フック、首相撲になるとヒザ蹴り、払い腰、頭突きでKOを狙うがここでゴング。
2R、積極的に前へ出るハンクン。フェンス際まで追い込み、倒しにかかる。西成はガードをかためて頭突き、払い腰、パウンド。そしてジャブで距離をはかり、右を狙うがハンクンのディフェンスも固く、なかなか決定打にいたらない。どっちが倒れてもおかしくない白熱した試合になる。後半ハンクンの左が当たり、バランスがくずれた西成にラッシュ。カウンターを返すサップだがここで終了。判定へ
メインマッチは延長戦へ。日本勢、韓国勢が見守るなかゴングが鳴らされる。突っ込んでくるハンクン。西成はダメージが蓄積されていてフェンスまで追い込まれる。止まらないハンクンのラッシュ。ハンクンのハイキックをガードするが、完全にきいている。それでも西成はパンチを返し前へ出るが、ハンクンの左がヒットし押し込まれ一回目のダウンを奪われてしまう。
根性で立ち上がるサップに会場から熱い声援が飛び交う。西成が逆転を狙い、首相撲からヒザ、頭突き、払い腰、パウンドと積極的に攻めるが、ダメージが大きくハンクンのパンチに二回目のダウンを奪われてしまう。何とか立ち上がるが残り時間はあとわずか。ハンクンが最後まで攻め切り判定勝ち。この結果を受けて、対抗戦は12勝7敗で韓国勢の勝利となった。
▼第20試合 日本VS韓国
○拳月(日本)
判定3−0
●ファン・ヨンジン(韓国)
強者でおなじみの謎のマスクマンが軽快に入場。が、少し様子が違う。ダミー拳月だった。後から本物の拳月がマスクをはずしての入場だ。試合開始前から何かおこりそうな展開に。
1Rは拳月が力強いパンチを見舞い、ヨンジンはローでくずして間合いの中に入りたいが拳月のパンチと鬼ヒザがヨンジンの攻撃を封じる。
2R、拳月いきなりハイキックをとばす。これをヨンジンが紙一重でかわす。このラウンドもも左右のフック、首相撲になるとヒザで前にでる拳月が優勢に試合を進めた。後半、ヨンジンが強引に間合いを潰し、パンチの連打でまとめるが試合終了。3−0で判定勝ちに納得のいかない様子だった拳月。今後この選手のKO試合に期待がかかる。
▼第19試合 日本VS韓国
○翔(日本)
延長判定
●ヤン・チョルミン(韓国)
1R、翔は間合いを確認すると、踏み込みながら左ストレートで先制。対するチョルミンはすかさずコンパクトにパンチのコンビネーションでまとめるが、翔はしっかりガードしてインロー。チョルミンも素早いローを返す。
組み付いてヤンをフェンス際へ追い込むと、頭突きから払い腰パンチを振り落す翔。後ろ回し蹴りからパンチで追い込み、フェンスを掴んで頭突き連発する翔に口頭注意が与えられる。
2R、常時相手との間合いを計りながら、前へ出ていく翔。チョルミンはパンチ、キックで細かくまとめるが、翔のカウンターが当たりはじめ間合いが近くなるとヒジで返す。
後半、両選手はまとめにかかり、打ち合いになるもゴングが鳴り判定へ。この日初の延長戦へとながれこんだ。
3R、サウスポーの翔とオーソドックスのヤンのワンツーが同時にぶつかり合う。判定で翔が勝ち。
▼第18試合 日本VS韓国
○イ・テウォン(韓国)
判定
●M&J YOSHI(日本)
1R、キックスタイルの両者。ローキック、ワンツースリーとテンポよく試合を組み立てていくテウォン、YOSHIのテクニックがぶつかり合う。テウォンのローキックにパンチを合わせてカウンターも狙っていくYOSHI。互いに様子をみながらの第1ラウンドとなった。
2R、テウォンは右ストレート、大きく踏み込んでミドルキック。パンチの打ち合いになると互いに持ち前のコンビネーションを見せる。ローキックをキャッチしてすかさず蹴り返しにいくYOSHI。
アッパーを何度とヒットさせるが、テウォンのカウンターも命中。
残り10秒、YOSHIが首投げで豪快に投げるが、打撃の実力をいかし優勢に試合を組み立てたテウォンの判定勝ち。
▼第17試合 日本VS韓国
○アン・ヨンスル(韓国)
KO 1R
●九里虎(日本)
1R、強烈なローキックを放つ九里虎は続けてインロー。しかしバランスをくずしたところへ、ヨンスルが左右のフックで前へ出る。そして首相撲からヒザ、テイクダウンしたところでブレイク。
スタンディングの攻防の中、ワンツーからローの九里虎。前に出るヨンスルが大きく踏み込んでの右フックがクリーンヒット! これで九里虎ダウン。そのまま10カウントで立ち上がれずヨンスルのKO勝ちとなった。
▼第16試合 日本VS韓国
○オ・クォンシック(韓国)
判定
●タケシ(日本)
1Rゴングと同時にタケシ戦慄の頭突き、組み付きフェンス際へおしこみ圧力をかける。しかし逆にクォンシックがテイクダウン。ここでブレイク。互いにワンツーからパンチの攻防になると、タケシの右ストレートがクォンシックのアゴにヒットし、クォンシックはダウン。
2R、パンチのコンビネーション、ロー、頭突きで攻めるタケシに対して、クォンシックはワンツー首相撲からヒザを繰り出し投げで対抗する。終盤、両選手前に出て勝負をしかけにいく。互角の打ち合いに会場は盛り上がる。若干タケシペースの殴り合いだったが、ヨンスルのストレートがカウンターぎみにヒットし、次はタケシがダウンを奪われてしまう。立ち上がったが時間切れで試合終了。判定は打撃を的確に当てた韓国側に旗が上がった。
▼第15試合 日本VS韓国
○中臣 隼(日本)
TKO 2R
●キム・デヒョン(韓国)
1R、ストレートから組み付き、相手を持ち上げて投げからパウンドの中臣。デヒョンがロー、ミドル、ハイを散らすが間合いを殺されてなかなか展開をはかれず。中臣ペースで試合が進む。
2Rも1R同様頭の上まで持ち上げて投げまくる。なんとか打撃を当てたいデヒョンだが何度もマットに叩きつけられたせいか、動きが悪くなってくる。あまりにも危険な中臣の投げに韓国側のセコンドがたまらずタオル投入で試合はストップした。
▼第14試合 日本VS韓国
○ダニエル・ロッキンポ(日本)
判定
●カン・ヒウォン(韓国)
1R、豪快な投げ技で強者人気選手の一人、ロッキンポの登場。会場は投げろコールで盛り上がる。ロッキンポはヒウォンのローキックに合わせて胴タックル倒すが、ブレイク。ジャブ、ローで距離をはかるヒウォンに対して強引に組み付くロッキンポ。後半、ロッキンポがバックドロップ。ヒウォンは頭から真っ逆さまにリングに叩きつけられる。これで会場は沸き上がる。
2R、ヒウォンはキックボクシングスタイルでパンチ、キックを繰り出すがロッキンポはうまくタイミングを合わせながら、組み付いてからの投げ。そしてパウンド、モンゴリアンチョップまで出す。完全に相手の攻撃を封じたロッキンポが判定勝ち。
▼第13試合
○キム・ソクミン(韓国)
TKO 1R ※レフェリーストップ
●ロッキーJr(日本)
日韓中学生対決となったこの一戦。1R、ソクミンが放った右ミドルをキャッチし、Jrが右ストレートで倒しパウンド連打。スタンドに戻り、Jrが左アッパー、右ストレート、左ミドルと多彩なコンビネーションを出していく。ソクミンもローや前蹴り、左右の回転の速いパンチを繰り出す。中学生には見えないレベルの高い攻防となった。打ち合いの中、ソクミンの蹴りをキャッチし倒したところに グランド状態での頭部の蹴りを放ってしまい、Jrに注意1。
試合が再開し、打撃で優勢ぎみのJrだったが、組み合いから出されたソクミンのヒザがJrの顔面にクリーンヒット! Jrは前のめりにダウン。Jrは立ち上がったが、ダメージは隠せない。ソクミンは首相撲からヒザ連打。もつれて倒れブレイクがかかる。Jrは意識がもうろうとしているのを見てレフリーがストップした。
▼第12試合
○HANTO
判定
●GT
1R、HANTOは左ジャブ、ローキックを的確に当てていく。GTは左右のフックを振り回すが、HANTOはこれをしっかり見切りインロー、ローキックとGTの足を攻め立てる。GTも単発ではあるが、左フックをヒット。的確さ手数の多さでHANTO優勢。
2R、GTがいきなり組み付き、そり投げからパウンド。HANTOは1R同様、ローキック中心で攻める。GTはHANTOのローキックに合わして左フックを叩き込むが、その後の攻撃が続かない。HANTOはワンツーからローキックを的確に攻撃をヒットさせ判定勝ちした。
▼第11試合 日本VS韓国
○チャン・デヨン(韓国)
判定
●咲本 隆(日本)
1R、咲本が左フック、右ミドルで攻めるのに対し、デヨンは回転の速いパンチで応戦する。咲本はかかと落とし、左右のハイキックと多彩な足技を出していく。デヨンもしっかりガードをしカウンターのパンチ。そして蹴り足をキャッチし、倒してパウンドの連打。これで咲本は鼻から出血しドクターチェックへ。咲本は笑いながら、効いてないとアピール。
2Rに入ると、距離をつめパンチの乱打戦になり、咲本の左フックが顔面を捉える。するとデヨンも右ストレートで返していく。お互いのパンチが何発もヒットし、会場もヒートアップ。咲本は鼻血が激しくなり、2回目のドクターチェックに入るが続行。さらに試合は激しく、打ち合いになる。手数はお互い出ているが、デヨンのジャブが的確に咲本の顔面を何発とらえたところで試合終了。僅差ながらデヨンの判定勝ち。
▼第10試合 日本VS韓国
○キム・ヒョンテ(韓国)
KO 1R
●木村康人(日本)
1R、身長差10センチ以上の対戦。先制を仕掛けたのは木村。右ストレートを打ち込み、懐に潜り込もうとするがヒョンテはバックステップをしながら左フック。これが木村のアゴを捕らえる。木村の動きが止まった瞬間、ワンツーがヒットしダウン。カウント9で立ち上がり再開する。
木村は組み付き、ダメージの回復を図るが膠着状態となった。 ブレイク後、打ち合いになるがヒョンテの右アッパーで木村2度目のダウン。何とか立ち上がるが、足にきている。最後はパンチラッシュから崩れたところに、パウンドを打ち下ろしたところで、レフリーがストップした。
▼第9試合 日本VS韓国
○神谷 勲(日本/ファイティングマスター)
判定
●チュ・ヨングァン(韓国)
1R開始すぐ、神谷がバックハンドブローからパンチで押し込み、首相撲からヒザ蹴り、頭突き。距離を取ればローキックやヒジで主導権を握る。これでチェは防戦一方となり、神谷のスピードについていけない。神谷の一方的な展開で1Rが終了。
2Rに入っても、神谷はスピードでかき回す。ローキックからヒザ、組み付けば投げ。チェは頭から突っ込みながらパンチを振り回していくが、神谷は左に回りこみジャブ、ミドルキックを的確に当てていく。最後はお互いにバテたのか、組み合いの膠着状態が続き、試合終了。一方的に責め続けた神谷の判定勝ちとなった。
▼第8試合 日本VS韓国
○イ・キュミョン(韓国)
判定
●M&Jケイスケ(日本)
1R開始20秒、キュミョンの蹴りがケイスケの下腹部に当たり中断。キュミョンに口頭注意が与えられ、試合は再開する。ケイスケがワンツーから左ミドルで主導権を握る。対するキュミョンは組み付き、そり投げからのパウンド、ヒジうちで対抗。スタンディングではケイスケのパンチが的確にヒット。
2R、キュミョンはパンチで距離を詰め、投げからのパウンド。ケイスケは組み技に対応できず防戦一方になってしまう。ケイスケはパンチをまとめていくが大振りが目立つ。パンチをかいくぐられ、キュミョンに何度も投げられパウンド。そしてヒジの嵐を見舞ったキュミョンが判定勝利した。
▼第7試合 日本VS韓国
○ユン・ジヨン(韓国)
KO 1R
●FUMIHARU(日本)
今大会で怖い顔No.1のFUMIHARUが登場。対するは韓国の巨漢ジヨン。1R、ゴングと同時にFUMIHARUがタックル。一気に金網まで押し込み、テイクダウンしようとするが ジヨンは何とか持ちこたえる。ここでブレイク。FUMIHARUが再度タックルに行ったところに ジヨンがヒザ! FUMIHARUはたまらずダウン。
立ち上がり、何度もタックルに行くFUMIHARUだが、すべて切られヒザを何発も食らう。最後はヒザで倒れたところへ、顔面へのヒジでレフリーストップ。ジヨンの失神KO勝利となった。
▼第6試合 日本VS韓国
○SYU(日本)
判定
●ユン・ハジン(韓国)
1R、お互いに距離をとる静かな立ち上がり。SYUがローキックでけん制。ハジンがパンチで出てきたところをかいくぐり、SYUが投げからのパウンド。これで優勢に試合を進める。
2Rに入ると、スタンディングの激しい打ち合いへ。ハジンがハイキックからのバックヒジ。SYUもバックハンドで反撃し、左右のフックを見舞う。打ち合いの展開となった。SYUの左カウンターが何度もヒット。さらにタックルからのパウンドで攻め続け、SYUが判定勝ち。
▼第5試合 日本VS韓国
○デストロイヤーアゴやっさん(日本)
TKO 1R
●キム・インホ(韓国)
強者の名物キャラクター、やっさんが気合を入れて入場。大相撲の人気者・高見盛にそっくりの動きで会場から拍手で迎えられる。
1Rゴングと同時に頭から突っ込むやっさん。しかし、待っていたのはキムのヒザ蹴り。これがクリーンヒットするも、おかまいなしでやっさんがテイクダウン。そしてパウンドの連打で追い込む。ブレイク後、キムが立ち上がらない。肩が脱臼するアクシデントでドクターストップ。
日本4連敗の中、やっさんが日本初勝利をもたらした。
▼第4試合 日本VS韓国
○ソン・ジュンヒョック(韓国)
判定
●クレイジーパグ(日本)
1R、パグは頭に日の丸をデザインし気合をいれてリングイン。試合開始からお互いにガチガチの打ち合いへ。これで会場も一気にヒートアップ! 1分30秒過ぎにジュンヒョックの右ローから右ハイキックがパグのテンプルにヒット。パグは崩れ落ちるが、何とか立ち上がった。ここでジュンヒョックは一気にパンチで畳みかける。しかしジュンヒョックが前に出た瞬間、パグのカウンターの右ストレートでダウンを奪い返す。
2R、勢いを取り戻したジュンヒョックは、パンチのコンビネーションで優勢に攻撃を仕掛ける。激しい打ち合いの中、2分過ぎにジュンヒョックの右ストレートがパグのアゴを打ち抜き、ダウンを奪う。パグは立ち上がってパンチラッシュ仕掛けるが、試合終了。2度のダウンを奪ったソンの判定勝ちとなった。
▼第3試合 日本VS韓国
○ソ・スイン(韓国)
判定
●ゆうたろう(日本)
1R、ゴングと同時にゆうたろうが、左右のパンチで突っ込み。スインもパンチからローキックで応戦。やや体格で勝るスインのパンチでゆうたろうが金網に押し込まれる展開になる。スインが金網際でパンチの連打。ゆうたろうがヒザを合わせにいったところにスインの右ストレートがヒット! ダウン気味に倒れるが試合は続行となる。
2R、ゆうたろうがワンツーからヒザ蹴り。スインはパンチ連打で 金網に押し込んでボディー打ち。スタミナが切れたのか、ゆうたろうの動きが止まる。逆にスインの攻撃は止まらない。ゆうたろうは反撃するも、手数の多さでスインの判定勝ち。
▼第2試合 日本VS韓国
○キム・テファン(韓国)
判定
●狼鐘闘(日本)
1R、日韓スピード対決となったこの一戦。キムの直線的な攻撃に対して、狼鐘闘(=ロベルト)は右に回りながら応戦し、キムの右ミドルに左ストレートを合わせる。両者はかなりスピードのある、一歩も引かない攻防のまま1Rが終了。
2Rに入ってもスピードが落ちない両者。ここでキムが組み技に作戦変更。投げ技からパウンドの連打で追い込む。狼鐘闘は立ち上がり、インローと左ストレートで反撃するが、キムはタックルからパウンドで反撃。キムが投げ技で優勢になり、判定勝ちした。
▼第1試合 日本VS韓国
○クァク・ユンソブ(韓国)
判定
●Mr.81(日本)
1R、開始早々、クァクの膝蹴りがヒット! そのまま一気にペースを握る。81も何とかしようと組み技に持ち込むが、クァクの腰が重い。クァクが首相撲からの膝蹴りの連打を仕掛けると、81は防戦一方のまま1Rは終了。
2R、ヒザ蹴りがかなり効いてしまい、動きが重い81。クァクは1Rに続いて首相撲からのヒザ蹴り、離れ際にパンチの連打。81に何もさせないまま、ほぼ一方的な判定勝利!
|