ガッツマン・プロモーション
「SHOOTING DISCO 7 〜YOUNG MAN〜」
2009年1月31日(土)東京・新宿FACE
開場16:30 開始17:30
▼メインイベント(第10試合) バンタム級 5分3R
○神酒龍一(GUTSMAN・修斗道場/同級世界3位)
KO 1R4分58秒 ※パウンド
●久保山誉 (SHOOTO GYM K'z
FACTORY/同級世界10位)
ガッツマン興行のメインを務めるのは世界バンタム級3位の神酒。同級10位でベテランの久保山と対戦した。
1R、いきなり久保山のインローがローブローになるアクシデントがあった神酒だったが、その後は的確にジャブを突いて、右ストレートを当てていく。
さらに「アマチュア時代から得意にしている」という左ミドルで久保山の出足を止めて、徐々に試合のペースを掴んでいく。
そして終盤、立て続けに神酒の右ストレートがヒット! これを嫌った久保山がタックルでテイクダウンを狙うが、神酒はそれをしっかりと切って、バックからパウンドの嵐!
ラウンド終了まで残り2秒のところでKO勝利を呼び込んだ。
試合後、神酒は「ちょっと課題はあったけど、最後は詰められてよかったと思います。試合前は色々プレッシャーもありましたが、もっと上に行くためにはそれも力にしないといけません。
バンタム級はあまり外国人選手がいないですが、世界チャンピオンを目指すのはもちろん、外国人選手とも戦って、この階級でも日本最強を証明したいと思います」とリング上から宣言。
セコンドのGUTSMAN桜田会長に「面白いこと言えよ!」と言われると、神酒は「今年の目標は世界チャンピオンもそうなんですが、合コンのオファーもあれば受けたいと思います!」とマイクアピールし、笑いを誘っていた。
▼セミファイナル(第9試合) ミドル級 5分2R
○佐藤拓也(PUREBRED京都/同級2008年新人王)
判定3−0 ※3者とも20−18
●奥野泰舗(GUTSMAN・修斗道場/同級環太平洋1位)
昨年の新人王・佐藤が環太平洋1位の奥野に挑む形の一戦だったが、意外な内容・結果に終わった。
1R、サウスポーの佐藤は奥野の右ハイキックをブロックして、奥野がバランスを崩したところで、グラウンドで上を取ると、インサイドガードから強烈なパウンド。
そこから奥野の両足を超えてパスガードすると、自分の顎で奥野の顔に嫌がらせをしながらコツコツとパンチを落とす。そしてラウンド終盤には腕十字を仕掛けるなど、佐藤が最後まで奥野を攻め続ける。
2Rに入ってからもその図式は変わらず。スタンドで佐藤が左ストレート、右フック、アッパー、ヒザ蹴りを次々と当てて、テイクダウンを奪うと徹底的にパスガード&パウンド。
奥野も足を使って必死にガードポジションに戻すが、佐藤のパンチを浴びてしまう。終了間際、奥野は逆転の腕十字を狙うが、これも極まらず。佐藤が奥野を圧倒し、勝利を掴んだ。
▼第8試合 ライト級 5分2R
○土屋大喜(roots)
判定3−0 ※20−18、20−17、20−17
●小林正俊(総合格闘技秋本道場JUNGLE
JUNCTION)
佐藤ルミナ率いるroots期待の新鋭・土屋。ここまで2勝1敗の戦績だが、アグレッシブなファイトで観客を沸かせている。対する小林は今回が9戦目、戦績は3勝5敗ながら、ここ2試合は連勝と波に乗っている。
1R、サウスポーの小林に左のアウトローを蹴る土屋。そこに小林は左ストレートのカウンターを合わせる。土屋はローからハイキックへと蹴りをつなげるが、小林の左ストレートを顔面にもらってしまう。
しかし土屋がジャンプして飛び込むように右ストレートを打つ(スーパーマンパンチ)とこれがクリーンヒット!
小林の動きが止まる。土屋はそこから怒涛のラッシュ。小林のパンチをもらいながらも手数で押し切り、テイクダウンにも成功。強烈なパンチを小林の顔面に落とし続ける。
2R、ここも右のパンチから前に出る土屋。小林をロープにつめてパンチをまとめると、飛びヒザ蹴り! 再びテイクダウンを奪うと、パウンドで小林を攻め込む。
しかしこれを凌いだ小林は立ち上がると、土屋のボディに強烈な左ストレート! さらにそれをフェイントにした左ストレートを顔面に打ち込む。この攻撃で動きが止まる土屋。
このまま小林が試合のペースを取り戻すかに思われたが…土屋もここから反撃を試みる。両者共に足元がふらつきながら、互いのパンチをもらうというスリリングな殴り合いとなり、場内は大きく盛り上がる。しかし最後は土屋が右ストレート、飛びヒザ蹴り、左フックを当てて、小林をぐらつかせ、判定3−0でこの激闘を制した。
▼第7試合 ウェルター級 5分2R
○ガイデルモ(TEAM BLAZE脇町)
一本 2R1分35秒 ※スリーパーホールド
●中島邦男(マッハ道場)
1R、いきなり中島の左フックをもらい、尻餅をついてしまったガイ。しかしそこからタックルで粘り強くテイクダウンを狙い続け、ラウンド終了間際にはグラウンドでバックを取り、パウンドで攻め込む。そして2R、タックルで中島をコーナーまで押し込んだガイはすぐにバックに回り込み、起き上がろうとする中島の動きに合わせてスリーパー! これががっちりと極まり、中島からタップを奪った。
▼第6試合 バンタム級 5分2R
○井島裕彰(GUTSMAN・修斗道場)
判定3−0 ※3者とも20−18
●アッキ公太(TEAM LOCKS)
スタンドで右ストレート、ヒザ蹴りを狙うアッキに対し、井島はパンチの打ち終わりを狙ったタックルでアッキをテイクダウン。パウンド&足関節でアッキを攻め込む。2Rにはアッキの右ストレートが当たるが、井島の左フックのカウンターで対抗。このラウンドもしっかりとテイクダウンを奪い、アッキに逆転のチャンスを与えなかった。
▼第5試合 フライ級 5分2R
○室伏カツヤ(roots)
判定2−0 ※19−19、20−19、20−19
●タイガー石井(パラエストラ吉祥寺)
2004年にデモリッションのリングで対戦している両者(※この時はタイガーが室伏をKO)。タイガーは1Rからロー、ミドル、ヒザ蹴りで室伏を攻め込む。室伏はタイガーの蹴り足をキャッチしてテイクダウンを奪うと、パスガードを狙いながらパンチを落とす。2R、タイガーの左ミドル、右ストレートをもらうものの、蹴り足をキャッチしてのテイクダウンに成功する室伏。タイガーの打撃に攻め込まれる場面もあったが、室伏が僅差の判定勝利をもぎとった。
▼第4試合 2009年度新人王決定トーナメント1回戦 ミドル級5分2R
○佐藤洋一郎(グレイシーバッハ東京)
一本 2R1分4秒 ※パウンド→タップ
●佐久間博彰(マッハ道場)
▼第3試合 2009年度新人王決定トーナメント1回戦 ライト級5分2R
○丸井憲一郎(アカデミアAz)
判定3−0 ※20−19、20−19、20−18
●早坂俊明(パラエストラ仙台)
▼第2試合 2009年度新人王決定トーナメント1回戦 バンタム級5分2R
△大塚のぞみ(TEAM LOCKS)
判定1−0 ※20−19、19−19、19−19
△ナカシ(和術慧舟會トイカツ道場)
※優勢ポイント3−0で大塚が2回戦進出
▼第1試合 2009年度新人王決定トーナメント1回戦 ウェルター級5分2R
○松本光史(FSFA)
一本 2R2分23秒 ※膝十字固め
●作田啓司(パラエストラ千葉)
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