2月27日(金)東京・新宿FACEにて、株式会社TRIBELATE主催『TRIBELATE vol.22』が開催された。
22回目の開催を迎えたTRIBELATEにトラブルが続出した。まず、メインイベントでは元K-1JAPAN3位の瀧川リョウ(フリー)とキックボクサー、マジェスキー・サイクロン(ブラジル/ショックコンバット)が総合ルールで激突するはずだったが、マジェスキーが体調不良のために欠場。
急遽、瀧川のセコンドで会場入りしていた、R.I.S.E. G-BAZOOKA TOURNAMENT '06優勝者のアレックス・ロバーツ(アメリカ/空柔拳会館)が瀧川とエキシビジョンマッチで対戦することになった。
また、セミファイナルでは桜井“マッハ”速人の打撃トレーナーを務める千島広明(マッハ道場)がアルコール摂取による体調不良でドクターストップがかかり、現役米軍海兵ジョナサン・ゲーリー(アメリカ/Team
Und1sputed Hurricane Awesome)との一戦もエキシビジョンマッチに変更。試合後、千島は「アイム、ソーリー……アイム、ごめんなさい…。これを機に禁酒にしたいと思います」とファン、関係者、対戦相手に頭を下げていた。
メイン、セミという二大カードの消滅という緊急事態に不穏な空気が流れていたものの、メインに繰り上げとなったヒロ(フリー)VS槇ロマンティック一成(HIDE’S
KICK!)のキックボクシングの一戦が思わぬ好試合になる。
ヒロがパンチの連打で1Rに2度もダウンを奪い、試合終了は目に見えていたものの、槇が驚異的な粘りを見せる。主導権を握り続けていたヒロは徐々に疲れを見せ始め、3R序盤には1Rのような勢いはなくなってしまった。
しかし、3R終了間際に放ったバックブローが槇のアゴを見事にとらえ、そのままKO! 3R3分ジャストという劇的なKOシーンでの幕切れに会場には鳴り止まない拍手が響いていた。なお、次回のTRIBELATEは4月25日(土)同所にて開催することが決定している。
株式会社TRIBELATE
「TRIBELATE vol.22〜Hybrid Club Fight〜」
2009年2月27日(金)東京・新宿FACE
開場17:30 開始18:00
<全試合結果>
▼メインイベント(第10試合) キックボクシングルール フェザー級 3分3R
○ヒロ(フリー)
KO 3R終了時 ※バックブロー
●槇ロマンティック一成(HIDE’S KICK!)
▼セミファイナル(第9試合) キックボクシングルール 58kg契約 3分2R
○田中章一郎(フリー)
判定3−0
●花堂久左衛門(亀の子道場)
▼第8試合 エキシビジョンマッチ 総合ルール ヘビー級 5分2R
−瀧川リョウ(フリー)
勝敗なし
−アレックス・ロバーツ(アメリカ/空柔拳会館)
▼第7試合 エキシビジョンマッチ 総合ルール 70kg契約 5分2R
−ジョナサン・ゲーリー(アメリカ/Team Und1sputed Hurricane Awesome)
勝敗なし
−千島広明(マッハ道場)
※公式記録はゲーリーの不戦勝
▼第6試合 キックボクシングルール 67kg契約 3分2R
○星本宏一(アイアンアックス)
KO 2R1分18秒
●堀米広輝(柳ジム)
▼第5試合 ド素人マッチ 90秒2R
○金木祐人(フリー)
KO 2R2分03秒
●サイトウ君(AXKICK)
▼第4試合 ちびっこキック 2分3R
△大田原虎仁(フリー)
判定1−1 ※30−29、29−30、30−30
△陣内一磨(フリー)
▼第3試合 総合ルール 65kg契約 5分2R
○RUNKI(Hide’s Kick)
TKO 1R0分57秒 ※レフェリーストップ
●渡部比夏瑠(マッハ道場)
▼第2試合 キックボクシングルール 58kg契約 3分2R
○今井良次(ポゴナクラブジム)
TKO 2R終了時 ※ドクターストップ
●長江旭樹(柳ジム)
▼第1試合 キックボクシングルール 62kg契約 3分2R
○吉田 徹(ワイズスポーツジム)
判定2−1 ※20−19、19−20、20−19
●岩永陽介(GTジム)
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