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【レジェンド】ベルナール・アッカ戦を前に岩下雅大がハイキックでTKO勝ち

2009/03/22


↑岩下(左)が左ハイキックでTKO勝ち、メインを締めた

宮野道場
「LEGEND 2ND STAGE」

2009年3月22日(日)兵庫・宝塚市ソリオホール

 ヒザ蹴りの名手と言われた宮野孝裕代表が「地元の宝塚でイベントを開催して、盛り上げていきたい」というコンセプトのもと昨年4月に開催した大会の第二弾となる今回の『LEGEND 2ND STAGE』。

 最大の見所は、他流派最強の名をほしいままにしている北島悠悠(白蓮会館)の参戦だったが、北島の直前のケガにより、北島悠悠VS渡邊将士(渡邊道場)のメインイベントはノーコンテスト扱いとなってしまった。

→第7試合、若槻VS神田の空手マッチは実績に優る若槻が貫禄の勝利。

 北島の欠場は残念だったものの、その他10試合に登場した20名の選手は格闘技界に『伝説』を築くべく、リングでそれぞれの思いをぶつけた。

 空手マッチ6試合、キックマッチ4試合が組まれた。オープニングマッチを務めたのは中学生。慣れないリングでの闘いに戸惑いを見せつつも、アグレッシブに前に出る組手で観客を魅了してみせた。

→第8試合、野原VS西野。イベントではキックマッチと空手マッチの両方が行われる

 徐々に会場がヒートアップしていき、キックマッチを行なう木田なっくる将大(龍生塾)が登場すると、館内のボルテージはさらに上昇。それがプレッシャーとなったのか、判定勝ちを収めても「倒してナンボの選手なのに判定ですみません」と木田。

 この木田の試合の次に登場したのが窪田達(宮野道場)。この試合で選手生活を引退する窪田は拳武道会館王者の秋山史博(拳武道会館)を迎え討った。

→セミファイナルでは宮野道場のエース・蔵本竜二と4年ぶりの現役復帰を果たした真盟会館の横内道広が激突


 両者が6分間、フルに動き続けた対決は窪田の意地が勝り、秋山から判定勝利を収めた。

 窪田に続いて登場したのが若槻昌高(正援塾)。金剛カラテの神田敬光と対戦した。白蓮会館や真樹道場の全日本大会で優勝歴がある若槻が神田の突進を食い止め判定勝利。

→気迫の組手を見せた横内。判定は引き分けとなった

 セミファイナル扱いとなった空手マッチも会場を沸かせてくれた。4年ぶりの現役復帰を果たした真盟会館の“お祭り番長”横内道広が宮野道場のエース・蔵本竜二と対戦した。

 4年ぶりとは思えない気持ちを全面に押し出す組手は蔵本を慌てさせる場面もあったほど。試合は引き分けに終わったが、空手の醍醐味が伝わってくる両者の試合であった。

→すでに元お笑い芸人でK-1やHERO'Sに出たアッカとの対戦が決定している岩下が参戦

 そして、北島の欠場によりメインイベントをまかされたのが、岩下雅大(龍生塾)。

→岩下がシュートボクシング日本ヘビー級2位の実力を見せた

 4月3日(金)のシュートボクシング後楽園ホール大会『武士道〜bushido〜其の弐』で、ベルナール・アッカとの対戦が決まっている岩下は「この試合に出場するかどうか迷いましたが、思いきっていったろーと思って出場することにしてよかったです。もう少しやりたかったのですが、(ハイキックが)当たっちゃいました。自分の本番は次のアッカ戦です」とマイクでアピールした。

 岩下がマイクでそう語ったように、シュートボクシング日本ヘビー級2位の実績を、大久保雄也(宮野道場)にぶつけて、岩下は左ハイキックでTKO勝利でメインの重責を果たしてみせた。

→主催者である宮野道場の宮野代表は、今後もイベントを行っていくとファンに約束した

 主催及びマッチメイクを務めた宮野代表は「ベストバウトと呼べる試合が何試合もあったと思います。今後も一年に一度のペースで開催していきます」と閉会式で語った。関西も打撃のイベントは熱い!

<全試合結果>

▼メインイベント(第10試合)キックマッチ3分3R※ヒジなし
○岩下雅大(龍生塾)
TKO 1R2分49秒 ※ドクターストップ
●大久保雄也(宮野道場)
※岩下の左ハイキックで大久保の右瞼がカット

▼第9試合 空手マッチ3分2R
△蔵本竜二(宮野道場)
引き分け 判定2−1
△横内道広(真盟会館)

▼第8試合 キックマッチ3分3R※ヒジなし
△野原秀昭(宮野道場)
引き分け ※30−30、29−29、29−30
△西野哲史(フォーオールボクシングコミュニティ)

▼第7試合 空手マッチ3分2R
○若槻昌高(正援塾)
判定5−0
●神田敏光(金剛カラテ)

▼第6試合 空手マッチ3分2R
○窪田 達(宮野道場)
判定5−0
●秋山史博(拳武道会館)

▼第5試合 キックマッチ3分3R※ヒジなし
○木田なっくる将大(龍生塾)
判定3-0 ※三者とも30-28
●森光祐介(誠龍塾)

▼第4試合 キックマッチ3分3R※ヒジなし
△高橋直弘(高橋道場)
引き分け ※30-30、30-30、30-29
△松本 忠(立志会館)

▼第3試合 空手マッチ3分2R
△野間秀幸(宮野道場)
引き分け ※判定2−1(西田)のため
△西田真司(空研塾)

▼第2試合 高校生空手マッチ2分2R
○高芝海土(金剛カラテ)
判定5-0
●江口功治(勇誠会)

▼第1試合 中学生空手マッチ2分2R
○屋敷龍貴(聖武会館)
判定5-0
●吉川大智(宮野道場)

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